731部隊は何をしたかったのか
- kuragari20nen
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それにしても出てきた実験が「そもそもそれ生きてる人間を材料に使わなきゃ結論出せない話なのか」というものばかりで、とても不合理な感じが。占領軍がデータとひきかえに不問に付したというのも不気味(当時は「人体実験できるものならやりたい」というのがどこの国にもあったのか?) twitter.com/sukuitohananik…
2017-08-13 22:35:04731部隊で人体実験をした学者本人がその実験データを論文として終戦以前に自分で発表しているのに、「731人体実験の証拠はどこにもない」と言い張るのがネトウヨらのリテラシー。 twitter.com/sukuitohananik…
2017-08-13 22:01:33NHKの731部隊の番組、優れた番組だったようですね。私も16日には必ず観ます。私が持っている印象は、人体実験と大量抹殺の告発にとどまらず、当時の軍と医学エリートの密接な関係を十分な証拠を持って議論して、現代の軍と科学の連携に警鐘を鳴らしたものだと思っています。素晴らしい。
2017-08-14 18:10:16私はこの運動と告発に賛成します。ただ、医学史の研究者として見ると、731部隊が全体として何をしていたのかという全体像は、まだよく分かっていないと思います。これまでの研究者の目標は、人体実験と細菌兵器利用を実証し、それに基づいて過去と現在の体制を告発することでした。
2017-08-14 18:15:54731部隊の大きな目標や中間的な目標を掴み、全体的な構想を理解し、そのためにどんな研究が必要で、どこで人体実験と実用が必要なのか、それらを確定するという歴史学の仕事を、まだ欠いているように思うのです。私が勉強したのは10年前ですから、それから状況は変わっているかもしれません。
2017-08-14 18:21:14あたり前のことですが、告発・批判の医学史研究と、実証的な医学史研究は、その双方が必要です。前者が知的冒険であるとしたら、後者は、その冒険を学問にするためのものです。この部分は、精神医学史研究におけるミシェル・フーコーのことを思い描きながら書きました。
2017-08-14 18:24:27--以下2017-08-17追記分--
731部隊の番組を見ましたのでコメント。素晴らしい番組でしたし、全体的な主張もよかったと思います。学用患者の問題についても少々コメントしました。 731部隊(NHKスペシャル)について+日本の大学医学部の学用患者の問題 - aki… akihitosuzuki.hatenadiary.jp/entry/2017/08/…
2017-08-17 13:08:56以下、上記記事より引用者が抜き書き
《石井による「引き」だけでなく、エリート教授による「押し」もあったという議論だろう。》
《国内では学用患者、731部隊においてはマルタと呼ばれた匪賊や政治犯というマテリアルがあったのである。というか、国内の学用患者ではできないことを実践できるマルタを集めて提供することが、731部隊を作るときの石井のそもそもの目標の一つであったと私は認識している。》