- Gocome1968
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ようこそ、にょろわーの未来を語る島へ ここは胡乱女体化観測所、百合ゾン島です 指紋認証、声帯認証、遺伝子認証、クリア 女体化適性の測定…完了しました 登録名と一致します 貴方をにょろわーの一員である事を認めまs ちょっとかむちゃん今放送中だから部屋入ってこないで!
2018-02-07 21:05:36Yurizon/Gocome Order ここに綴られるはとある(見た目)少女の成長期、その番外編でございます。至らない部分もあるかとは思いますがどうぞよろしくお願いいたします。 もし実況などしてくださる神様は #YurizonGO こちらのタグでツイートをいただけると狂喜乱舞します
2018-02-07 21:07:30今回はバレンタイン特別編です。 今貴女の手元にはサプライズチョコ3つとロックオンチョコが4つございます。さぁ、まずはサプライズか、ロックオンかお選びください
2018-02-07 21:10:2101 百合ゾン島、むーんの住む神社近くの林の中 「はぁむんかむ良いわぁ…癒される…邪念が払われていくのを感じるわね…。」 木の陰に隠れながらスマホのカメラを構えるその姿は紛う事無き不審者。ごーかむオルタは神社の縁側でくつろいでいるもふもふコンビの様子を一心不乱にカメラにおさめていた。
2018-02-07 21:21:59「かむタちゃん?」
02 「?あぁ貴女ね。気にしないでちょうだい。今私はむんかむウォッチングに忙しいの。ほら、気付かれるでしょ?早く立ち去りなさいな。………はぁ、何かしら?私に用があって来たのでしょう?」
2018-02-07 21:31:0303 頷き、どうぞとチョコレートの入った包みを渡すと少女はキョトンとした表情で固まった。その表情は変わらないまま次第に少女の目に涙が溜まり始める。 慌てて泣く程嫌だったのかと問うと初めて自分が涙を流している事に気付いたかのように包みを胸に抱いたまま片手で涙を拭い頭を振る。
2018-02-07 21:31:5904 「ご、ごめんなさい。バレンタインって事は分かっているのだけど贈り物をもらうのなんて本当に久しぶりで、ちょ、ちょっと待って。すぐおさまるから。」 少女のすすり泣きがおさまるのを待つ事数分。目元を赤くした少女がやっとこちらに向き直る。
2018-02-07 21:32:39「ありがとう。素直に嬉しいわ。食べてしまうのが勿体ないくらい…。いえ、食べるわ。貴女からの気持ちだものね。しっかりと受け取らないと失礼よね。えぇ。」 少し頬も赤く染めた普段の冷たい印象からはかけ離れた少女の姿に思わず言葉が漏れる
2018-02-07 21:34:07「かむタちゃんは可愛いなぁ…」
06 「っ!い、今そういう事言うのダメ!まだ普段の調子戻ってないから!……ふぅ…。これはチョコとは別に何かお返ししないといけないわね。そうね…うん。これ、あげるわ。」 少女は自身の首元にかかっていた黒色の石が繋がれたネックレスを外すとこちらに手渡して来た。
2018-02-07 21:40:4007 質素な造りであるがゆえ、ワンポイントの黒い石が目立つものだ。黒い服を着る少女には似合うだろうが果たして自分に似合うだろうか。
2018-02-07 21:41:2408 「身につけなくても良いのよ。お守り。ブラックトルマリン、私の誕生石なの。意味は…自分で調べなさいな。きっと貴女が苦しい時も自分を見失わない力になってくれるわ。私の力で作った物よ。私が言うのだからそうなのよ。」
2018-02-07 21:42:0209 そういうと少女は白の少女と同じような温かい笑顔を浮かべる。普段は氷のように冷たい少女だが、その内には木炭に灯る火のような温かさが秘められているのだ。普段は隠してしまうのは、きっと彼女の変なプライドのせいなのだろう。
2018-02-07 21:42:5910 「さて、むんかむウォッチングの続きよ。…折角だから貴女も二人の尊さをその目に焼き付けていきなさいな。」
2018-02-07 21:43:51【ブラックトルマリンのネックレス】 ごーかむオルタが日常的に身につけていたブラックトルマリンの付いたネックレス、そのレプリカ。ストックは何個かあるらしい。 宝石言葉は希望、幸運、歓喜、成功、石の帯電性、魔除けなどの性質から本当の自分を見つけ出すという意味も持ち合わせている。
2018-02-07 21:45:17普段は諦め癖のある彼女が一つの事に執着すると驚く程の集中力を発揮するのはこの石のおかげかもしれない。それ以前にオリジナルのネックレスはごーかむにプレゼントされたものだという部分もありそうではあるが。
2018-02-07 21:45:4501 百合ゾン島、図書館 入り口の扉を開けると古本特有の芳しい香りが鼻腔をくすぐる。自身の白さを隠すような黒い衣服に身を包んだ少女は今日もいつも通りに窓際の席に座って本をペラペラと捲っていた。少女がこちらに気付くとあからさまなため息をついて本を閉じて近づいて来た。
2018-02-07 21:56:17