構造構成主義による考え方のヒント

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構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【科学とは(1)】科学的営みとは「現象をうまく説明、理解し、予測、制御につながるような構造を追及していく営み」のことである。構造とは「コトバとコトバの関係形式」のことである。――研究以前のモンダイ(http://amzn.to/ggkJYB#stru_con

2011-04-02 01:32:22
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【科学とは(2)】科学法則は絶対的真理ではなく、人間のコトバで構成された加工物である。コトバは「外部世界に対応するモノ」ではないが、複数の事象をまとめてコード(説明)しうる性質ゆえに、科学は成立している。 #stru_con

2011-04-02 02:32:10
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【科学とは(3)】科学性の条件とは現象を構造化すること、そして他者が批判的に吟味できるよう構造化に至る過程を開示することによって担保することができる。この定義は質/量、厳密科学/非厳密科学の区別を超えて共通する。 #stru_con

2011-04-02 03:32:09
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【科学/疑似科学】科学と疑似科学の厳密な線引きは不可能である。実践法の科学性は、さしあたり現象を構造化しており、その構造化に至る過程を開示されているかどうかによって検討することができる。 #stru_con

2011-04-02 14:34:31
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【科学以前のモンダイ】科学を下支えする科学論には、統計などの量的研究に親和性の高い反証主義や、物語論などの質的研究に親和性の高い帰納主義などがある。科学観は人によって異なるため、科学を巡る信念対立が生じる。 #stru_con

2011-04-02 16:35:19
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【根本仮説】「必ず~」といった絶対性が組み込まれている根本的な仮説のこと。真偽を反証することが不可能な命題となっている。 #stru_con

2011-04-02 04:32:21
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【探究の底板】現象とは、「立ち現われたすべての経験」のことですから、現実の出来事も夢も幻も含まれています。この現象(立ち現われ)という方法概念によって、あらゆる世界観や認識論(根本仮説)に通底する、探究のための共通地平(底板)を確保することができます。 #stru_con

2011-04-02 06:32:04
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【実践法の選択】実践する上での現実的制約(状況)と、実践者の関心や目的を達成するための有効性を踏まえて検討すればよい。――研究以前のモンダイ(http://amzn.to/ggkJYB) #stru_con

2011-04-02 15:33:28
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【コトバ】コトバとは恣意的なコトなのだが(恣意性)、「科学的/非科学的」といった差異を軸にならい覚えるため(差異性)、その恣意性は盲点となり(弊盲性)、しばしば絶対的なモノだと思い込んでしまう(物神化)。 #stru_con

2011-04-02 17:33:37
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【魔法のコトバとしての根本仮説】“根本仮説”は反証不可能なので科学的な命題とは言えないが、実践ではしばしば有効に機能する。(ex:出来事には必ず意味がある。出来事には必ず理由(原因)がある。など) #stru_con

2011-04-02 19:33:25
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【因果性は外部に実在しない?】人間が厳密には同じではない事象にコトバ(ex:不摂生、病気)を当て、コトバ同士をつなげる(対応させる)ことによって、一回起性の出来事の過程(ex:不摂生→病気)が同じと見なされる。 #stru_con

2011-04-02 20:34:47
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【共約不可能性(1)】共約不可能性とは、「認識論は世界認識の根本形式であるために、背反する認識論は相容れない」というものです。 #stru_con

2011-04-02 07:32:21
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【共約不可能性(2)】通常の認識論は、世界はこれこれである、という中身を持っています。同じ信念をもっている人には問題ありませんが、異なる世界像を持っている人には通用しません。世界はそれ以外のものでもありうる、と疑われると根本仮説である以上どうにもならなくなっ #stru_con

2011-04-02 08:35:15
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【共約不可能性(3)】あらゆる認識論は「現象を認識する一つの視点(根本仮説)であり、それを記述するツール」と考えることができるため、研究者の関心に応じてさまざまな認識論を選択することができる。――研究以前のモンダイ(http://amzn.to/ggkJYB #stru_con

2011-04-02 09:33:18
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【認識論の対立】認識論とは「世界認識のあり方に関する根本的な命題」のことである。認識論は根本仮説であるため、その違いがきっかけとなる信念対立はしばしば深刻なものとなる(ex:心のケアが大事vs.身体管理が大事)。 #stru_con

2011-04-02 21:33:34
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【絶対性起源の難問】「研究は絶対に役立つ」という思いと「研究は全部役に立たない」という疑いや、それらによるジレンマ・対立は、実は「絶対に~~だ」という「絶対性」の前提から生まれている。――研究以前のモンダイ(http://amzn.to/ggkJYB#stru_con

2011-04-03 04:32:32
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【概念実体化起源の難問】「それが絶対に正しいと言いきれますか?」など、自分の言明が前提してしまっている絶対性を自覚することなく使ってしまうのは、「正しさ」などの「抽象概念を実体的に捉える錯誤」によるものである。 #stru_con

2011-04-03 05:31:47
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【論文の標準型】「問題―目的―方法―結果―考察―引用文献」という論文の標準型は、知見を反証可能性に開かれたものへと公共化していくために構造化された型である。――研究以前のモンダイ(http://amzn.to/ggkJYB) #stru_con

2011-04-02 10:35:34
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【論文執筆のコツ(1)】「問題」は「研究を行う意義」を論証し、「目的」はそこに照らして「研究の成否が判断される」ので、語尾も含め丁寧な吟味が必要。「方法」では、目的に照らして整合するよう「研究方法を選択した理由」を書く。 #stru_con

2011-04-02 11:34:01
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【論文執筆のコツ(2)】「結果」ではどのような分析過程で得られたものなのかを明示しながら結果を提示し、「考察」では①学術的意義、②その知見が現場に資する可能性、③研究の限界を示すことで研究の意義を論証する。 #stru_con

2011-04-02 12:34:24
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【論文執筆のコツ(3)】論文を書く際は、【結果―考察―目的―方法―問題―題名―引用文献】の順で書くのがコツ。――研究以前のモンダイ(http://amzn.to/ggkJYB) #stru_con

2011-04-02 13:32:53
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【関心相関的研究デザイン】研究デザインは、研究関心を基軸とし、現実的制約を踏まえて、フィールド・対象者・データ収集法・分析法を選択した理由を明らかにし、知見を得るまでのプロセスを他者が辿れるよう開示する。 #stru_con

2011-04-02 18:34:39
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【関心相関的研究発表(1)】いかなる研究発表においても共通する目的は、「他者にその研究の意義を認めてもらうこと」にある。――研究以前のモンダイ(http://amzn.to/ggkJYB#stru_con

2011-04-02 22:34:16
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【関心相関的研究発表(2)】聴衆に関心をもってもらうためには、まずこちらが聴衆に関心をもつことが前提となる。その上で相手の関心を高めるように工夫することが大切。 #stru_con

2011-04-02 23:33:58
構造構成主義bot(別称:構造構成学b) @Stru_Con

【関心相関的研究発表(3)】完成した研究を相手に届ける配達的発表でなく、相手にとって意義ある研究として存在化させる生成的発表と捉えることで、良質のコミュニケーションとして遂行できるようになる。 #stru_con

2011-04-03 00:32:11