プレッシャー世代はゆとり世代や氷河期ではない (2ページ目)

現にネトウヨ界隈周辺で、DQやFFをネタ消費するシーンがあったように、ファミコン・氷河期世代ではどこであってもだいたい工夫すれば「意思疎通」が可能である。

2018-01-17 22:25:16

しかし、プレッシャー世代は意思疎通すら容易にできないのだ。それほどには遠い。しかし、団塊世代からみればはるかに近く、この半端な遠さがゆえに存在感が薄い。そうした葛藤がある。

2018-01-17 22:25:16

そのような事情からか、プレッシャー世代のネット原住民と話すと、ソシャゲとテイルズとか、とにかくミーハー的な消費が目立ち、そのくせその世代全体で体験しているゲームみたいなものは一切見当たらない。その傍らの日記ブログにはA列車で行こうのプレイ記録が掲載されていたりする。

2018-01-17 22:25:17

プレッシャー世代の民が、二輪車ネタ消費に染まり、道路で若者っぽく振る舞ったり漫画や小説でアウトローネタの消費をしたくなるのはよくわかるが、そうした中で最も他世代コンプレックスが高いのは、ほかならぬこの世代だと私は思っている。

2018-01-17 22:32:48

それは、このように「遠いからこそ極度に欲したがってしまう」というものである。ファミコン世代は氷河期世代とまったくおなじ体験を共有しているが、プレッシャー世代にはそれ程の過酷な不況体験がなく、

2018-01-17 22:32:49

プレッシャー世代向けの政党が存在せず、自公は団塊ジュニア以前とゆとり世代以降、立憲・共産はファミコン・氷河期世代の優遇を行うという荒業的な政治政策をしていることも、それを助長していそうだ。

2018-01-17 22:32:49

このような中途半端な位置づけにあるということがプレッシャー世代の課題で、ノンポリにやたらこの世代が多いのも、そういう背景から、政治離れを助長させていたのだと思う。

2018-01-17 22:32:49

利点を生かしたエリートの大量生産とか、負の歴史の教訓の継承と言う喫緊の課題ももちろんあるが、それ以上にこの世代の今後を考える上では、この世代の位置づけをどうやって克服するか、どうやって自主性や自立性を有するか、だと思う。

2018-01-17 22:32:50