2017-11-20のまとめ
厚生労働省「パートタイム労働者総合実態調査」(2011)によると、パートの労働者23の49.5%は主な収入を配偶者に、14.4%は親に依存し、主に自分の収入で暮らしている割合は29.5%にとどまる。
2017-11-20 23:26:34派遣社員と契約社員、なかでも派遣社員はパート・アルバイトに比べ労働コスト節減を活用の理由とする割合が低い。これは派遣社員、契約社員のコスト節減メリットがパート・アルバイトに比べ小さいためである。
2017-11-20 23:27:16それにもかかわらず、派遣社員において人員確保の動機が重視されているのは「必要なときに必要な人数を」調達できる利便性のメリットが高いためと考えられよう。
2017-11-20 23:27:29非正規雇用で正社員と同じ仕事をしている人の割合 pic.twitter.com/Xjx6UnRMhm
2017-11-20 23:27:49派遣社員と契約社員では正社員と同じ仕事をしているとする割合が大きく、互換性・代替性が意識されている。ただし、パート・アルバイトでは、同じ仕事をしている人の割合が「半分くらい」まで含めても約4割と、正社員との仕事のオーバーラップの度合いが比較的弱い。
2017-11-20 23:28:03常用雇用者規模別にみた現金給与格差(2015年、年収ベース) pic.twitter.com/YDBV43Ky6W
2017-11-20 23:28:19非正規雇用化による賃金コスト削減効果は大企業の方が中小企業より大きいように思える。しかし、非正規雇用化によるコスト削減について、必ずしも大企業に比べ中小企業のメリットが乏しいとはいえないようである。
2017-11-20 23:28:52正社員以外の労働者を採用する理由としてコスト削減を挙げる割合(常用労働者規模別) pic.twitter.com/kYXsA1NKoc
2017-11-20 23:29:06非正規雇用化による賃金の削減率は大企業の方が大きいが、付加価値に占める人件費の割合である労働分配率や売上高人件費率はいずれも中小企業の方が大きいので、1人当たりの賃金の削減率の大きさのみをみて中小企業のコスト削減メリットが大企業より小さいと結論付けることはできない。
2017-11-20 23:29:29フリーターは「家族や知人の紹介」「無料の求人情報誌やタウン誌」、パートタイマーは「家族や知人の紹介」「ハローワーク」「折り込みチラシ」といった経路への依存度も高い。これらの経路は、募集者にとって募集を狭い区域に限定でき、かつ経費があまりかからない。
2017-11-20 23:29:57従業者規模別非正規雇用者の割合(役員除く雇用者対比) pic.twitter.com/AqD268sbgR
2017-11-20 23:30:18雇用者の非正規雇用依存度は各企業規模とも上昇傾向にある。企業規模間の依存度の水準比較では、図表10の通り従業者10~99人の企業の非正規雇用依存度は2000年代初頭から一貫して同500人以上の企業より高かった。
2017-11-20 23:30:54しかし、規模の大きい企業において非正規雇用依存度の上昇がより急ピッチで進んだことから、中小企業との差は接近している
2017-11-20 23:31:34パートと派遣社員が雇用者数に占める割合の推移 pic.twitter.com/RyG2GTQccA
2017-11-20 23:31:53従業者500人以上の企業で依存度が高まったのも主にパートであった(図表11)。ただし、アルバイト、契約社員・嘱託37への依存度も上昇した。
2017-11-20 23:32:10一方、派遣社員は2002年以降、従業者100~499人、同500人以上の企業で急速に依存度を高めたものの、リーマン・ショックを境に雇い止め(いわゆる派遣切り)が発生した影響もあり大きく低下した。
2017-11-20 23:32:21従業者規模別正規雇用者数と非正規雇用者数の推移 pic.twitter.com/ImEqCGQumG
2017-11-20 23:32:37非正規雇用への依存度上昇は、中小企業では非正規雇用者が正規雇用者と入れ替わることにより生じ、大企業では非正規雇用が正規雇用を上回って増えることにより生じたといえる。
2017-11-20 23:32:53また、非正規雇用者の実数が2002年から2015年の間に同10~99人の企業で21%増にとどまる一方、同500人以上の企業で約2倍に増えたことから、大企業の非正規雇用増強の動きが中小企業に比べ大規模で本格的であったことが示される。
2017-11-20 23:33:13職種別の雇用者推移をみると、専門的・技術的職業従事者およびサービス職業・保安職業従事者の割合が上昇している(図表13)。特に専門的・技術的職業従事者の上昇が目立つ。
2017-11-20 23:33:50職種別雇用者増減率(2013年12月~2015年12月、民営非一次産業) pic.twitter.com/6IKOIhdOOa
2017-11-20 23:34:11