日本図書館研究会第59回(2017年度)研究大会(第2日目) シンポジウム「図書館員は専門性をいかに維持・確保するのか-各館種の現状と課題-」

2018年2月24日(土)・25日(日)に神戸学院大学ポートアイランドキャンパスでかいされた標記大会の2日目のツイートをまとめました。 1日目のまとめは次のとおり。 日本図書館研究会第59回(2017年度)研究大会(第1日目) https://togetter.com/li/1202604
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日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「図書館職場の構造的な問題と非正規化の拡大ということでどういう社会構造になっているかを確認。ご存知のとおり、資格制度そのものの問題。10000人資格とっても2%採用。粗製乱造やミスマッチも。介護や保育職は処遇が低いまま認知されるようになっているが司書の方はどうもそうじゃない」#nal59

2018-02-25 09:55:46
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「それをどう考えるか。次は法的根拠の弱さで根幹的なもの。司書の資格は持っているかどうかで専門性を評価されるところはあるが、本当にあるんですか、私も持っているが実際には働けないだろう。色んな専門職があるが数のギャップをどうするのかが議論になっている。」#nal59

2018-02-25 09:56:50
井上昌彦@空手家図書館員 @karatelibrarian

国家資格で専門性を確保する、という方法。 #nal59

2018-02-25 09:57:47
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「医者や看護師、薬剤師等では、なるべくギャップを生じさせない戦略をとっているものと、ギャップは生じるがある程度国家試験等でコントロールするもの(弁護士、社会福祉士等)がある。採用段階でギャップがあるというのは司書もだが学校の教員も例に上がっているが、」#nal59

2018-02-25 09:57:56
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「養成には門戸が開いているが採用が狭いのでギャップが生じている。公共図書館の司書の推移についてみてみると、一目瞭然に状況が見えるかと思う。」#nal59

2018-02-25 09:59:09
井上昌彦@空手家図書館員 @karatelibrarian

講師によれば、毎年1万人程度有資格者を輩出しているが、図書館への採用は2%程度にとどまっている。 #nal59

2018-02-25 09:59:33
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「大学図書館実態調査からの表で推移を見た。数の増減でいうと増えている時期と減っている時期が。全体的に臨時の数が増えているのが見えると思う。」#nal59

2018-02-25 10:00:25
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「そういう非正規の拡大とアウトソーシングが導入される中、財政的な事情で専門性を価格で評価していることが成り立ちにくくなっている。職場でみると非正規化とともに女性化が進んでおり、問題の可視化を難しくしている。」#nal59

2018-02-25 10:01:42
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「夫の扶養の範囲内で働くとか、食べていけない問題が見えずらくなる。シングル非正規の問題も指摘されつつあるが認識されずらい状況。正規職で司書を処遇しなければならない状況が認識されていない。」#nal59

2018-02-25 10:02:30
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「有期雇用なので専門性の蓄積が困難ということと、働き続けるための労働条件が不十分と指摘されている。職場の非正規化は専門職として能力があるものを選別しているようにはなっていない。その背後には採用枠に比べて過剰に供給されているということがあると思う。」#nal59

2018-02-25 10:03:42
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「その先どうするかは難しいので午後に。」#nal59

2018-02-25 10:04:07
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「専門職研究を始めた時は非正規研究を考えていなかったが、司書の方と話をすると必ず触れられるのでこれは取り組まねばと考えるようになった。インタビューの中でも悩まれて答えていただいた。」#nal59

2018-02-25 10:04:55
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「望ましいことも語られるがそれが実現しないこととセットで話される。職場で作られる専門性が非常に大きくて、そこをどう説明すればいいのかと。」#nal59

2018-02-25 10:05:36
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「誰でもできるとか、強みがないとかなので専門性を語られないという方が多い。専門職として仕事をしていないと正規の人がおっしゃる。現場の仕事は非正規の方というのが広がっている。資料や情報と人をつなぐのは抽象的には語られるが現場レベルでは現実と乖離して話される」#nal59

2018-02-25 10:06:42
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「的確迅速なサービスのためには色んな知識が必要だがその知識こそが専門性と思うが、資料について語られることが多いが今図書館に求められるのは利用者をどう理解するかが要かと感じる。」#nal59

2018-02-25 10:07:22
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「ボランティア的な要素がありどこまで提供すべきかが問題。タフな接客スキルが求められると言われる。どの職場でも求められるようなスキルと司書のテクニカルなスキルが分かち難いところがあり、職場の個別性もある。」#nal59

2018-02-25 10:08:12
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「システムに強いとか、システムの評価をしなければならないがわからないとか、調整やマネジメントを求められるが司書の専門性ではないと言われる。葛藤しつつ行っているが。」#nal59

2018-02-25 10:08:58
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「志望動機が資料に対してあるのでギャップがあるのが厳しいところ。司書はプレイヤーとして働くのが望まれるのに全体的にジェネラリストとしての能力が求められる。」#nal59

2018-02-25 10:09:47
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「個人で身につけるのと職場でがあり、求められるのが何かで作られるのと、わからないことを聞くということもあるが、寄ってたかって教えてくれる仕組みがなくなってきた。わからないことがあっても聞く人がいないという状況が増えている。」#nal59

2018-02-25 10:10:35
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「自分なりに工夫したり落とし込んだり、色んな業務をすることで幅広い運営をしていく、OJTで能力をつけていくということだと思う。」#nal59

2018-02-25 10:11:15
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「専門性の形成はOJTによることが大きい。専門性が職場に従属しているということ。業務の切り分けが進み、限られた仕事しかできず、その中で育てられるのは果たしてどうかという不安も語られている。」#nal59

2018-02-25 10:12:24
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「個人の蓄積をどう集団化するか。職場の問題を共有化する場や議論する場がなかったり、見えにくい仕事がなかなか理解してもらえないと話されている。ミーティングする場すらないとか。」#nal59

2018-02-25 10:13:12
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「一人職場の問題となると学校図書館の方が多いと思うが、花嫁養成系の短大でイベントがあると図書館閉めて参加することが求められる。そういう状況で一人で専門性を代表する困難とか、組織の中でその図書館をどう評価しているかをダイレクトに受けることの厳しさがあり、」#nal59

2018-02-25 10:14:29
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「外で学び合う場が必要と話されるが、外に出にくくなる状況もあり、持ち帰ろうとしても共有する仕組みや働き掛けがないということも話される。」#nal59

2018-02-25 10:15:14
日本図書館研究会 @nal_tweet

廣森「あてにならない人をかかえる。役に立たない人が入ってくる。開館時間を長くしろという要請が強いのでシフトを組むと休めないし、役に立たない人をカバーしなければならない。そういうことをどう問題化すべきかが問題。」#nal59

2018-02-25 10:16:11
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