アリストテレス自然学を中世ヨーロッパに伝えたとされるアラビアの天文書『天球について』の真の作者発見ニュース

24
広島大学 @Hiroshima_Univ

社会文明研究を専門とする、三村太郎准教授の研究成果を公開!「科学史の定説をくつがえす-アラビア語写本の山をかきわけて-」。長い間自然科学を学ぶ学生の教科書として親しまれてきた『天球について』。膨大なアラビア語の文献を調査し、真の著者を発見。詳細はこちら→hiroshima-u.ac.jp/HU_research/so… pic.twitter.com/Oyu1vTPi21

2018-04-20 14:54:01
拡大
拡大
リンク KAKEN アリストテレス自然学のアラビア語およびラテン語における伝承の文献学的研究 平成28年度は、『天球について』アラビア語原典の校訂を進めた。本作品は、ベルリン写本で66フォリオにも及ぶ大部の著作であり、全体の校訂の完成には、ある程度の時間がかかることが予想された。とはいえ、すでに関連する2写本(ベルリン写本およびフィラデルフィア写本)の全ページのデジタル・イメージを入手しており、そのイメージ・データの調査に基づいて、すでに、Taro Mimura, “The Arabic Original of (ps.) Mashaallah’s Liber de orbe: its date
Taro Mimura @taromimu

Twitter上に急に自分の顔が出てきて驚いた。 twitter.com/Hiroshima_Univ…

2018-04-20 22:34:50
こなみひでお @konamih

すばらしい!アリストテレス自然学を中世ヨーロッパに伝えたとされる『天球について』は占星術師マーシャーアッラーフによるとされていたが,三村太郎によって真の著者が判明した。科学史への大きな貢献。 hiroshima-u.ac.jp/HU_research/so…

2018-04-21 11:51:38
こなみひでお @konamih

著者の有力候補,現在のチュニジア近辺で活躍したユダヤ教徒ドゥーナシュ・イブン・タミーム(955以降没)を発見。ドゥーナシュによる『生成の書注釈』というカバラ注釈書と『天球について』とを比較すると、両者に見られる占星術への態度や天文学的な内容が一致する。

2018-04-21 11:54:19
こなみひでお @konamih

The Arabic original of (ps.) Māshā'allāh's Liber de orbe: its date and authorship TARO MIMURA cambridge.org/core/journals/…

2018-04-21 11:59:12
リンク Cambridge Core The Arabic original of (ps.) Māshā'allāh's Liber de orbe: its date and authorship | The British Journal for the History of Scien The Arabic original of (ps.) Māshā'allāh's Liber de orbe: its date and authorship - Volume 48 Issue 2 - TARO MIMURA 2