- tebasaki_s
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ふと思い立ったので放射線について話をしてみる。なお当委員会は原子物理学を始めとした専門的な教育をうけていないどこにでもいるごく普通の機械科出身の人間である。
2011-03-25 23:35:41放射性物質には半減期というものがある。これはある放射性物質の塊から放出される放射線の量が半分になる期間がどれくらいか、を表している。
2011-03-25 23:36:40放射線は一般的に原子が崩壊することによって発生する。このように崩壊しやすい物質を放射性物質と呼ぶ。放射性物質は崩壊して放射線を出すことで、より安定的な物質へと変化する。
2011-03-25 23:37:42ここで、ある放射性物質を考えてみる。この放射性物質は一回崩壊して放射線を出すことで、安定的な物質になるとしよう。この放射性物質は半減期を迎えれば当然放射線の放射量は半減する。
2011-03-25 23:41:18答えは「わからない」。次の瞬間には崩壊するかもしれないし、半減期を過ぎても崩壊しないかもしれない。ひょっとしたら永遠に崩壊しないかもしれないのだ。
2011-03-25 23:43:11ところが、この放射性物質の原子をいくつもいくつも集めて放射性物質の塊にすると、半減期にはきちんと放射線の量が半分になる。各原子が勝手な振る舞いをするにもかかわらず、全体で見れば律儀にも半減期に半減するのだ。
2011-03-25 23:44:53これはとても不思議な現象ではなかろうか。その物質を構成する原子は、それぞれいつ崩壊してもおかしくないのだから、一斉に崩壊してしまうかもしれないし、ずっと崩壊しないでい続けるかもしれない。でもそうはならず、律儀に半減期に向けて放射線を出す。
2011-03-25 23:51:15このように、いつ崩壊するかわからないものでも、全体としてみると一定の規則性に振る舞う。つまり、各原子は確率的に崩壊しているのだ。それによって一定の規則性が見えてくる。
2011-03-25 23:54:09え、あれシュレディンガーの猫なの……?なんか違う気がするんだけどそんなことない? QT @mayousa_desuga: 扶桑たんがシュレディンガーの猫を再発見したのか
2011-03-26 00:16:05違うような気がするけど、思い出さずにいられない。 QT @fussoo_moe え、あれシュレディンガーの猫なの……?なんか違う気がするんだけどそんなことない? QT @mayousa_desuga: 扶桑たんがシュレディンガーの猫を再発見したのか
2011-03-26 00:17:53ある不安定な原子が半減期後に崩壊している確率は1/2。次は1/4……と、いつまでも確率的に不確定に存在し続ける。観測されるまで答えは「分からない」。 QT @fussoo_moe え、あれシュレディンガーの猫なの……?なんか違う気がするんだけどそんなことない?
2011-03-26 00:18:06ほむほむ…… QT @mayousa_desuga: ある不安定な原子が半減期後に崩壊している確率は1/2。次は1/4……と、いつまでも確率的に不確定に存在し続ける。観測されるまで答えは「分からない」。 QT @fussoo_moe え、あれシュレディンガーの猫なの……?なんか違
2011-03-26 00:19:05@tebasaki_s @fussoo_moe @mayousa_desuga 「観測しないと確定しない」のが猫で、今回のは「その時にならないと分からない」だけではないかしら?
2011-03-26 12:49:28たしかに。引っかかってたなぞが解けました QT @Ruripokon: @tebasaki_s @fussoo_moe @mayousa_desuga 「観測しないと確定しない」のが猫で、今回のは「その時にならないと分からない」だけではないかしら?
2011-03-26 12:50:02