川内の直腸で山芋を栽培する話

深海さかな @dzurablk_kai

提督は内視鏡を片手で押さえ、手元のベッドに置かれたカテーテルの滅菌パックを口と片方の手で開くと、コントローラー近くの穴から内視鏡の中へとピンセットのカテーテルを繰り出していく 本来なら二人がかりでの作業だが、ここ一ヶ月の特訓のお陰でなんとかなった #今夜の川内裏R18

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カメラ画像の左端に小さく覗く、一メートル以上のカテーテルの先にある、一センチほどの小さな四角い鉄片 それを手元のハサミのような取手で開いて、自然薯の細い末端を掴む 上手く山芋は内視鏡と固定できたようだ #今夜の川内裏R18

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あとは引き出すだけだ 提督はそろそろと内視鏡を引き抜き始める 自然薯の上端が横行結腸へは達していないことをエコーとMRIで確認済みなので、些か気楽な作業・・・のはずだった 突然、川内が苦しみ始めるまでは #今夜の川内裏R18

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痛みに呻き始めた川内に、手を止め声をかける提督 「どうした？」 「お腹、痛いの・・・！！」 「どこが痛い？」 「下の・・・方・・・！！」 子宮からの分娩でもないのに、なぜ そう疑問に思う提督の手元が狂い、内視鏡が少しだけ引き抜かれた次の瞬間 #今夜の川内裏R18

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川内がまた叫び声を上げた そこではたと提督は、内視鏡の画面を凝視する 「ここは確か・・・」 そこに写し出されていたのは、S字結腸に達したことを示すヘアピンのような鋭いカーブと、ゴボウのように尖った鋭い自然薯の先端 #今夜の川内裏R18

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大腸カメラと違って柔軟性に乏しい自然薯では、S字結腸を越えられないのだ さてどうしたものか、そう思案して手を止めたそのときだった 突然、川内が自らの脇腹を左手で殴った 「ぐうっ・・・！！」 「川内！？ 何を！！」 #今夜の川内裏R18

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「こうして中で折れば・・・ 少しずつ取り出せる・・・」 「そんなことしたら、お前の体が！！」 「大丈夫、痛みには慣れてるし・・・ それに、子供を産むための痛みだと思えば・・・」 その言葉に提督も決心を決めた #今夜の川内裏R18

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川内の脇腹を少しずつ圧迫し、同時に内視鏡を捻ることで、少しずつ自然薯を破断させて取り出していく 痛みに呻く川内を必死に励ましながらの肛門からの山芋の分娩作業 二人の努力の甲斐あって、長さ30センチほどの山芋は５回ほどで取り出すことができた #今夜の川内裏R18

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「川内、次で最後だぞ！！ がんばれ！！」 何度も内視鏡を出し入れされて、痛みに耐える川内の体力も限界に近い 「ほら、呼吸を乱すな！！ 行くぞ、出るぞ！！」 川内の菊口が大きく広がり、今までで最も太い棍棒のような山芋が現れたかと思うと #今夜の川内裏R18

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「くｯｯ・・・うううううｯｯ！！！」 勢いよく川内の脚の間から、黄色い液体と共にベッドへと転がり出た 「よくやったな川内、全部・・・生まれたぞ」 「提督、終わったの・・・？」 「ああ、よくやった 頑張ったな」 #今夜の川内裏R18

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その言葉に川内は力なく微笑む 「見せて・・・？」 「待ってろ、今洗う」 提督は洗濯機のような自動洗浄機へ内視鏡を納めると、消毒用エタノールで洗った自然薯を川内に手渡す 太さは小指ほど、それでも断面は立派に山芋だ #今夜の川内裏R18

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「これが・・・」 「ああ、二人で育てたんだ」 嬉しそうに頷く川内 「愛してるよ、川内」 「うん、ありがとう提督」 二人は熱いキスを交わした 「さあ、早く後片付けをして食べよう」 だが、そう言って立ち上がろうとした提督を、後ろから伸ばされた川内の腕が踏み止める #今夜の川内裏R18

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何事かと振り向くと、提督の前でなにやら恥ずかしそうに顔を赤らめる川内 「あの、その・・・ 中で提督が折るから、また・・・痒くなってきちゃって・・・」 それだけ言うとうつ伏せに、枕へ顔を埋めてしまう川内 #今夜の川内裏R18

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それを見た提督は苦笑すると 「やれやれ、まだ肥料が欲しいのか 仕方のないやつだな」 川内の物欲しげに突き出された腰へ、自らの身体を重ねるのだった どうやら、二人が美味しい山芋が食べられるのは、まだまだ先になるらしい #今夜の川内裏R18