- motoyaKITO
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いつも思うけど、羽生ひとりが強いなら永世七冠にも価値がない。実際には永世名人は先に森内が、永世竜王は先に渡辺がというように、他にも強い棋士が何人もいるなかで、ひとりひとりを斧で巨木を切り倒すようにして築いたのが羽生の実績だ。そこが真に偉いところ。強い敵を倒してきたということ。
2017-12-05 16:54:56将棋大会の度に羽生少年の前に苦杯を喫する森内少年、今日は僕は横浜の大会に出るけど羽生くんは彼の家がある八王子の大会が同じ日にってそっちに出るだろうから僕にも優勝のチャンスが……と思って会場に向かったら、森内少年と指したくて仕方がない羽生少年が待っていた、というエピソードが大好き。
2017-12-05 21:51:55一足お先にプロ入りし一気にスターダムを駆け上がっていく羽生さんを見上げなからも、着実に棋士として勝ち上がっていく森内さん。そして遂にたどり着いた葉津のタイトル戦は、棋界最高峰である名人戦……! なお羽生七冠(当時)が待ち受けていて1勝4敗で蹴散らされた模様。
2017-12-05 22:11:18それから6年後、再び名人への挑戦権を得た森内さんは見事丸山名人(当時)をストレートで倒して悲願の初タイトル獲得、名人となる! やったぞ! そして翌年羽生さんの挑戦を受けてストレートで倒されて失冠するのであった。
2017-12-05 22:16:34この傍目には酷いエピソード群だけど、ちゃんとハッピーエンドになる。翌年、再び名人挑戦権を獲得した森内さんは4-2で羽生さんを破って名人に復位。翌年またしても挑戦者として現れた羽生さんを退けて防衛に成功。そのまま4連覇を果たして合計5期となり、羽生さんに先んじて永世名人資格を得たのだ。
2017-12-05 22:24:46羽生-森内の名人戦は連続4期(!)を含む全部で9期行われ、羽生さんが4期、森内さんが5期、と、最終的には森内さんが羽生さんを上回った。同い年の二人が共に永世名人資格を獲得し、名人戦の舞台でこれだけの回数戦った、という奇跡は、多分もう二度と起きないだろうと思う。
2017-12-05 22:32:40そういえば、一応補足しておくと、少年時代の羽生・森内の対局成績は、特に一方的だったわけじゃなくて、勝ったり負けたりだったそうですよ。初対局も森内さんが勝ったんだったような。
2017-12-06 07:59:58プロ入り後、要所要所で羽生さんに敗れて道を阻まれる森内さん。たまには羽生さんのいない種目を、と趣味でチェスを始めたらあっという間に国内で強豪になったのに、じゃあ私も、と後から始めた羽生さんにすぐにレーティングで追い抜かれたエピソードが好き。
2017-12-06 08:07:26二コマか四コマの 森内少年「羽生くんは強いなあ、プロになったら羽生くんみたいなのがゴロゴロいるんだろうなあ」 森内プロ「羽生君が最強だった」 オチ、好き
2017-12-06 13:06:57「森内少年と指したくて仕方がない羽生少年」ってところがツボですね。「勝ちたい」じゃなくて「指したい」なんだもの。
2017-12-06 14:09:57