（発言主セルフまとめ）ラノベ学科で水戸黄門を見せて「これをパクれ」と言ったら多彩な物語が生まれた件詳細

バーバラ・アスカ a.k.a. BBAA @barbara_asuka

そこで、「学生に見せる物語」として私が選んだのは「水戸黄門」でした。私が大好きというのもあるし、これは「おもしろいワンパターン」として知られています。時間までほぼ同じ。学生に見せてアレンジするにはもってこいでした。

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果たして、「水戸黄門」を見せて、「これをパクって、新しい物語を作って」という課題は、私が驚くほどの結果を生みました。それは、先のツイートの通りです。

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そうしてできたプロットは、「ぼくの話は完全オリジナルです」と自慢気に持ってくる作品たちなんかより、はるかにおもしろそうでした。まず、読みたい、と読者に思わせることは何より重要です。

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この経験から、小説作法書が２冊生まれました。それが『マンガを読んで小説家になろう！』　amzn.to/2vYK3CZ　『すべてのオタクは小説家になれる』　amzn.to/2xXK0Vm　です。

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「物語にはパターンがある。それに従って『おもしろい物語』を書けばいい。『似ていない』ということは、必ずしも『傑作』を意味せず、むしろ『単なる奇妙奇天烈な物語』であることがほとんどである。本当の『おもしろいオリジナル』はごく一部の天才のみが書けるのだ。そんなものを目指す必要はない」

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……という私の創作論の骨子はこの一件で形成された、と言っても過言ではありません。

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「真似をするということは素晴らしい」というのは、同人誌即売会からたくさんのマンガ家小説家が生まれていることからもわかります。真似は勉強であり、鍛錬の一環なのです。

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もし、これを読んでいるあなたが、「創作をしてみたい」と思ったら、まず、先達の作品を真似ることから始めてみましょう。それは、恥ずかしいことでも何でもありません。真似もたいへんなら、書き写すだけでもいい。それは、小説でも、マンガでも、音楽でも推奨されている学習方法です。

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そして、そのために必要なのは、「何かを創ってみたい！」という気持ちなのです。まずは手を動かしましょう。

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あなたが数年後、「バーバラさんのつぶやきを読んで創作を始めて、新人賞を獲りました！」と言ってくれることを妄想しております。お待ちしておりますよ。