山本芳久『トマス・アクィナス 理性と神秘』をめぐって

サントリー学芸賞受賞おめでとうございます。 山本芳久『トマス・アクィナス 理性と神秘』 岩波書店 岩波新書 新赤 1691 2017年12月20日発行 https://www.iwanami.co.jp/book/b330654.html 続きを読む
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著者と本書について

山本芳久 @201yos1

哲学・神学研究。『危機の神学』(文春新書、若松英輔との共著)を刊行しました。他の著作は、『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)。『世界は善に満ちている トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書、サントリー学芸賞)、 『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應大学出版会)。

https://t.co/CIdWa2LlIL

山本芳久 @201yos1

『トマス・アクィナス 理性と神秘』は、トマスについての三冊目の単著です。これまでで最も入門的な書物になりますが、既に発表した二冊の単著を平易に書き直したようなものではありません。トマス哲学に対する最善の入門書になるように、これまでの書物とは違う構想に基いてゼロから書き上げました。 pic.twitter.com/vwyarzqQTU

2017-12-20 14:19:52
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岩波書店サイトより,本書の紹介
https://www.iwanami.co.jp/book/b330654.html

山本芳久 @201yos1

拙著『トマス・アクィナス 理性と神秘』の序文と目次の全体、そして第一章の冒頭の10頁をpdfで読むことができます。本書に関係するイベントなどの情報もリンクされていますので、ぜひご覧ください。bit.ly/2DEJ5uI

2018-03-20 15:08:22

上記のリンク先→立ち読みPDF と進むと,本書の一部を読むことができます。

amazonサイトより

山本芳久 @201yos1

『トマス・アクィナス 理性と神秘』のkindle配信がいよいよ開始されました。「愛のあるところ、そこに眼がある」「善の特質には、自己を他の物に伝達することが属している」といったトマスの洞察力に満ちた言葉に、新たな仕方で多くの方が触れる機会になればと願っています。 amzn.to/2O1wqsc

2018-07-19 06:05:23

上記amazonのサイト内に,紙の本のご案内と,kindle版のご案内があります。

予告~発売まで

告知

予告へのリアクションも。

山本芳久 @201yos1

新著刊行のお知らせです。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)を12月20日に刊行します。本日ゲラが届いたので、目次の一部を添付してみました。没後700年以上経っても読み尽くされていない、常に新しいトマスの魅力の全貌を、「理性と神秘」という観点から浮き彫りにしています。 pic.twitter.com/r8NgsdGyiD

2017-10-14 11:10:05
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山本芳久 @201yos1

『トマス・アクィナス 理性と神秘』では、宗教改革500周年だからこそ、宗教改革のスローガン「信仰のみ」「恩寵のみ」「聖書のみ」とは異なる、中世カトリック神学の根本構造を明らかにしています。恩寵のみではなく自由意志の、信仰のみではなく理性や哲学の積極的な役割を捉えなおしています。

2017-10-14 11:48:06
山本芳久 @201yos1

『トマス・アクィナス 理性と神秘』で強調した点の一つは、トマスの「新しさ」です。同時代の多くの人にトマスが与えた最大の印象はその「新しさ」でした。革新的な人物としてのトマス。その「新しさ」は、現代の我々にとっても、新鮮な刺激を与え、我々の思考を活性化させてくれる力を有しています。

2017-10-15 20:12:04
閔 永基(中山 永基) @yonggi623

このような問題意識から『トマス・アクィナス 理性と神秘』を準備中の山本芳久さんが、『プロテスタンティズム』の著者・深井智朗さんと23日にジュンク堂池袋で対談。テーマは「開かれたスコラ哲学」! twitter.com/201yos1/status…

2017-10-14 11:59:02
閔 永基(中山 永基) @yonggi623

『トマス・アクィナス 理性と神秘』と同じ12月には、『神学大全』の翻訳者・稲垣良典さんの岩波新書『現代カトリシズムの思想』もアンコール復刊します。そして、稲垣さんと山本さんの対談は『nyx』4号で読めます。こちらは刊行済みなので書店でチェック!

2017-10-14 12:02:38
猫の泉 @nekonoizumi

おお、山本芳久氏が岩波新書でトマス・アクィナスを書かれるか。これは買わねば。

2017-10-14 21:58:29
猫の泉 @nekonoizumi

@岩波新書12月。 内田博文『治安維持法と共謀罪』 新藤宗幸『原子力規制委員会』 山本芳久『トマス・アクィナス 理性と神秘』 原田信男『義経伝説と為朝伝説 日本史の北と南』 大門正克『語る歴史,聞く歴史――オーラル・ヒストリーの現場から』 池内了『科学者と軍事研究』

2017-10-23 23:30:56

関連書の新刊・復刊告知

出村和彦『アウグスティヌス』(新刊),稲垣良典『現代カトリシズムの思想』(復刊,詳細については,後ほど)

山本芳久 @201yos1

岩波新書からは、来週には、出村和彦『アウグスティヌス 「心」の哲学者』が刊行されます。拙著『トマス・アクィナス 理性と神秘』では、トマスに対するアウグスティヌスの深い影響についても言及しています。二冊合わせて読むと、西洋キリスト教の伝統を形成した二大哲学者の息吹に触れられます。

2017-10-14 17:41:06
岩波新書編集部 @Iwanami_Shinsho

山本芳久さん@201yos1 がご紹介くださっていた、出村和彦『アウグスティヌス 「心」の哲学者』の見本が、一足早く出来上がりました。20日の発売です。 pic.twitter.com/Nn4VH5Dw0p

2017-10-16 19:00:51
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山本芳久 @201yos1

出村和彦『アウグスティヌス 「心」の哲学者』をご恵投頂いた。アウグスティヌスの最も定評のある評伝であるピーター・ブラウンの『アウグスティヌス伝』の訳者でもある著者にふさわしく、西洋キリスト教の永遠の原点であるアウグスティヌスの生涯と思想の展開が時系列的に丹念に描き出されている。 pic.twitter.com/9M2OZ1OR8Y

2017-10-17 20:49:02
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山本芳久 @201yos1

拙著『トマス・アクィナス 理性と神秘』の刊行と合わせてアンコール復刊される稲垣良典『現代カトリシズムの思想』(岩波新書)は、日本語で書かれた現代カトリシズム関連書籍の最高峰です。宗教改革500周年の今年の最後に、二冊合わせて、カトリシズムの伝統の奥行きを味わって頂ければと思います

2017-10-14 17:36:04

宗教改革500周年をめぐって

山本芳久 @201yos1

いよいよ、10月31日の宗教改革500週年が近づいてきました。添付した図を見ると、キリスト教2000の歴史の中では、宗教改革(Reformation) によるプロテスタンティズムの成立というものがいかに新しい現象なのかということがよくわかります。 pic.twitter.com/xZQoKfQ2vw

2017-10-20 12:40:38
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