毎日が記念詩

齋藤純二/純和屋 @shoboter123

#老人詩 職場に八十歳を過ぎた方が フルタイムで元気に働く方がいる 何か秘訣があるのだろうか それにしても凄い時代になったもんだ 生涯、働けるのならこんな幸せはないだろう 生まれもった身体や生活習慣、精神の違いだろうか いったい老人とはどんな人なのだろう 実年齢はもはや関係なさそうだ

ポッキー(山口絢子)@低浮上多し🙇 @sorapoky

その老人の怒りは 気の効かぬ私に対してか 冷たい周囲に対してか 思うように動けぬ 自身に対してか 抗えぬ老い 彼が行く道 やがて我も行く道 ＃老人詩 ＃アトリエ部 ＃pockypoem pic.twitter.com/2NTQflsoOy

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丹下 翆 @SenTange

チョコレートコスモスが 店頭に並び始めたから 思わず手を伸ばして 根付かなかった恋 花びらに重ねて 再び棚に戻す 風が揺らす 秘めた赤 隠す黒 微かに 香る 甘い 思い出 誰よりも あなたをと 欲していた心 宙に返せるのは 絶滅してしまった 野生の黒いコスモス だけなのかもしれない #コスモス詩

雨雫 @ame_no_shizuku

生きる事は 欠ける事 棄て 喪い 削り落とし 劣化し 萎み 枯れ やがて その芯の芯だけを 露わにする 老いて 人は 自分自身になる 美しさも 醜さも その身体に刻み、 #老人詩

野宮ゆり @w06220212k

#コスモス詩 右手（めて）に コスモス 左手（ゆんで）に カオス ふるふる花びら 薄い色 銀河は秋の花畑 濡れて時雨は 流れ星 宙の残夢や 古戦場 いくさのはなと 呼ばれたは 目元涼しや 美少年 春まだ浅く 寒い日に 花と浴びた 返り血は めぐる季節は 稲穂の頃に 秋の桜に なりにけり

ポッキー(山口絢子)@低浮上多し🙇 @sorapoky

秋風に揺れる君に恋をした 今日はどんな歌 聴かせてくれるの ＃コスモス詩 ＃flowers ＃キリトリセカイ ＃photography ＃アトリエ部 ＃twpoem pic.twitter.com/gppHURVxnj

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はるとがたり @nemunemufire

風に揺れ 根が張る限り 強く咲く そんな彼女の、彼女らの 葬列を作り送るのが私の仕事 首を落とすと直ぐに萎れる秋桜 四枚花弁を残したら 風に、水に、流して 秋の葬列 水葬のコスモス 送り出して花弁を撒き 涙と共に 冷風を愁う くるくる回るコスモスは 一度止まって 沈んでいった #コスモス詩

哉歩(chikaho) @chikaho13

優しい丸みを支えるのは あまりにも細い首 風に吹かれるたび やきもきする僕に 大丈夫 笑って見ていろと 秋の嵐に 向かって咲く その首の細さは 弱さじゃない 強風に負けないための しなやかさだ #コスモス詩

望月さみ @mocizuki_33

#コスモス詩 コスモスを見ると 大好きな歌を口ずさんでしまう 冷たくなりはじめた風を 全身で受けながら 折れることなく しなやかに 散ることなく やわらかに こんなふうに 心もあれたらと 誕生花 季節がめぐりくるたび 振り向かせる 晴れた秋空に映えて 大好きな歌を巻きこみながら

野宮ゆり @w06220212k

#世界法詩 みんなで 手を取り合って 編んだ ネットに 地球は 入っていて スイカみたいに 宙吊りの状態 ある時 ネットに ほんの小さい 穴があいた 何故と言おうか やはりと 言うべきか 内側から焦げて 勢いよく燃えて みるまに 大きく破れて 地球は 下へ下へ 果てしなく 落っこちた ……

emyu @emyuseal

#コスモス詩 秋の音色が 夜の隙間で囁き始める その空気を読んだ湿度 夏を手放し 乾いた風を呼び込んだ だんだん 火灯し頃が早くなって 夜長月 夜の闇を 積み重ねて咲く 秋桜 (あきざくら) 純白に淡紅色 躑躅色が 咲きみだれ 色無き風と 抜けた空に よく映えて からからと 笑っている もう、秋だ

はるとがたり @nemunemufire

神様は法を下さった 幸あれ ただそれだけ それだけの事が苦しく難しい 難しすぎて神様なんていないって 否定ばかりが生まれていって 簡単な法は、消えてった 今はただ祈る形に作られた この小さな手の中しか神はいない さいわいはない けれど今日も 誰かが何処かで法を説く 幸あれと #世界法詩

