【公文書改竄問題】麻生大臣を辞めさせても何の解決にもならないぞ。

Satoshi Ikeuchi 池内恵 @chutoislam

「前代未聞ではないでしょ。日本の役所の公文書管理なんて昔からこんなもんでしょう」と、より根本的・本来的な批判をすると、「こいつは政権を擁護している」と筋違いのインネンをつける人たちが私のところまで若干名寄ってくる今日この頃ですが、そんなことに屈してはいけませんね。 twitter.com/oyaziMK2/statu…

Satoshi Ikeuchi 池内恵 @chutoislam

公文書管理法が施行されて運用されるまでは、まともな公文書が作られもせず、体系的には残りもしていなかったんですよ。辛うじて残っている部分をいろいろな方法を使って救い出して表に出す作業を私もしています。また、公文書管理法施行以後は、極力公文書にせず、入念に捨てる動きが進んでいます。 twitter.com/T_akagi/status…

Satoshi Ikeuchi 池内恵 @chutoislam

今回はめずらしく詳細な記述が付されていたので、問題化したのですが、記述を作ったり残したりした末端が、政治的な追及で自殺に追い込まれるならば、今後は実態に関わる記述は、これまで以上に、公文書に残さなくなるでしょう。客観的に想定できる問題と構造を指摘して批判しているのです。

山本八平 @yamamoto8hei

戦前の日本軍も順法（建前）闘争のたびに、名目的責任者が詰め腹切らされ、トップの首がすげ替えられたらしいが、実質的責任者は罰されることはなく、問題の構図はそのまま維持され、同じ過ちを繰り返した訳で。 「責任者の立場だから辞めろ」と安易に責めるのは、逆に問題解決を阻害するから反対。

山本八平 @yamamoto8hei

戦前の日本軍でも権限の無い参謀（辻政信が典型）が勝手に私物命令を作り現場を混乱させ、上司の名目的責任者や現場の人間がその責任を負って処刑されたりしたのに、当のご本人は罰される事もなく戦後国会議員にまでなった訳で。 背景を考慮せずに名目的責任者を罰する害悪を少しは想像して欲しい。

山本八平 @yamamoto8hei

今回の公文書書換え問題で、仮にトップの命令が無くとも、現場やその上司の判断で書換え工作が行われた場合に、マスコミが騒いでトップが詰め腹を切らされる前例が出来ちゃうと、民意で選ばれた政権が官僚の工作一つで倒されてしまう事になる。 本当の民主主義の危機は、むしろこのリスクだろう。

山本八平 @yamamoto8hei

普段「戦前の反省ガー」と異論者にサルの反省ポーズを強要してる護憲左翼やマスコミが、戦前統帥権干犯を唱えて議会政治を破壊した政治家や、既成事実をデッチ上げた後、順法（建前）闘争を仕掛けて口封じした軍部と同じ行動を取っている訳で。 戦前を反省してないのはむしろコイツらだよな…（呆）

加藤AZUKI @azukiglg

一方で、政治家は官僚の出してくるペーパーを信頼している。 それらは何重にもチェックされ、何人もの決裁を経、機密として守られ、遵法しているという前提が「必ず守られている」ということになっていて、そのことを政治家がいちいち微に入り細に入りチェックするとなると、二度手間。

加藤AZUKI @azukiglg

政治家だって、「常にあらゆる問題の万能のエキスパート」ではいられないから、都度都度に専門分野の官僚のレクを受けて勉強するし、その官僚の説明を前提にする。 まあ、専門分野については官僚とやりあうことも出てくるだろうけども、全部の分野に全員がそうなるのは不可能だし無駄だ。分業分業。

加藤AZUKI @azukiglg

政治家は、特に政権は「行政のトップ」であるわけだけど、これなんかは「官僚は嘘をついていない」という前提に立たなければ、官僚組織より遥かに規模の小さい政治家による「官僚の確認作業」で、「政治」のほうがほぼできなくなる。だから、官僚を信頼するしかない。

加藤AZUKI @azukiglg

完璧になるのは無理だから完璧を目指すべきではない、とまでは言わないけど、「完璧のためには非効率であっても仕方ない」を貫くと鈍重な社会になるし、「効率が良ければ嘘でもよい」を許すと社会が迷走する。 日本の風土が育んだ気質は何かと極端、何かと潔癖なので、完璧でなければ悪てなりやすい。