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「都市を変える?都市でつくる?」403architecture [dajiba] × モクチン企画 × 藤村龍至 トークイベント

今年9月に初のコンセプト・ブックである『建築で思考し、都市でつくる/Feedback』(LIXIL出版)を出版した403architecture [dajiba]。静岡県浜松市を拠点としながら、比較的小規模な改修プロジェクトを徒歩圏に集中して手がけるなど、場所固有の状況からフィードバックし、「都市でつくる」ことに取り組んできた。対して今年7月に同じく初の単著『モクチンメソッド:都市を変える木賃アパート改修戦略』(学芸出版社)を上梓したモクチン企画。木造賃貸アパート群という東京の都市構造における巨大なフィールドを資源として、それらを更新していくメソッドによって「都市を変える」ことをめざしている。モデレータとして、鶴ヶ島や大宮で都市再編に向けて先駆的な取り組みを続ける藤村龍至氏を迎え、あたらしい時代の建築・都市論が討議される。
デザイン
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連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
献本頂いた403architecture[dajiba]の「建築で思考し、都市でつくる」読んだ。今月の23日に青山ブックセンターで藤村さんを交えてトークするので是非来てください。aoyamabc.jp/event/403archi…
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
学年は少し上だが、403が[dajiba]として活動をはじめたのはモクチンが学生プロジェクトとしてスタートした同じ2011年だし(それより前から議論し合う仲だった)、はじめて新建築に掲載されたのも同じ号だったし、こうして同じタイミングで書籍を出せるというのは単純にとても嬉しい。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
23日ABCでのイベント名は、互いの書籍タイトルをサンプリングして「都市を変える?都市でつくる?」です。403との接点は学生時代に藤村さんの仕掛けていたイベントで出会ったのがきっかけ。僕ら世代を清貧ネットワーク世代と揶揄?激励?してきた藤村さんに今回モデレートをお願いしました。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
403本は知らないプロジェクトもあり、本当にたくさんのプロジェクトをやってきたんだなと驚いた。そして改めて、どうしようもないような余った材や捨てられてしまうような部品を、一つの工芸的美しさを兼ね備えた建物のエレメント/アートピース/プロダクトに仕立てていく感性はすごいなと思った。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
本の題名が表現しているように、403は都市に純粋に向き合うことで建築を考えている。それは学生時代からいきなり独立したという背景も影響しているんだろうけど、既存の方法や慣習にとらわれず(たとえ効率が悪くても)ゼロから「学ぶこと」そのものが403にとっての建築なんだと再認識した。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
「浜松で活動する」という文脈は書籍のなかでは後景化しており、何も知らずにこの本を読んだ人がどれだけその文脈を意識するかわからないけれど、「浜松」という地方都市で経験したことが直接的な学びとなって403の建築が生み出されているというサイクルは改めて重要だし議論されるべき点だと感じた
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
制度や教育によって視界ががんじがらめに固定され限定された今の社会システムのなかで、そうした態度を獲得することは決定的に重要な意味を持つ。脱建築家としての403の可能性が浮かび上がってくる。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
純粋無垢な状態の403は建築を作り出すという難しさや喜びを、浜松という土地でゼロから経験し、学び、創作してきたことにより、制度化された建築とは違う可能性を体現した存在となり注目されてきたんじゃないか。彼らの都市からの学びを通して我々は異なる建築の可能性に触れているのかもしれない
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
そうした意味で403本は、都市からの学びを通した創作サイクルのドキュメンテーションだと捉えられる。作品自体が生々しいリアリティとの葛藤のなかで生まれたドキュメントなのであり、我々はそこから多くのことを学ぶことができる。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
