第219回ku-librarians勉強会:北米におけるオープンアクセスと研究データ管理(国立大学図書館協会ビジョン推進事業調査報告)Comments

0
ku-librarians @kulibrarians

APCの助成予算や各部局でAPCのためのファンドが存在して、APCのディスカウント交渉もしているとのこと。#kul219

2018-04-26 18:39:04
ku-librarians @kulibrarians

APCは出版されたDBより試算ということだが、APCの支払方法も複雑化しており、確実にAPCの経費を把握することは難しい。APCの高騰やOA出版経費の複雑化に関する懸念についても情報交換を行った。 #kul219

2018-04-26 18:40:49
ku-librarians @kulibrarians

OA2020について。OA2020とはMax Planck Digital Libraryが主導するOAを推進する国際的なイニシアティブ。購読料モデルから研究成果が全てOAとなるモデルへの転換を目指すもの。Key Aspectsはモデルの転換、キャッシュフローの再編成、他機関との協働の3つ。(すみません、詳細は省きます。) #kul219

2018-04-26 18:43:11
ku-librarians @kulibrarians

日本ではJUSTICEが大学図書館の窓口になり、Expression of Interestに署名。 #kul219

2018-04-26 18:43:54
ku-librarians @kulibrarians

OA2020に対しては、インタビューを行った大学毎に反応が様々。ただし、各大学でOAに対して積極的な意見を持ちながら、業務をされていることが印象的であったとのことです。 #kul219

2018-04-26 18:46:47
ku-librarians @kulibrarians

研究データポリシーの策定について、どのように考えているか伺った。回答としては3つの理由から考えていないとのこと。1 教員は基本的にポリシーによって行動を強制、制約されることを好まない(一方ポリシーがあることで、大学が何を期待しているか明らかになると歓迎する教員もいる) #kul219

2018-04-26 18:48:47
ku-librarians @kulibrarians

2 研究分野について大きく状況が異なり、一つのポリシーで対応することが難しい 3 助成機関やジャーナル等が研究データの適切な管理や公開を義務化しているケースが多く、大学がポリシーを策定するまでもない #kul219

2018-04-26 18:50:06
ku-librarians @kulibrarians

Love Data Weekの紹介。研究データ管理に関する周知活動の一環。イベントをより効果的にするには、教員からの協力(Championになってもらう)も必要。 #kul219

2018-04-26 18:51:49
ku-librarians @kulibrarians

人材育成についても話題になったとのこと。1年に一回程度各職員が何に中止に取り組んだか発表の機会を与えたり、失敗体験からではなく、成功体験も共有し学びにすることが大事とのことです。 #kul219

2018-04-26 18:52:52
ku-librarians @kulibrarians

次にカリフォルニア工科大学です。小規模で、大学院生が学部生よりも多いという研究に特化した大学。 #kul219

2018-04-26 18:53:51
ku-librarians @kulibrarians

インタビューに入る前にカリフォルニア工科大学の価値を説明してくださったとのこと。価値とは Creativity と Taking a riskの2つ。それを象徴する話が1930年代の「The rocket boys」学生によるロケットの実験で寮が火事にになったが、大学は学生を退学にせず、実験施設を提供。 #kul219

2018-04-26 18:55:53
ku-librarians @kulibrarians

それが現在のロケット研究につながっているとのこと。それでは本題へ。 #kul219

2018-04-26 18:56:20
ku-librarians @kulibrarians

カリフォルニア工科大学では2013年にOA方針を策定。課題は著者最終稿の提出を義務化できていないこと。教員に負担をかけずに、OAをすすめる取り組みを実施中。 #kul219

2018-04-26 18:57:44
ku-librarians @kulibrarians

カリフォルニア工科大学ではCODAというリポジトリ群があって、コンテンツの種別ごとに分かれている。統合検索が今後の課題とのこと。 #kul219

2018-04-26 18:58:37
ku-librarians @kulibrarians

オープンアクセス方針を遂行するために、様々なソースから教員の学術雑誌掲載論文を取得し、機関リポジトリに登録。CC-BYの論文を複製・公開、プレプリントサーバから複製・公開。 #kul219

2018-04-26 19:00:03
ku-librarians @kulibrarians

担当者が色々な手をつくしてOAを推進しようとしている。教員は300人程度だが、よく教員の研究成果を把握しており、出版社による権利関係にも非常に詳しい。 #kul219

2018-04-26 19:01:22
ku-librarians @kulibrarians

博士論文の電子化・公開については、アメリカの著作権法の見解で、1978年以前に出版された著作はパブリックドメインに属する。そのため1978年以前に出版された博士論文については著者に断りなく公開、許諾をとらないことで、問題が生じたことはないとのこと。(むしろ歓迎されることも) #kul219

2018-04-26 19:04:33
ku-librarians @kulibrarians

過去の研究データの電子化・公開ということで、博士論文に添付されている研究データの電子化・公開をすすめているとのこと。 #kul219

2018-04-26 19:05:32
ku-librarians @kulibrarians

ORCIDについて、工学系分野のジャーナル投稿のためにはORCIDが必須となることが多く、教員にORCIDを取得してもらうことは課題ではないが、ORCIDで情報公開をしていない教員が多く、学内の教員のORCIDを把握することは難しいとのこと。 #kul219

2018-04-26 19:07:17
ku-librarians @kulibrarians

CaltechDATAについて、CODAの中の一つのデータリポジトリ。2018年4月25日現在701件が登録。データセットへのDOIの付与も行なっている。教員はフォームを使用してメタデータの登録・データのアップロードをしている。 #kul219

2018-04-26 19:09:00
ku-librarians @kulibrarians

また登録研究データの更新も可能、ファイルサイズは500GBまでアップロードできる。ライセンスとしてCreative Commonsを採用。引用された際に著者へメール通知をするサービスも行なっている。 #kul219

2018-04-26 19:10:36
ku-librarians @kulibrarians

CaltechDATAの特徴はGitHubと連携しているということ。GitHubとはソフトウェア開発等において利用されるバージョン管理システム。リポジトリ内のコンテンツが更新される度に自動的に更新・保存がされる。 #kul219

2018-04-26 19:13:00
ku-librarians @kulibrarians

すみません、日本語で聞いても難しい技術(Code Metaのサポート)でメタデータの編集に関しても便利に作られているとのことです。 #kul219

2018-04-26 19:14:20
ku-librarians @kulibrarians

CaltechDATAでは経度・緯度といった位置情報を持つ研究データを地図インターフェース上で検索可能にしている。地図上に研究データの生成時期で色分けして表現したり、地図上のアイコンをマウスオーバーするとメタデータが出てきたり。 #kul219

2018-04-26 19:16:07
ku-librarians @kulibrarians

またカリフォルニア工科大学ではCaltechDATA以外にも、各分野の代表的な研究データリポジトリのリストを図書館で案内している。機関で研究データリポジトリを提供していなくても、入り口を提供することは可能。 #kul219

2018-04-26 19:17:30