【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第138話「覆面船団」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」26】 後に赤壁で敗れることになる曹操ですが、決して大軍をたのみに油断をしていたわけではないのです。それがどうして大敗することになるのか、そこにいたるまでの伏線がこれからいくつも張られていきます。

2017-08-30 15:56:37
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」27】 孔明たちの船が鳴らす銅鑼の音が曹操にも聞こえてきました。確認させると呉軍の夜襲です。やはり来たか、と曹操はすぐさま矢の雨を降らせてやれと攻撃命令をくだします。

2017-08-30 15:58:34
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」28】 夜襲に備えた曹操軍。弓隊もきっちり揃えています。大量の矢が呉軍の船に向かって飛んでいきます。まさに矢の雨。船だけでなく、藁人形などにも次々と突き刺さります。その様子を見た孔明は、これくらいでいいだろうと引き揚げの合図を出させます。

2017-08-30 16:01:09
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」29】 孔明の狙いは始めから、曹操軍から放たれる大量の矢だったのです。船や藁人形に刺さった膨大な矢。10万本の矢を一から作るとどんなに多くの鍛冶を集めても10日では作るのは無理。

2017-08-30 16:02:42
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」30】 しかし、この方法なら一夜にして大量の矢を手に入れることが出来ます。用心深い曹操は濃霧の日は警戒を強めるだろうことと、また、乗っているのが藁人形であることを悟られないようにするため、わざわざ濃霧が出る日を選んだわけです。

2017-08-30 16:07:41
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」31】 将たるもの、天文に通じ、地理に詳しくなければならないと言います。孔明はただ船に乗って待っていたのではなく、大地の気温、雲行き、風速などを観測し、天候を予測していました。だからこそ3日のうちにと言ったのです。

2017-08-30 16:10:00
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」32】 一艘の船におよそ7、8千本の矢、20艘出てますから、総計では十数万の矢があるだろうと。この中から使える矢を集めても10万本以上になるだろうと、孔明は計算。…、一回の会戦で10万本程度の矢は軽く消費してしまうということか。

2017-08-30 16:17:57
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」33】 翌朝、大量の矢が束ねられています。しかとお渡しいたしましたぞ、という孔明に、周瑜は恐れ入りました、と言う他ありません。孔明が失敗して抹殺することを狙っていたのに、これでは断罪どころではありません。

2017-08-30 16:21:24
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」34】 この知恵、とても自分の及ぶところではない、という周瑜に対し、こんな小細工ほめられてはかえっておもはゆい、と答える孔明。周瑜は、孔明に頭を下げて教えてもらいたいことがあると、天幕に誘います。

2017-08-30 16:22:57
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」35】 実は孫権から、むなしく大兵大船をとどめて何をしているのかという叱責があったという周瑜。しかし、曹操軍は強大。蔡瑁は排除したとは言え、相手の兵船の配列、水塞の構築などは法にかなったもので、とても近づけるものではないと。

2017-08-30 16:25:42
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」36】 どう攻略したらいいか、と孔明に尋ねる周瑜。孔明は、ふむう、言って自分にも計がないわけではないと言います。しかし、周瑜もなんか考えているだろうと振ると、あることはある、と応える周瑜。ならば、それぞれ手に書いて見せあおうという孔明。

2017-08-30 16:27:25
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」37】 それは面白い、と周瑜は硯を取り出し、孔明に渡します。では、と孔明は手に何やら書きます。周瑜も書きます。では、一緒に開きましょう、という孔明。お互いの手に書かれていた文字は…。

2017-08-30 16:29:00
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」38】 「火」の一文字。

2017-08-30 16:29:30
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」39】 まったく同じ考えでございましたな、と孔明。そして、二人は呵々大笑するのです。 こうして、曹操軍に対抗する手段として火計を用いるという、大まかな方針が立てられました。とはいえ、すぐに実行されたかというと、まだ紆余曲折を経ます。

2017-08-30 16:31:19
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【横山光輝「三国志」講座138「覆面船団」40】 呉と曹軍が激突するまで、もうしばらくかかります。そして、孔明と周瑜の確執もより深まっていくのですが…。この続きはまた次回です。 今回はここまで。

2017-08-30 16:34:46