Luvjoiners ラヴジョイナーズ @luvjoiners

#宇宙詩 空の果てまで 宙の果てまで 飛翔する。 思想は廻り 思考は昂り 言葉が虚空を切る。 惑星は今にも降り注ぎ 恒星は今にも弾け飛び 天幕を裸体に纏う。 それは深く それは蒼く 君の瞳に光を投じた。 何が見える？ 何が聞える？ どこまでも進む。 北極星の彼方まで 南十字の足元まで 穹を駆ける。

雑感❕ @mimi_4567

目に見えないほどの大きさ小ささ 遠さ近さに 全ての宇宙はあって あなたとわたしと 生きているもの全てが 宇宙に棲んで いろんな星を 纏ったり見つめたり している #宇宙詩

emyu @emyuseal

#世界法詩 自国では ルールであり マナーである "ゴミはゴミ箱に" "ゴミは持ち帰る" 近い将来 この言葉が 理念が 出身国にかかわらず 世界共通になればいい それは 貧困のない 争いのない 平和な世界でなければ 叶わない もしも 世界から全ての武器が消えたなら そんな 国益を棄てる 法を望む

はるとがたり @nemunemufire

闇夜に濡れる硝子に 指先を這わせて 閉じた眼の天鵞絨を そっと靡かせて 瞼の裏の残光を 瞬く事なく追う がらすのうちゅう 届く事のない光のかけら がらすに集めて 煌めく星をとじこめよう 冷たいは指先に 闇は閉じた目に 流れ星は口唇に 窓に触れて感じて 乱反射の宇宙 部屋の中のそら #宇宙詩

Luvjoiners ラヴジョイナーズ @luvjoiners

#電話詩 ずーっと 震えていた 彷徨う私を 何度も呼び止めた 無視して 振り切って ずんずん彷徨った 切れては鳴り 鳴っては切れ 私を 世界に繋ぎ止めていた 電源を切ったら 電源を切ったら 凧糸は 切れてしまう 振り払いたいのに 自由になりたいのに 電源は 切れなかった 通話ボタンを押した

哉歩(chikaho) @chikaho13

電波に乗って届く 君の声は低くて 別の人みたい 返事のかわりの 目配せや首の角度 その手をぎゅっとすることも できないから 電話はきらいだ 遠く 遠く 離れていることを 思い知るから 大きらいだ 耳元に聴こえてはいても 宇宙の端と 端ほどに 寂しくて 寂しくて 電話は きらいだ #電話詩 #宇宙詩

雨雫 @ame_no_shizuku

なんだよ 頑張って 21世紀まで生きたのに 未だ火星にも 飛べないなんて 銀色の宇宙船と タコの姿の異星人と 星 星 星の海を なんだよ 頑張って 21世紀まで生きたんだ もう少し 夢を続けるさ、 #宇宙詩

齋藤純二/純和屋 @shoboter123

#宇宙詩 君と僕の間は宇宙 その空間がなくなるくらい くっついちゃったら 世界は幸せに広がって 君の中にある僕の宇宙 僕の中にある君の宇宙も くっついちゃったら あらまあ、ひとつの世界に 僕らの世界をぐるぐると回して くすくすと笑いながら 宇宙に浮いている

野宮ゆり @w06220212k

#宇宙詩 濃紺の まほろば 半永久的 放牧の図に 固定された 星は羊の群れ むべなるかな 牧場の主は 顔のない 神 あれ かの御方の ふところが 動く まれに宙では 風が吹くとか それでも 広大な園は そよともせず ただ どこぞの 惑星が 深く ひび割れたぞな

emyu @emyuseal

#宇宙詩 いつか死ぬ。 この思考に迷い込むと どうしようもない不安に 襲われる 地に足のつく必然から 引き剥がされ 圧倒的な宇宙の漆黒に 呑み込まれ 足の竦みが すーっと 私を侵食し 言いようのない恐怖が 私を覆い尽くす そう 普段は意識しなくとも どこか繋がっていて ふと存在を示す 宇宙

御園まりん @Misono_Marin

二度目に死を覚悟した時は 死は直ぐ傍まできていた 好きなものは最後に残すタイプ “くたばる喜び ”は 取っている #自殺予防詩

御園まりん @Misono_Marin

友達は 薬の量が多過ぎて 吐き出し 助かった 何度も手首を切ったが 死ねなかった 三階から飛んだら風が吹いて 木の上に落ち 足を怪我した 死のうとして死ななかった 友に 「生きていてくれてありがとう」 を伝えたら 泣いて喜んだ。 本当は生きたいんだ。 人は誰でも。 #自殺予防詩

はるとがたり @nemunemufire

メールもある 小鳥もいるし 沢山の写真付きの顔もある チャットもあるし 繋がる線もある リアルタイムで 綴られる 今はある でも リアルタイム紡がれる声は いつだってひとつ 繋げておくれ 今そこにいる声を そこに在る君を ここに居る僕に つむいでおくれ つないでおくれ 世界の音を #電話詩