すぐろさんのフィガロ兄弟論

ほぼ自分用
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🐟 @savavavaaaaan

未だに引っ掛かっているセッツァー登場時にブラックジャックでコイントスするイベだけどコイン見た弟が「兄貴そのコインは…!」って言うんですよね…あれって両表って知っての台詞なのかなぁ…。私にはあそこで初めて種明かしされたんじゃなかろうかと思えてならんのです。

2016-01-13 14:20:30
🐟 @savavavaaaaan

じゃあなぜ種明かししなかったのかって考えてたら、17歳で弟を城から出した兄はその時混乱の中で何を一番に守ろうとしたのかなとかそういう方向に想像が向かってしまって、すげー切なくなって自分も兄と一緒に気持ち沈みました(´;ω;`)

2016-01-13 14:23:41
🐟 @savavavaaaaan

王位継承者が2人っていうのは、最悪の場合いつか殺し合わないといけなくなるから、兄は弟を殺したくなくてでもそうすると一緒にはもういられないから1人で生きていくって心を決めて、笑顔でコイントスしたのかなと思うと兄が孤独過ぎる。

2016-01-13 14:26:17
🐟 @savavavaaaaan

だから再会した時にあんなにも言葉に距離があるのかなぁと…。 弟が天然過ぎて、そんな距離は多分一瞬でなくなりましたが。 少し遠慮がちな兄の間合いににこにこしながら「なぁなぁ兄貴、あのさぁー!」とか言いながら自然と入っていくのが弟(´ω`)

2016-01-13 14:32:00
🐟 @savavavaaaaan

まず前段として、エドガーとマッシュの話をするにあたって非公式設定についてもかなり大きく影響してる事をお伝えします。そして私自身が酷いフィガロ贔屓な上にFF6の世界についてそこまで深い知識がないので間違いがあったらすみません(;´Д`)

2016-01-13 23:52:13
🐟 @savavavaaaaan

ブラックジャックでの種明かしの事は兄が俯いたリアクションでもしかしてと思っていたのですが、その後1マスの立ち位置までは気付かず偽さん流石です(*´Д`*)その後いつ仲直りしたのかは今回は置いておいて、なぜそれが私の中で『=兄が孤独』と繋がったのか。です。

2016-01-13 23:58:25
🐟 @savavavaaaaan

フィガロ城を見た感じ、兄弟と同世代の人間がほとんど見当たらない。普通はいるはずの幼なじみ的な人物もいない。となると生まれてから別れるまでの17年間、兄には弟、弟には兄しか目に映る同世代がいなかったと考えられます。勿論来客などで同世代と会うことはあるのでしょうけど、日常的には。

2016-01-14 00:03:44
🐟 @savavavaaaaan

兄から見た弟は恐らく小さくて頼りない、とても自分を守ってくれる様な安心感のない子だったと思います。逆に弟から見た兄はいつも少し高い視線で、自分を守ってくれる人。病弱て細く小さい弟は兄に守られ、兄は守ってきたはず。

2016-01-14 00:09:54
🐟 @savavavaaaaan

その状況下でお互いが生まれの順はあれども等しく王位継承権を持っていたとしたら、兄は弟が国を背負っていけるとは到底考えられない。兄は王となる基盤を持っている程度に聡い子なので客観的に見て多分自分が継ぐことになるだろうとかなり早い段階で自覚していたのではないかと思います。

2016-01-14 00:13:41
🐟 @savavavaaaaan

一方弟は、同じ日に同じ人から双子として生まれるという逃げ場の無い条件で、肉体的な面で一番身近な兄との間に大きな差を感じていた筈。お互いが比較対象であった事、生まれてから育つまで条件が全く同じである事。この2つが兄を王の器にして弟に野心を産ませなかった理由なのかなと。

2016-01-14 00:18:55
🐟 @savavavaaaaan

兄も弟もそれぞれの持つ世界の半分は兄であり弟だった。なので弟の弱さや甘えが兄を王に、兄の強さや畏さが弟を弟の枠に留めたという見解です。

2016-01-14 00:23:21
🐟 @savavavaaaaan

前回までで疑問なのはなぜ頼りないと感じていた弟に自由を与えられたか、という点です。小さくて大人しいだけの弟なら、本人が望むからと城の外へ出せるかな、と。弟が守られるだけの存在ではない事を知った出来事、それがアントリオン狩りではないかと思うのです。

