MTG 「色の役割」と「カラーパイの思想」補足ネタ

友人がカラーパイに興味をもってくれたので話したDMでの内容を、こっちにもしてみんとして、するなり。 基本的にそれの補足ナリよ。
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難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

おはようふぁえるちゃん。おはようみんな。 昨日夜、友人にカラーパイの授業をした。 各色のMTG上での戦い方について話した。 色の役割の基本についてを話したのだけど、漏れた部分が多いので、その補足をここでしようと思う

2017-11-09 09:18:30
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

補足のさいに話した基本の部分をおさらいするので、とりあえずここで見ても大丈夫なようにする

2017-11-09 09:19:05

白の補足

難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

{白}平和を願い、社会をつくり、ルールとマナーで生きる色 社会が大事、だから構成員が知的生物の人間とか人間っぽい頭のいい動物であることが多い。人に飼われて生活することの多い生き物もここに多く配置される。犬とか猫とか。犬はMTGでは「狼」や「猟犬」というクリーチャータイプになる

2017-11-09 09:20:43

んでもって、みんな「集団で戦う」か、「代表を立てて、それを支援して戦う」。
戦いにも役割を持たせている。社会が役割を持つのと同じように。

難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

象とかサイもいる。 あと、青によく似ている部分として、「広い場所」を理解している。「上」の存在の大切さを知っている。そのため鳥系もここにいる。

2017-11-09 09:21:36
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「天使」について: MTGの白では「天使」タイプの生物がよく出てくる(デュエマでも、一時期「エンジェル・コマンド」というのがいたような)。社会を統括するシステムの上位に立つ生き物のイメージとして頻出する

2017-11-09 09:22:33
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そのため庇護者的な能力(ライフゲインに関係、他の生き物を守る、相手に妨害や除去をさせないなど)を持っていて、なおかつ飛行をもつ、という性格であることが多い。

2017-11-09 09:23:32
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

さてこの「天使」、神話上の生き物である。ふつうにみても架空の生物の類であり、社会構成員のなかのキャラクターとは一概に言い難い側面がある しかし、白をデザインするうえで必須の要素となっている

2017-11-09 09:24:27
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ここには「宗教」の要素があるのである 白は「宗教」という性格を色の役割として持っている。なぜか? 白は社会を構成し、その生活構成員たちに同じ考えを持ってもらわなければならないということを知っているから、神話が必要になり、神話の象徴が実在していなければならないのである。

2017-11-09 09:25:39

あと、MTGについては白のデザインに、MTG固有の問題があるとは思う
つまり、お国柄の関係上、「神様」をそのまま描けない。この辺が白に影響を与えてて、上手にキリスト教的なイメージが使われないようにずらしている側面がある(天使も基本は男性だがMTGでは女性、神の怒りの神=キリスト教の神にならぬようある再録カードでは絵が差し替えられている、等)

難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

それを統御し、管理し、かつ広める役目を持つものが、宗教である。宗教には教義というかたちで、物語と社会のルールと道徳観をひとつなぎにする働きを持つ。権力者とその追従者を同時に統御・制約する考え方として、宗教は有用なのである 天使はその象徴として多用されるというわけだ

2017-11-09 09:27:31
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「全体除去」について: 白の全体除去はいったいどういう理由で存在するのか?自分の庇護者をわざわざ守らない行為に出るのはなぜか? 白は平等を愛する。そして、同じ考えを持ってもらいたいと思う部分がある。それがうまくいかないと判断したとき、とる最終手段がこれ。

2017-11-09 09:29:22
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

いわばこれは、白社会の内部も外部も狂ってしまったという場合の最後の回答なのである。その主体が社会構成員の誰でもない(ように見える)ということも重要。 全体除去の代表が「神の怒り」なのはそういうこと。

2017-11-09 09:30:30
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

宗教、社会、道徳のすべてを統御する存在は、「ほんとは」目に見える人間であってはならないし、ついでにいえば神のしもべである天使であってもいけない。、

2017-11-09 09:31:32
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

その「目に見えない権力」構造を社会の階層によって人間が疑似再現することがあるんだけど、その疑似再現さえ「疑似」であることを権力者は自覚しなきゃいけないから、結局のところ彼らもそれゆえにさばきの対象たりえる。

2017-11-09 09:32:05
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

それらを含めて、善への改善が不可能になったときに、「神」こそがその世界をリセットする権利を行使するのである。

2017-11-09 09:32:41
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

黒はこうした考え方が嫌いなのだ 「ウソまみれ」であるから。 作り上げられた道徳というウソの積み重ねによってできた塊が、どこからともなく人間の主体性を、生き物の生きんとする意志を邪魔しているから、それを嫌う。

2017-11-09 09:33:33
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

実はこの黒も「滅び」という、白の神の怒りと同じ効果のカードを生み出しているが、これは白と全く違う理由なので後述。

2017-11-09 09:34:06
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

白の苦手なこと 私が白を教えるとき、攻撃も防御もそれなりにできるというふれこみで教えた つまり、生物の全体を強化し、弱点をカバーし、ダメージを減らすことに長け、戦闘技術も高い(飛行、絆魂、先制攻撃、警戒)…というふうに。

2017-11-09 09:35:11
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そのため一見白に弱点がないかのように思われたのである しかし、決定的な弱点がある 白は「ドローが苦手」。友好色である緑も青もドローができるのに、白だけそれができない。

2017-11-09 09:35:57
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

また、「確実な防御」を自身に貼ることができない。そのため個々のカードの除去耐性も完璧でない。青も緑も持つ呪禁が、白にはない。プロテクションというものがあるが、これは部分的な弱点補強の面が強く、「万能」ではない(その分、プロテク対応相手にはぶっささるのだが)。

2017-11-09 09:37:17
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「破壊不能」が一応あるのだが、白の破壊不能は自身を守るものであることは稀で、他人を守るためのそれか、一時的な効果によるそれが多い。しかもそれだけでも、布告除去(いけにえに捧げさせる系)や病気(マイナス修整)なら破壊ではないため守れない。

2017-11-09 09:38:25
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

さらに、除去についても対応するものばかりであり、限定的な状況であることが多い。「ここのタイミングで私が殺したいんだ」という要望に、白は100%答えてはくれない。白はルールに反してない行為であれば敵の行為であっても許す側面がある、ということである。

2017-11-09 09:39:26
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

最大の例外がすでに「剣を鋤に」「流刑への道」(いつでも撃てる確定除去。ただし相手に代わりの利益を提供する)の2枚で出てしまっているが、これはカラーパイ的にも実は失敗だったし、作った側が白らしくないといって嫌っているカードだったりするw。

2017-11-09 09:41:16
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