なぜ鬼にツノが生えたのか?
日中ちょっと呟いた鬼のツノが気になったから『鬼の研究』をざっと拾い読みした。実際の絵として描かれた鬼の情報と対応させなきゃいけないけど、ツノが一般的になったのは般若の面の影響が大きいような気がしてきた(因果が逆かもしれないけど…)
2017-08-17 23:44:26文章による鬼の描写で角への言及は少ない。ただ印象的なのが「鉄輪の女」『平家物語』だった。(これも因果が逆かもしれないけど)
2017-08-17 23:48:37『扶桑略記』に出てくる鬼の足跡が「牛の跡に似たりける」とかあって、丑寅の俗説も、捨てがたい魅力がある。まぁこのあたりは牛頭馬頭の影響かもしれない。
2017-08-18 00:05:57@gervillaria 今、日本で鬼の角がイメージとして定着したのは、「鉄輪の女」のインパクトの可能性がないか考えてるんですが、順序が逆でしょうか?
2017-08-18 00:17:37@gervillaria やっぱり遅すぎますかぁ。文章の描写だと情報があまりなさそうで、やっぱり絵を調べてかなきゃいけないんですね。
2017-08-18 00:22:41日本の鬼の絵(12世紀)
@gervillaria 絵を調べたら平安時代の地獄草紙に描かれてる鬼は角が生えてないのも多そうで、鬼=角のイメージ定着はもうちょっと後のことかもしれないです。(ツノつき鬼の絵の起源はもっと昔だと思います) emuseum.jp/result?d_lang=…
2017-08-18 00:45:25@fiddler_K 地獄草紙を見ると、三つ目の鬼などもありますね。顔のディテールにはその他に特筆すべき動物モチーフはないようですね。日本では平安〜鎌倉期にツノのある鬼のイメージが一般化されたということですか。
2017-08-18 01:16:18@fiddler_K ふーむ……なんか、見てゆくにつけ、「顔にくっつけて違和感のない、人間と差別化する特徴」を模索した結果、くらいのうっすい理由で描かれたのが定着したんじゃないかと言う予感がふつふつと湧いてきております。
2017-08-18 12:35:53@gervillaria 昨日おっしゃってた西洋の悪魔との類似も気になってたんですが、確かにうっすい理由くらいでも類似しそうですね。。。
2017-08-18 12:48:39@fiddler_K 三つ目とか一つ目とかも洋の東西問わずのデザインですよね。実在する畸形とかの情報も関わってたりしそうですねw
2017-08-18 12:49:57@gervillaria 昨日探してたら日本最古の鬼の記述が『出雲国風土記』らしいんですが、その鬼が一つ目っていうのが面白いと思いました。実在する畸形や動物が絵に与える影響は大きいと思うので、肉食じゃない動物がもつツノがなぜ鬼にって問いはやっぱり面白いですw
2017-08-18 12:58:58@fiddler_K 西欧の例では、象の頭骨の化石が一つ目巨人のイメージの元になったという説もありまして。底引き網やっててゾウの頭骨化石とか出てこりゃあ、そりゃそうとしか当時考えられないでしょうしw
2017-08-18 13:10:36@gervillaria 象はたしかにwそういうモノが鬼にもあれば分かりやすいんですが、なんか違和感がなさそうなパーツっていう説が可能性が高そうですね。
2017-08-18 13:16:38