佐藤正美Tweet_20171201_15

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佐藤正美 @satou_masami

「脛の疵を思い出すのにくたぶれないわけはあるまい」(小林秀雄、「批評家失格Ⅰ」)。

2017-12-07 11:56:05
佐藤正美 @satou_masami

「俺は信ずるが、いわゆる公式というものは単に退屈なだけではない、そんなものは全然この世にない。あったところでいずれ市場で買える代物だ、しかも飛んでもない安物でなければ、無暗な贅沢品にきまっている」(小林秀雄、「Xへの手紙」)。

2017-12-07 11:59:58
佐藤正美 @satou_masami

すでに言い古されてきたことを少々気の利いた言葉に言い替えて、物事をわかったつもりになってる小悧巧なヤツらをわんさと観てきました。そういう小悧巧なヤツらに対抗するには、かれらのCPUが演算しにくい文字列を使えばいい――私の文が限りなく多様な抵抗を与える電流であればいい。

2017-12-07 12:05:30
佐藤正美 @satou_masami

相手がデジタルに演算できないような「文体」を私が持てばいい。そういう文体を持つには、私の生きかたが「市場で買える代物」であってはいけない。そして、逆に言えば、そういう代物ではないということは、私の生きかたが社会のなかで「下手な」生きかたでしょうね。

2017-12-07 12:08:07
佐藤正美 @satou_masami

自分でそういうふうに言うのは気ざわりなセンチメンタリズムと取られるかもわからないけれど、私にはそんな洒落気・戯(ざ)れ気は更々ない。それぞれの人たちのあいだには、似たような経験はあっても、同じ経験はないという当たり前のことを外さなければいいだけのことでしょう。

2017-12-07 12:11:28