佐藤正美Tweet_20170816_31

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佐藤正美 @satou_masami

俗説も一つの「現実(事実)」であって、侮る事はできない。なにがしかの魅力があった筈なのだから。

2017-08-16 18:06:13
佐藤正美 @satou_masami

贈り物は、どんなにささやかな物でも嬉しい。心遣いが、すでに一つの贈り物だから。

2017-08-16 18:07:20
佐藤正美 @satou_masami

「己を屈して以て富貴ならんよりは、志を抗(あ)げて以て貧賎なるに若かず」(孔叢子)、私くらいの程度の凡人が、わがままな生活をして貧乏になったが故に、それを慰めるには、こういう諺語を楯に取るしかないだろう。志? 形も色も匂いもないわw。

2017-08-16 18:12:15
佐藤正美 @satou_masami

相手の顔を気に入った場合、たいがい仕事はうまくいく。私が誰を信用するかと問われるなら、他人を信用する人です。他人を疑ってつきあうな(疑うなら、つきあうな)、他人とつきあうなら疑うな。

2017-08-16 18:14:14
佐藤正美 @satou_masami

芸術の人格陶冶、私は64歳になってそんな事を信用していない。天才(化け物?)でもなければ、自意識の深淵に耐えられる訳がない。私がそれを知った時は、すでにおそかった。自意識に蝕まれた私の生活は、陰惨な喜劇としか言い様がない。

2017-08-16 18:17:39
佐藤正美 @satou_masami

「心から心に物を思はせて身を苦しむる我が身なりけり」(西行)、私くらいの程度の凡人でもそれを実感するが、凡人の悲しさは、歌う才(形を創る才)のない事にある。自意識は、凡才にあっては、すべての毒のなかで、最も劇(はげ)しい毒ではないか。

2017-08-16 18:21:08
佐藤正美 @satou_masami

望みどおりの成果を得られなかった過去を後悔して、それを延長しない様に未来を歩もうとする意欲こそは、甦生復活を願う人の持つ魅力なのかもしれない。しかし、還暦をすぎても それをやっているのなら、年甲斐もないと云うのが相応であろう。

2017-08-16 18:26:50
佐藤正美 @satou_masami

私は「独断的」とか「高慢」とか非難されて来たが、自惚れなど微塵も持ってはいない――簡単な話だ、自分などいなくても社会は聊かも損なわれないという事を弁(わきま)えていればいいだけの事だ。

2017-08-16 18:29:28
佐藤正美 @satou_masami

ふと漏らした一言に本音が出る。たいがい弾みで漏らすのだが、ズッと抜けない棘となる――迂闊に言ったほうも、それを聞いたほうも。

2017-08-16 18:32:21
佐藤正美 @satou_masami

私は個性が強いと思われていて家庭生活には不向きだと言われる事が多い。しかし、(仕事柄)一日中 考え事をし、それに不可避な精神的流浪の後に、再び自然な気持ちに戻る事ができるのは家庭があったこそである。辛い精神的流浪の後に、私の様な凡才を再び親に、夫にするのは家庭である。

2017-08-16 18:37:36
佐藤正美 @satou_masami

仕事を持っているのに退屈する様なヤツは信用できない。

2017-08-16 18:38:15
佐藤正美 @satou_masami

疲れた時に思い浮かべるものは、――子どもの頃の家庭の風景である。自立心のどんなに強い人物でも、自分の生まれ育った故郷(ふるさと)を恋うる心をもっているのではないか。

2017-08-16 18:40:37
佐藤正美 @satou_masami

批評するのでもなく、批評されるのでもなく、社会の一隅で静かに労働に専念する様になれば本物かもしれない。でも、ともすれば才走る私にはできるかしら、、、。

2017-08-16 18:42:06
佐藤正美 @satou_masami

「及ぶまじからむ際だに、めでたしと思はむを、死ぬばかり思ひかかれし」(枕草子)、当時の社会で、この様な文を認(したた)めた清少納言はスゲーわ。学校で習う古文には、きっと掲載されない文ですね。私が当時生きていたら、清少納言に きっと恋したでしょう。

2017-08-16 18:46:15
佐藤正美 @satou_masami

「大衆」は独特な道徳意識を持っている。「大衆」は完全な論説には殆ど興味を抱かない。「大衆」を魅了するのは単純明快な力である。押し出し(presence)の立派である事が先ず必要なのである。そして、押し出しの半分は どうせごまかしだ。

2017-08-16 18:49:01
佐藤正美 @satou_masami

文芸批評は文学作品に対する評なので、つねに、文学作品の風下に立つ運命なのですが、小林秀雄氏においては、逆も真になるという点が彼の天才たる所以でしょうね。

2017-08-17 15:08:24
佐藤正美 @satou_masami

「自然は常に人間精神の試金石である。いったん事物を言葉に翻訳する事に依って、言葉の本来の性格を見失った精神の迷妄は、また、これを事物にひきずり下す事に依ってしか救う道はない」(小林秀雄、「アシルと亀の子ⅳ」)。

2017-08-17 15:11:53
佐藤正美 @satou_masami

「あるいは事物が言葉に翻訳される時、その言葉もまた一事物であるから、その言葉が、人間の共有の財産として固定する以前に、その一事物たる全貌が直覚されねばならぬ」(小林秀雄、「アシルと亀の子ⅳ」)。

2017-08-17 15:14:40
佐藤正美 @satou_masami

「人間の性格は心理にあると信じる迷妄から人々は決して脱していないのである。この迷妄を脱する事は、難しい」(小林秀雄、「アシルと亀の子ⅳ」)。

2017-08-17 15:16:41
佐藤正美 @satou_masami

「人々は私を心理派だという。だが私は決して心理派じゃない。私は『単なる写実派に過ぎない』」(ドストエフスキー)。

2017-08-17 15:18:13
佐藤正美 @satou_masami

「心理とは脳髄中にかくされた一風景ではない。また、次々に言葉に変形する太陽下にはさらされない一精神でもない。ある人の心理とは、その人の語る言葉そのものである。その人の語る言葉の無限の陰翳(いんえい)そのものである」(小林秀雄、「アシルと亀の子ⅳ」)。

2017-08-17 15:21:50
佐藤正美 @satou_masami

「写実とは常に、それが正確であれば正確なほど、荒唐無稽と見えるのであるか。『正にその通りである』」(小林秀雄、「アシルと亀の子ⅳ」)。

2017-08-17 15:24:04
佐藤正美 @satou_masami

他人(ひと)の言う事を時に聞き流す事は、平穏な、と言わないまでも確かに自分の生活を乱さぬ生活術の一つである。でも、私は聞き流す事が多すぎるわw。

2017-08-17 15:27:26
佐藤正美 @satou_masami

「眠った者は清められる」(アラン、「知恵について」)、年老いて実感できる。

2017-08-17 15:28:41
佐藤正美 @satou_masami

私の犯したヘマの数々にも満足や希望がないではない。ヘマを悔やむ事をしないで、ヘマを正す事、そうすれば ちっとはマシな生活を送ることができる。

2017-08-17 15:32:47
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