研究知見の社会還元はどうあるべきか?

2010年の日本社会心理学会WS<研究知見の社会還元はどうあるべきか?>(http://www.team1mile.com/asarin/research/jssp51ws.html、実況まとめ http://togetter.com/li/53128)の、続きのようなお話が、大地震をきっかけに話し合われました。 興味深く思われましたので、自分用の記録としてまとめさせていただきました。
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藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

社会心理屋は目の前にある危機に即応するのは苦手かもしれない。でも、日頃の知見をあらかじめ構成しておいて、危機が来たら一気に告知することはできるような気がする。一部の研究者を除いて、その準備を怠っていたかも。

2011-03-15 15:35:38
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

なんだろう。考えよう。社会心理学者。

2011-03-15 15:45:15
Kimiaki Nishida @nishidak0705

阪神淡路震災の社会心理学研究者は誰もツイッターやってないのかな。被災現場では、水田恵三先生が頼りになっているだろうと思うけれど。RT:@gsd9720 なんだろう。考えよう。社会心理学者。

2011-03-15 15:52:07
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

信州大学辻竜平先生( @ryuhei_tsuji )のサイトを是非ご覧ください。新潟県中越地震における震災復旧・復興に関する社会学的研究の知見から、地震発生時における被災地などへの提言をされています。 http://rtsuji.jp/jp/

2011-03-15 15:59:52
oʞɐsɐ ɐɹnıɯ @asarin

残念ながら社会心理学会の発信力は急には上がらないと思うので、個々の努力の集積にプラスアルファの力を期待したいです。

2011-03-15 16:04:47
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

初期に買い物に走った人は、自分ではある種の合理的判断をしているように感じるだろうなあ。フォロワーは、周りをみて焦ったというんだろうなあ。で、オイルショックの話を聞いたり、思い出したりするのかな。

2011-03-15 17:18:15
だいひこ @daihiko

@gsd9720 ここらへんは普及曲線みたいな話で説明できそうですね。

2011-03-15 17:26:09
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

@daihiko ああ、そうですね。より詳細な説明が可能であると感じます。が、@daihiko先生ご指摘の通り、後付けの説明。緊急時に備えて予測しておくんでしたね。

2011-03-15 17:32:52
だいひこ @daihiko

@gsd9720 予測ができるような学問にするべきなのかどうかってことはいつも悩んでいます。

2011-03-15 17:37:17
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

悩みは共有してます。実のところ、どんな基礎研究であれ、予測には寄与しうると思います。だが、知見をいかに社会改善に活かすか。誰がどう担うのか。また、意見交換ですね。“@daihiko: @gsd9720 予測ができるような学問にするべきなのかどうかってことはいつも悩んでいます。”

2011-03-15 19:30:47
oʞɐsɐ ɐɹnıɯ @asarin

@gsd9720 @daihiko 去年の学会を思い出しますねえ。

2011-03-15 19:31:38
Kimiaki Nishida @nishidak0705

いかなる科学も役に立たないならやる意味ないじゃない。エビデンスは大事だけど、十分に間に合ってないからと何もしないスタンスはないと思う。RT @asarin: @gsd9720 @daihiko 去年の学会を思い出しますねえ。

2011-03-15 19:37:24
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

@nishidak0705 @asarin @daihiko 仰る通りです。さっきツイートしながら、後付けであると知りながら、アクションを取る覚悟が必要だと感じました。それが役立つこともある。だけど、何かを担保しないといけないとも思う。証拠とか反証可能性とか。悩みます。

2011-03-15 20:01:52
だいひこ @daihiko

@gsd9720 @nishidak0705 @asarin 西田先生のおっしゃることはそのとおりですね。多分学問領域全体でそういった貢献ができればいいのだろうなあと思います。基礎と応用を繋ぐ役割を持つひとが必要ですね (ってなんか青臭い話ですみません)。

2011-03-15 20:15:04
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

@asarin @nishidak0705 結局、立ち位置の自覚と覚悟が重要ですね。少なくとも社会心理学者はまだそれがない。多層な集団だからかもしれませんが、多層であっても、ゆるく組織できる気がするのです。と、去年に戻る。って、オーイ。

2011-03-15 20:15:49
だいひこ @daihiko

@gsd9720 本当は、社会心理はもっと役に立つはずなんですよね。

2011-03-15 20:16:00
oʞɐsɐ ɐɹnıɯ @asarin

@daihiko @gsd9720さんがおっしゃるとおり,覚悟なんだろうと.今日研修で話しながらも思いましたが,我々はあまりにも知られていない.心理学者は「心のケア」とは別の形でもこの非常時に生きるかもしれないことを知ってもらいたい.

2011-03-15 20:18:43
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

@daihiko @nishidak0705 @asarin いやいや、@daihiko 先生の言う通りで、サイエンスライター的な役割の人をもっと増やすべきなんでしょうね。我々も日頃から、こういう解釈あり得ますよね、と語らないと。エビデンスに縛られながら。←ここ重要。

2011-03-15 20:25:55
Kimiaki Nishida @nishidak0705

そう思います。なぜ、そうなっちまっているのかと考えるとレビンは伝説の人としか教えてもらえなかったからかもと。私らが変えて今の院生あたりに伝えないといけないと思う。RT @gsd9720: @asarin @nishidak0705 結局、立ち位置の自覚と覚悟が重要ですね。…

2011-03-15 20:27:19
だいひこ @daihiko

@gsd9720 @nishidak0705 @asarin そう、われわれのいいところは、「エビデンスに縛られずにはいられない」ところだと思っています。

2011-03-15 20:30:39
藤島喜嗣 Yoshitsugu Fujishima @gsd9720

@nishidak0705 @asarin レヴィンやミルグラムは幸せな人だという認識。精緻な研究のために何かを犠牲にしたという認識。理想型は実践と実験が手に手を取ることなのだという理解。それを目指す中での苦悩。一方で、自己卑下せず語ること、怯えつつ語ることの重要性。ですかね?

2011-03-15 20:41:37