天皇と相撲と山岡鉄舟の話(抜井規泰氏)~「西郷どん」の相撲エピソードも交えて

この前の大河ドラマ「西郷どん」に、西郷隆盛が島津斉彬と相撲を取るという創作エピソードがありましたね。 似たような貴人と相撲を取る、という逸話で、「山岡鉄舟と明治天皇」の相撲にまつわる話が有名なのですけど、実はいろんなテキストで細部が違ったり、そもそも鉄舟が相撲というものを(天皇とのかかわりを)どう捉えていたかも、わかるようでわからない(テキストによって違う)。 ことし1月に、朝日新聞の相撲担当記者・抜井氏がそんな連続ツイートをされていたのですが、当時まとめる機会がなく、ちょっとたまたま今思い出してまとめさせてもらいました。 ツイートを使わせていただいたアカウントはこちら 続きを読む
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大山 格🇺🇦 @itaru_ohyama

憲法の公布は明治22年、教育ニ関スル勅語が発布されたのは23年、法治主義と道徳は並立することに。山岡は21年没、最晩年には酒が飲めなくなったと漏れ聞いた明治帝は、みずから利き酒をして飲みやすい酒を選び、病床の山岡に届けさせた。

2019-05-14 23:50:03
bookroad @bookroad1

@itaru_ohyama 山岡鉄舟が明治天皇と「相撲を取って投げてケガさせた」という逸話は何バージョンもあってよくわからないらしいのですが、その道徳論の話の変形なのか、相撲は相撲で別にあったのだろうか。(だとすると二回ぶん投げたことになる…) togetter.com/li/1205828

2019-05-15 10:04:15
大山 格🇺🇦 @itaru_ohyama

@bookroad1 投げたのは山岡だけじゃなく、陸軍大将黒木為楨も投げちゃってます。ほかに天皇に相撲で投げられた逸話の持ち主は沢山います。酔っ払って相撲をとるのは常習だったようですね。

2019-05-15 10:08:38
大山 格🇺🇦 @itaru_ohyama

@bookroad1 なお府中行在所では、山岡は正座したまま、殴りかかってきた天皇を投げてます。府中市に伝わる「謹話録」では、座り相撲と表現していますが、通常の相撲じゃありません。

2019-05-15 10:13:09