- Uroak_Miku
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1)どうして英語の教科書は会話学習には不向きなのか。それは英会話のふりをしたなんちゃって算数教育だからです。すでに何度も論じたとおりです。
2017-11-23 03:22:522)このことを今度の本の第一部(中一英語教科書編)ではやはり論じておきたい。今のはそこまで踏み込んでいないのです。
2017-11-23 03:23:543)冠詞論も気にいらない。「This is a pen.」なら「これはペンです」だけど「This is pen.」だと「こちらはペンさんです」に聞こえるという話はぜひ挟みたい。
2017-11-23 03:24:595)たけしの映画で、弟が兄貴を「アニキ」と呼びかけるのを、黒人たちがヒトの名前だと思い込む話がありました。これこれ。youtu.be/NIGH6d5VVi8
2017-11-23 03:29:176)それから「a」は数えられるものは限らない。「This is a pen.」は「これは一本のペンです」と訳していいけれど、ニュアンスはむしろ「ペンがここにあります」だし。つまり本数ではなく実在というか具体性を表すのが「a」の役割です。
2017-11-23 03:31:327)「Your skin has a fine texture.」(あなたの肌はきれいねー)でも「a」が使われています。お肌は数えられるものではないのにどうして?それはですね、肌をつまみ上げるイメージが「a」に託されているのですよ。「わあ、きれいなお肌してますねー」くらいの感じ。
2017-11-23 03:35:518)「a」にはつまみ上げる感じがあります。またはひょんなことで手元に転がってくる感じ。「I have a problem.」(ちょっと困りごとがあってね)等。困りごとがころんと転がってきたという感じ、しませんか。
2017-11-23 03:37:1510)「She is Ellen Baker.」なら「あのひとがエレン・ベーカー」ですが「She is an Ellen Baker.」だと「あのひとエレン・ベーカーの同類なのよ」になる。面白いですね。かわいくて生徒(以外にも)にもてもての金髪英語教師のシンボルとして「Ellen Baker」があって[続く]
2017-11-23 03:40:4311)この場合の「Ellen Baker」は実在でなくてもいいわけです。実際実在ではないし。しかし現実世界にもし金髪でスウィートな英語教師がして日本でもてもてだったら「あのひとエレン・ベーカーなわけよ」(She's an Ellen Baker.)と手際よく寸評する。
2017-11-23 03:43:0112)ミズ・ベーカーが二次元の世界から三次元の世界につまみあげられたらきっとあんな感じよねーと実在の人物を評するニュアンスです。
2017-11-23 03:44:0513)このように「a」には「架空から現実世界につまみあげたもの」のニュアンスがあります。「This is a pen.」もそう。ウィキペディア上では「pen」だけど実物は「a pen」になる。
2017-11-23 03:45:4714)「I have experience in IT industry.」なら「IT産業で働いた経験があります」ですが「I have an experience in IT industry.」にすると「IT産業である経験を味わった」になるし「I have experiences in IT industry.」では「IT産業であれこれ味わった」になる。
2017-11-23 03:48:5015)ちょっと脱線すると「I had experience in IT industry.」つまり過去形にすると「IT産業は廃れてしまったけれど、俺昔やってたんだ」になります。
2017-11-23 03:51:1816)15は冠詞というよりは時制のお話だから中一前半では出せないけれど、とにかくこんな風にして「a」や「the」や無冠詞や複数形の基本をわかってもらえるよう工夫しないと。
2017-11-23 03:53:42