サッ。 「む。」 「旦那ぁ、まさかタダで、なんて言わないニャ?」 「・・・いくらだ。」 「1匹100z。」 ぼ、暴利・・・! 「命を買うと思えば安い買い物ニャ。」 足元見やがって!! 「・・・クソが。もってけ泥棒ネコ!10匹寄越せ!!」 「毎度アリニャ!!」
2017-10-20 21:49:37ちゃっかりしてやがるぜ! ・・・まぁ、アマレイクの兄ちゃんなら情報も持ってたしやっこさんの動きも見えていた。 急いでことを仕損じてもつまらん、もうちっと体制を整えてから行きますか。
2017-10-20 21:50:00やれやれ、やっとこさ戻って来たが・・・フン、いい感じじゃねえか。 朧隠の奴、御自慢の羽もボロボロで息も絶え絶えだな。 こりゃ余裕か? 「おう、もう終わりそうかい。」 「遅いですよっ!こっちもボロボロです!!」 「うぉっ!?わりぃ、すぐ加勢する!」
2017-10-20 21:50:17アマレイクの兄ちゃんもボロボロだった。 流石にゆっくりしすぎたか・・・。 ゼェ・・・ゼェ・・・ む。 「逃げるか。」 流石にハンター二人だと分が悪いと判断したか。 まぁいい、ペイントボール当てとけ。 ベチャッ おし、ヒット。 「これで大丈夫だな、さっさと追おうぜ――」
2017-10-20 21:50:33「想造力開放。顕現せよ、バリスタ!!」 なにぃ!? 「逃がしません、拘束弾射出!!」 グケェ!? 「今です、頭に強襲を!」 「お、おうわかった!」 聞きてぇことは山ほどあるが、今はそれどころじゃねぇ!
2017-10-20 21:51:03「おおお!」 チャージ完了、ぶった切る! 「食らえやぁ!」 最大溜め攻撃からの強溜め! 「持ってけ泥棒、もう一丁フルコースだ!」 強溜め薙ぎ払いまでぶちかます! 「トドメ、ラセンザン!!」
2017-10-20 21:51:48アマレイクの兄ちゃんのえげつないデスロールがドタマに直撃。 絶叫を上げる間もなく、朧隠はそのまま動かなくなった。 狩猟、完了。 「まぁ、とりあえずこれで終わりか?」 「えぇ、そうですね。」 剥ぎ取りを終えて、これからギルドへの報告、だが。
2017-10-20 21:52:18━━酒場にて 「朧隠の狩猟が終わりました。」 「・・・それで。」 「・・・この後は?」 固唾を呑んで続きを待つ狩人たちに、無常な言葉が突き刺さる。 「一旦ここで区切ります。」 「「はぁ!?」」 「いやいやいや、ダメだろそれは!」 「そんな殺生な!」
2017-10-20 21:52:47わぁわぁとわめく狩人達にさしもの詩人も折れる。 「まぁまぁ落ち着いてください、すぐに再開しますよ。」 「それならまぁ・・・。」
2017-10-20 21:53:10「しかし、あのそうぞうりょく?だったか。なんだありゃ。」 「てんでわかんねぇ。手品かなんかじゃねえか?」 「あとアマレイクの目的?だったか。それもわからん。」 「そうさなぁ、つか、そもそもあいつ何者なんだろうな。」 詩人の口角が釣りあがる。
2017-10-20 21:53:30「えぇ、全ての答えを用意していますよ。」 「ハッ、悪い顔してるぜ姉ちゃん!」 「こいつは期待できるな。」 「えぇ、期待していてください。共にこの話を楽しもうじゃあないですか。」 第二話完
2017-10-20 21:53:44