2016-01-14 19:13:11
🐟 @savavavaaaaan

アントリオン狩りのエピソードについてはここでは割愛しますが、病気を押して儀式をやり抜いた弟の心の強さは、ただ守るべき存在と思っていた兄にはかなりインパクトの強い出来事だった筈です。いい言葉ではないですがどこかで侮っていた自分を恥ずかしく感じたりもしたのでは。

2016-01-14 19:19:57
🐟 @savavavaaaaan

弟の器を侮っていた事と、儀式直前にも関わらず軽率な行動を取った事はのちのちの兄の意識にも多分後悔や教訓として残っただろうと思います。

2016-01-14 19:23:20
🐟 @savavavaaaaan

器とは『王になる器』ではなく、1人の人間、男としての『器』です。足でまといではなく相棒として対等に見るようになった。そういう点ではアントリオン狩りは兄の世界を1つ広げたと言えるかもしれません。

2016-01-14 19:29:42
🐟 @savavavaaaaan

兄弟にはアントリオン狩りの他にもう一つ大きな事件があります。父王暗殺未遂事件。暗殺を企てた父王の兄弟が最終的には投獄されるという痛ましいものです。王族の兄弟同士の内紛。憧れた女性を喪った兄の失意は大きかったでしょう。

2016-01-14 19:33:21
🐟 @savavavaaaaan

そして同じ位大きかったのはおじが投獄されたという事。身内、それも血を分けた兄弟が殺し合おうとする姿はまだ子供だった2人に大きな影を落とした筈です。そして自分だったらと考える。弟はまず兄に手を掛けることはないと結論付けそうですが、兄はどうだったのか…。

2016-01-14 19:37:18
🐟 @savavavaaaaan

恐らく王位を継ぐ事を早くに自覚していた兄は「同じ日が来るのかもしれない」と感じたと思います。そして考えたと同時に弟よりも国を選ぶであろう自分自身にも気付いたのではないかと。王として国の秩序の為に兄弟を切り捨てた父王の決断は弟にはただ悲しい出来事として、

2016-01-14 19:42:57
🐟 @savavavaaaaan

兄には訪れれば避けられない、自分が取るべき選択として映った。弟の意に沿わなくても弟という存在が秩序を乱す日がくれば手を下す事もあるのだと納得してしまう。自覚した時、兄は自分自身に幻滅しただろうと思います。弟はとても大切な自分の半身。なのに冷酷な最期を同時にイメージ出来てしまう。

2016-01-14 19:50:58
🐟 @savavavaaaaan

兄は恐らくこの頃から、漠然としてではなくより具体的に自分がいずれ王位につく事を自覚していったのではないでしょうか。この投獄事件から僅かな年数の後、父王は病により崩御。家臣による王位継承の争いが起ころうとします。

2016-01-14 19:54:15
🐟 @savavavaaaaan

国王崩御の時の兄弟は実に対称的ですね。弟は兄に泣き、帝国への怒りと周囲への怒りを露にする。もはや信用出来るのは兄だけで兄に、国を出よう!と持ち掛けます。素直に取り乱し感情のままに行動する弟の姿は無論王の姿ではないですね。否定的に言えば。

2016-01-14 19:59:05
🐟 @savavavaaaaan

逆に大臣に静かに「父上は逝ってしまわれたか」と語る兄は、驚く程冷静。容態の変化に気付いていたのもありますが、普段「親父」と呼ぶ父王を、大臣を前に「父上」と呼ぶ兄の姿は「私」ではなく「公」の姿です。「皆間違ってる!」と叫んだ弟の言葉は兄の心に鋭利に突き刺さったでしょう。

2016-01-14 20:04:25
🐟 @savavavaaaaan

国王崩御は「急に跡継ぎの話なんて…」と弟が口にした事から年数をかけて起こったことではなく、恐らく数ヶ月の間に急変し発生した事態であると思われます。準備が整わないまま崩御したから家臣が色めきだった訳です。兄なのか弟なのか、利害関係による噂が横行します。

2016-01-14 20:10:47
🐟 @savavavaaaaan

兄弟は望まない形でその渦に巻き込まれていきますが、兄はその混乱の中で父とおじの事が脳裏を過ぎったのではないでしょうか。自分が王になっても、現時点で弟を確実に争いから守る事は出来ない。手を取り生きていきたいけれどもその力が自分にない事を分かっていた。

2016-01-14 20:14:25
🐟 @savavavaaaaan

兄は自分の冷静さ冷酷さを自覚していたからこそ、弟とその先過ごせたであろう全て時間を手放し王になることを決断した。弟を生かす為に、もう2度と弟とは交わらない時間を選んだ。そして既に勝敗の決まったコイントスを持ち掛けます。

2016-01-14 20:19:54