さて、そうした前提で改めて本書を読んでみると、どうしても気になる点がある。それは本の背骨ともなっている6つのタグだ。僕はこのタグがどうしても好きになれない。403に感じる可能性とマッチしていないタグたちには違和感を感じる。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
その違和感の所在を考えてみると、それは橋本テキストに端的に現れているような気がする。「都市からの学びを歴史に見る」と題したこの短いテキストには様々な引用や参照が掲載されている。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
僕はこの言及されている事例、概念、建築家たちは、403の活動を説明するピースとしては余りにもエスタブリッシュされすぎているのではないかと思う。歴史や理論に学ぶことは否定しないし、むしろ自らの活動をそうしたものとの関係性のなかから捉えるということは必要なことだと思うが
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
言及されているものと、そこから導き出された6つのタグは403の豊かな可能性を説明できるパーツだとは思えないし、単純に新鮮ではなく、むしろ建築学的には古風にすら思える。タグを通して、浜松という都市に対して肉薄していく403の姿は想像できないのだ。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
僕はもっと違う言語化・理論化の方法があったんじゃないかと思う。タグは確かに形式としては良かったのかもしれない。しかし、その内容に関しては正直不満だ。今の時点でブルネレスキもコーリン・ロウもいらない。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
自分たちを大文字の建築やアカデミズムによって防衛するのではなく、もっと剥き出しで、荒々しく、生々しい、そういうタグ群を獲得することによって403の可能性はもっと浮き上がってくるんじゃないだろうか。
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
23日は、そこのところを含めて議論できればと思います。aoyamabc.jp/event/403archi…
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう) @yutaroren
何れにせよ素晴らしい仕事の数々を一冊の本にまとめた403に嫉妬すると共に最大限の拍手を送りたいと思います。
橋本健史 @b4mototakeshi
連くんから熱い投げかけがあったので、ちょっとだけ応答を。
橋本健史 @b4mototakeshi
これまでのいろいろな人から指摘されてきたことではあるが、「脱建築家」だとか「建築家の職能を広げる」だとかいうことは、われわれとしては考えていない。そのように評されること自体は、それはそれとして受け止めるが、少なくとも目的化したり自ら宣言するようなものではないと思っている。
橋本健史 @b4mototakeshi
むしろ、ごくごくまっとうに建築に向かいたいというのが、設立当初からの変わらぬ思いである。ただ、既存の枠組みや、あるいはせいぜいここ30年ほどの日本の状況”だけ”を持ってして、「建築」を捉えるということに、不自由さを感じていたのは事実だ。
橋本健史 @b4mototakeshi
一方、純粋無垢でゼロから学ぶ403というのは、幻想であると言わざるをえない。もちろん、さしたる実務経験がない状態で、いきなり始めたという意味ではゼロから始めたわけだが、日本語でしか思考できないように、やはりそれ以前の教育や経験、そして歴史を通してしか「建築」を考えることはできない
橋本健史 @b4mototakeshi
そもそも「浜松」という都市そのものを学びの対象にして「建築」を思考するというのも、コルビュジエにとってのパリ、ヴェンチューリにとってのラスベガスや、レムにとってのニューヨーク、あるいはアトリエ・ワンにとってのトーキョーという先行する文脈がなければ、発想できなかっただろう。
橋本健史 @b4mototakeshi
連くんが特に批判している、拙論の参照がエスタブリッシュされ過ぎで、新鮮ではなく、建築学的に古風ですらあるという指摘は、なるほどその通りである。これは私の浅学ぶりが発揮されているわけだが、参照の多くは名著と呼ばれるものからであり、つまるところ「建築」の世界では常識的なことばかりだ。
橋本健史 @b4mototakeshi
ほとんど教科書レベルといっていい知識でしかないが、それでも(だからこそ)現在のわれわれの活動と分かちがたく結びついていて、われわれはその延長でしか思考することは出来ない。(参照したのは特に好きなものばかりで、だからこそ現在の思考があるとも言える。)
橋本健史 @b4mototakeshi
そのような常識的な「建築」の延長に、われわれの取り組みは存在している。それはアカデミズムを盾にした理論的な防衛というよりは、むしろ現代の日本で素朴に建築を考えて実践している人間の、赤裸々な現状認識であり、「ごくごくまっとうに建築に向かっている」ということを表明している。
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