東京近郊のミュージアム・企画展めぐり

かあかばあど@(C102夏コミ(8/12)東W25b)「GTR」 @kakhabad

先日マジカル・アジアの企画を見に、東京国立博物館に行ってきたので画像の整理も兼ねて感想など投下します。その日は敬老の日ということで入館料無料、さらに三日月宗近を展示中とあって結構な人出。三日月宗近の展示前にも割と行列ができていました。

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ネットでバズった例の藁人形は、思っていた以上にたくさん釘が打ち込まれていてかなり生々しい。7本打ち込まれていた釘のうち、現存するのは6本という説明書きがあったんですが、行方不明になった1本は魔法の触媒か何かにでもされたんですかね？　（ゲーム脳的発想） pic.twitter.com/RmIUunxkeZ

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そしてクリスナイフ！　クリスナイフの鞘って、普通にまっすぐなんですね。確かにそりゃそうだってなもんなんですが、今まで鞘がどうなっているかなんて考えたこともなかったんで目ウロコ感があります。 pic.twitter.com/IFzHTXS2yS

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むしろこの鞘のユニークな点は、刀身部分よりも柄に近い幅広な部分に対応しているところ。あと、こちらの剣は隕鉄ではなかったのですが、成分の異なる鉄を重ねて鍛え、さらに薬品で処理したことで独特の刃紋が浮かんでいるとのこと。なんかダマスカス鋼みたいだ。 pic.twitter.com/u5ouI6L20v

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十一面観音像のとにかく高さを稼ぎに行くスタイルを見て、昇天ペガサスMIX盛りを思い出す。あと、お辞儀したらエライことになりそうだ。 google.co.jp/search?q=%E6%9… pic.twitter.com/pB3Kp0qlaZ

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ガンダーラの仏像はやたら鼻が高く、確かにギリシャ彫刻っぽい。ヘレニズムってやつが言葉でなく心で実感できたぜ。これを見ると平たい顔族呼ばわりされるのも分かる。 pic.twitter.com/p0JbSbqLxJ

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セクメト様は美乳。というか、なんか髪の毛ブラっぽい。そのせいで、FGOの牛若丸みたいな格好だなって思ってしまった。　#不敬デアル pic.twitter.com/90uDQK2Eul

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写真はとってないですが、中国美術の五百羅漢絵は描かれている羅漢がやたら変な頭の形をしていて「新弟子検査の際に、足りない身長を補うため頭にシリコン入れた力士みたい」でフフッとなった。

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あと以前に見た時はさっぱり興味の湧かなかった書道の展示が、仕事でフォントをいじる機会が増えたせいか、前よりも興味深く見れました。四角いマス目内にきっちりと収まる文字列は、まさにフォントの見本そのもの。

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マジカルアジア自体は各展示物を関連付けすることで、博物館内をまんべんなく見てもらおうといった企画なんで、藁人形みたいなおどろおどろしい呪術よりの展示はそこまでありません。でも、トーハク自体久しぶりに来たのでやっぱり楽しい。

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画像整理のついでに、もう終わってしまった企画展の感想もつぶやいてみる。まずは大英博物館展。前半の驚異の部屋（ヴンダーカンマー）っぷりもそうなんだけど、細密彩色動植物図鑑、宝貝のコレクション、呪われた宝石と全体的に荒俣宏度の高い展示でした。

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あとT&T野郎的に面白かったのがイヌイットナイフ。骨器に薄い鉄隕石の刃を埋め込んだもので、クリスナイフとテルビーチェのハイブリッドといった塩梅。ダメージは2ｄ6+1くらいかしらん。#何か武器を見るとダメージダイス査定するマン pic.twitter.com/PxgLnU9Ef2

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写真は皇帝ペンギンの赤ちゃんのはく製。背筋を伸ばすための工夫なのだろうが、突き刺さっている棒が異常にシュールで笑ってしまう。 pic.twitter.com/lSrw1NQVEC

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縁日のリンゴ飴とか焼きまんじゅうとかガリガリくんとかいろいろと連想するビジュアルだが、某所で見た五平餅呼ばわりが一番笑った。 pic.twitter.com/Vqf3Jsj82Q

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というか大英博物館展では、展示されている鳥のはく製にやたらと棒がブッ刺さっていて、なんというか「文化がちが～う！」ってなりました。お前ら串刺し公か何かか。 pic.twitter.com/yl92sPJ97U

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フッ素が足りない以外はクリプトナイトとほぼ組成が一緒というジャダライトは「足りないのはフッ素というより緑色だよなぁ」と脳内で突っ込んでしまった。ところで博物館に展示されているクリプトナイトって、これ絶対にヴィランに盗まれるパターンですよね？　#盗むのはバットマンかもしれない

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どっちかっていうと、ラスコー展みたいな考古学よりの企画展の方が好きなんだけれど、それでも見ごたえのある展示で余は満足じゃ。開館時間が21時まで延長された日を狙って17時過ぎに入場したので、展示もゆっくり自分のペースで見れたし。

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ただ、展示品の説明がやや薄味な気もする。宝の地図とか展示を見ただけではどういう経緯の物なのかさっぱり分からず、図録を見てようやく分かったし。音声ガイドがあれば色々と補足してくれるらしいので、やっぱり頼んどけばよかったとちょっと後悔。

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つづいてブリューゲル「バベルの塔」展。写真はバベルの塔。実物を見てみると意外と小さかったです。#ウソです pic.twitter.com/yv1OqVb7x7

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という分かりにくいボケはおいてといて、こちらは埼玉県鴻巣市の勝願寺にある無縁仏の供養塔。こんな物があるとは知らずに行ったので初めて見た時はドギモ抜かれた。お寺の境内に何の説明もなく、こんな物が建っていたらびっくりするって！　あんまり驚いたのでCoCのシナリオに出せないか考え中。

かあかばあど@(C102夏コミ(8/12)東W25b)「GTR」 @kakhabad

話を「バベルの塔」展に戻すと、ブリューゲルやヒエロニムス・ボスといった大物以外にも、フランドル画家の作品が多数展示されていて見ごたえ十分な展示会でした。

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聖書の一場面を描いたはずなのに、描かれていた帆船が16世紀ヨーロッパのものだったのを見て、当時は時代考証なんて概念がほとんどなかったというのはマジだったんだなぁ……と思ったものです。

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あと、聖クリストフォロスをテーマにした作品がやたらと多かったのも、『犬人怪物の神話』を読んで以来、聖クリストフォロスが好きになった俺に良し。聖クリストフォロスは、頭が犬でキリスト教の敵をバリバリ食い殺したりする聖人……聖人？

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聖クリストフォロスが好きすぎて、以前書いた『ワーウルフ：ジ　アポカリプス』の同人でネタにしたこともある。チルドレン・オブ・ガイアの結社で、キリスト教とガイア崇拝を両立した聖クリストフォロス修道会とかそんな感じの。