フェイトの人たちにＭＴＧをあてはめてみた。

「今の世界、今の人間の在りようでは、どう巡ったところで戦いは避けられない。最後には必要悪としての殺し合いが要求される。
だったら最大の効率と最小の浪費で、最短のうちに処理をつけるのが最善の方法だ。
それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。
正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない」

赤の瞬間：
「切嗣がアインツベルンの城に持ち込んできてくれた玩具の中でも、私はこれが一番のお気に入りなの。
お城じゃ中庭をグルグル回るだけだったから、こんな広い所を走るのは初めてよ。もう最高！」
緑なところ：
「この身体の中に、貴方の希望を宿すなら。そしていつか、貴方に希望を齎す存在を、産み落とすことが出来たなら。　それを成し遂げた自分自身を、私は誇り、愛する事が出来るでしょう。
誰に憚る事も無く、私の命と、そこから連なる未来の運命の為に戦える。祈りを託して」
白っぽい部分：
「それは、生存の戦略ではない。こと自衛と言う観点に置いて比較するならば、衛宮切嗣、貴方は私より脆弱です。」
「例えば…衛宮切嗣、貴方はとても興味深い。貴方が内に秘める複雑な内面は、どこまでも私の好奇心を刺激し続けます。」
「貴方が私に要求する強さ、戦う意思の獲得を最も速やかに実現するなら、まず、貴方を愛情の対象とするのが適切ではないかと判断します。いかがですか？」

白緑(赤)⇔黒青、とすれば両者が真反対なのも表現できそう。

「――衛宮切嗣。かつて貴方が何に裏切られ、何に絶望したのかは知らない。だがその怒りは、その嘆きは、まぎれもなく正義を求めた者だけが懐くものだ。切嗣、若き日の本当の貴方は、『正義の味方』になりたかったはずだ。世界を救う英雄を、誰よりも信じて、求め欲していたはずだ。――違うか？」

…しかし、セイバーが食べ物を目にしたときは、
「平和な日常（ごはん）を取り戻すためであれば、私は無慈悲な鬼にも、冷酷な王にもなります!!」
こんなんですから、意外と緑の気もあるかもしれない。
というか、ライオンはもう本能的にそれしかないというか。
青＝タコが嫌いなあたりも。

「御客人にはケイネス・エルメロイの魔術工房をとっくり堪能してもらおうではないか。フロアひとつ借り切っての完璧な工房だ。
結界二十四層、魔力炉三器、猟犬がわりの悪霊・魍魎数十体、無数のトラップに、廊下の一部は異界化させている空間もある。　ふはははは、お互い存分に秘術を尽くしての競い合いができようというものだ。
私が情けないという指摘、すぐにでも撤回してもらうよ」

「フン……形ばかりの騎士道なぞ、何の役に立つ。この私が……貴様の主に相応しいと、行動で示したことがあったか？　ここまでの働き、見事だった――ディルムッド・オディナ。次は私だ。　全ての家臣を背に、戦列の最前線に立ってこその貴人である。よもや騎士道を捨てよ、などと命じさせるな」

赤ゾーン
「大いに違う。闇に紛れて逃げ去るのなら匹夫の夜盗。凱歌とともに立ち去るならば、それは征服王の略奪だ」
「食事にセックス、眠りに戦――何事についても存分に楽しみ抜く。それが人生の秘訣であろう」
「王が捧げるのでない。国が、民草が、その身命を王に捧げるのだ。断じてその逆ではない」「然り。我らは暴君であるが故に英雄だ」
「王とはな、誰よりも強欲に、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する、清濁含めてヒトの臨界を極めたるもの。そう在るからこそ臣下は王を羨望し、王に魅せられる。一人一人の民草の心に、“我もまた王たらん”と憧憬の灯が燈る！」

ゴルディアス・ホイールの牛など、緑要素もある。
それにウェイバーが心中で知った彼の征服の仕方＝滅ぼすことなく、自ら憧れになって導くことで友たる仲間を増やしていくという方法は、まぎれもなく緑そのもの。制圧のために巨大な力の兵器を好むおおざっぱさも、獰猛さと考えれば通じる。
「たとえばな、余の『王の軍勢アイオニオン・ヘタイロイ』を、貴様の『王の財宝ゲート・オブ・バビロン』で武装させれば、間違いなく最強の兵団が出来上がる。西国のプレジデントとかいう奴も屁じゃあるまい」「改めて、余の盟友とならんか？　我ら二人が結べば、きっと星々の果てまで征服できるぞ」
「勝利してなお滅ぼさぬ。制覇して尚辱めぬ。それこそが真の征服である。」

固有結界は緑+白っぽい。
「見よ、我が無双の軍勢を！」「肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち。時空を越えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち。彼らとの絆こそ我が至宝！　我が王道！　イスカンダルたる余が誇る最強宝具――『王の軍勢アイオニオン・ヘタイロイ』なり！！」
「王とはッ――誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉！」「すべての勇者の羨望を束ね、その道標として立つ者こそが、王。故に――！」「王は孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に！」

「フフ、君にはファクシミリのほうが便利にでも見えるかね？　これなら電気も使わないし故障もない。情報漏洩の心配も皆無だ。なにも新しい技術に頼らなくても、われわれ魔術師はそれに劣らず便利な道具を、とうの昔に手に入れている」…ああ、あんた現代の機械使うのいやなんだよね。典型的赤タイプだあなた。

「お褒めに与り光栄です英雄王。遠坂が積み上げし才能は、かならずや我が娘たちにも引き継がれましょう。特に凛とか」
こういうネタキャラ加減もね。

「慢心せずして何が王か」
「おおおおおおお？馬鹿な、天の鎖を持ってしても脱出できぬのか！？ええい、断崖絶壁や墜落事故ではあるまいし何をこれしき！我はともかく我の財宝を侮るなよ！
さあ、友よファイトだ！頑張って我を助けよ！」
「法だ。王として我が敷いた我の法だ」