【子宮頸がんワクチン被害者と向き合う！「HANSの問題は現在の医学・医療に対する告発だ」岩上安身による小児科医・横浜市立大学名誉教授 横田俊平医師インタビュー】

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26.岩上「内容が違うわけですね。接種者数が340万人で3130人に有害事象が出て、重篤が1784人（57％）。これは無視できる数字ではない。『一般的な用語で症状を語ったのではHANSの子らの痛みは届かない』ということを、横田先生はおっしゃっている。いま70人の患者さんを担当している」@iwakamiyasumi

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27.岩上「現在の『検査医学』では、検査で異常が出ない病気は全て『メンタル』のせいにしてしまう。完全なブラックボックスですね」横田氏「ぼくはブラックボックスだとも言いますし、ゴミ箱だとも言います」岩上「いろいろなところに投げ込んで、おしまいにしてしまう」@iwakamiyasumi

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28.横田氏「感覚障害というのは、光、音、匂い、味、そういうものなんですけれども、私たちの仲間の黒岩義之先生が『サングラスサイン』と名づけたほどに、一時期、外来にサングラスをかけた子ばかり来ました。それに深々とした帽子を被って」@iwakamiyasumi

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29.横田氏「本を読み始めると、頭の中に3人、4人、5人子どもがいて、入れ替わり立ち替わり、その子たちが表に出てくる。6人目として、自分もいる。そして、一人ひとりの人格がしゃべり始める。お母さんがそれぞれの人格を覚えていて、この子のしゃべり方にはこう応える」@iwakamiyasumi

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30.横田氏「この病気を通じて思ったことがいくつかある。そのひとつが世の中がある種形式張ってきて、その形式にのっとらないことは悪であると考えている。『こうした事件が二度と起きないように、予防対策を今後公表します』。でも、その予防対策にがんじがらめになって何もできない」@iwakamiyasumi

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31.横田氏「ワクチンを打って5、6年たって、中には症状がよくなってくる子がいるんですけど、それを見分けるのは、化粧をして来るんです。無気力から、自分の身を飾りたいというのが出てくる。化粧して入ってきた子に『体調、いいの？』と聞くと、例外なく『はい』と」@iwakamiyasumi

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32.横田氏「一人の人間の血液を一度取り出して、また戻すという治療ですから、身体に対する負担がものすごくあるんですね。簡単にできる治療ではない。鹿児島大学の先生がビデオを学会で出されるんですけど、入院時はベッドに寝かされているのに、治療を終えると元気に歩いて帰る」@iwakamiyasumi

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33.岩上「今後の方向性」横田氏「ワクチンの副反応は自己申告なんです。いま厚労省が把握しただけで3100人ちょっと」岩上「信頼に足る数字とはいえない」横田氏「日本の場合、この調査を当該製薬会社がやるんです」岩上「何だよ、容疑者に調査させるようなもんじゃない」@iwakamiyasumi

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34.岩上「情報が決定的に不足している」横田氏「私たちも患者さんたちのための時間が非常に膨大になるんです。だから、それぞれの立場の方がそれぞれに発言していただく。私自身は患者さんから直接聞き取った話ですから、それを正確にみなさんにお伝えするのが仕事だと思っています」@iwakamiyasumi

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35.横田氏「医療をお話しますと、問診という形をとります。そのあと診察をするんです。この子たちを診ていくと、どこの筋肉も張ってるんですよ。肩こりどころか、『腕こり』とか『脚こり』があって、かつ関節は腫れてはいないんだけど、押すと痛い。圧痛点がすべて陽性なんです」@iwakamiyasumi

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36.岩上「コロンビアの事例では被害者が差別的扱いを受けてしまった」。横田氏「診察した先生がどういう意識で診察したかが大きいと思う。まともな医療をやってきた人であれば、患者さんの訴えからスタートする」@iwakamiyasumi

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37.岩上「スペインの事例のように、日本でも接種数分後から症状が出る例がある？」横田氏「私たちの患者ではいませんが、日本でも霞が関アーバンクリニックでそういう話を聞きます。また、スペインの事例の診断名『疑似発作』などありえません」@iwakamiyasumi

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38.岩上「副反応の症状はスペインも日本も変わりなし。慢性疲労、めまい／吐き気…視力喪失。目が見えなくなる子もいるんですか」。横田氏「います、少ないですけど、さきほどお話しした眩しさの延長で、視野欠損。ほんとに一部しか見えない子もいらっしゃいます」@iwakamiyasumi

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39.岩上「スペインでも高い重篤な副反応の割合。2017年スペイン医薬品庁の報告（2009年からの総計）です。有害副反応の報告、1172例。3479件の疑わしい副反応の通知。7件の死亡の疑い。最も多く報告されている疾患は神経系障害（1231件）。52%の報告は重篤」@iwakamiyasumi

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40.岩上「イギリスでの症例 ジェイ・バディアルさんのケース。2013年、最初のガーダシル注射後に、片頭痛、胸痛、手と腕のけいれんが起きた。しかし、開業医は『ただの成長期痛』と診断。こういうのは、日本でも多いんでしょう」。横田氏「まれじゃないと思います」@iwakamiyasumi

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41.岩上「国の接種プログラムが存在するあらゆるワクチンのなかで、HPVワクチンは『深刻な有害事象』（SAE）が最も多い。2017年段階で、HPVワクチンの有害事象全体は2万3000弱あるが、そのうち8936のレポートが作成され、8の死亡事例がある。イギリスでははっきりと認識されている」@iwakamiyasumi

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42.岩上「そして、アイルランドです。アンナ・キャノンさんの娘さん三姉妹は三人とも深刻な有害反応が現れた。三女は紅斑、発熱、筋肉痛を伴う慢性のライム病」。横田氏「ライム病はダニが媒介する感染症。初めは、そういう診断を受けたということじゃないですか」@iwakamiyasumi

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43.横田氏「アイルランドは英国の隣にある小さな島で、ある意味、産業が育たない。だから、長い間英国の支配を受けていた地域。それで、欧州の製薬会社を誘致して、アイルランドには製薬会社が山ほどあるんです」。岩上「それは、医師や保健当局は動かないですね」@iwakamiyasumi

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44.岩上「接種を呼びかける『啓発活動』の裏には必ず利益相反があるんじゃないかと。2014年5月米シンクタンクCSIS（戦略国際問題研究所）が子宮頸がんワクチン接種の積極推奨再開を求めるレポートを発表。2014年という時期を見ていただくとわかるのですが、問題になり始めた時期です」 @iwakamiyasumi

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45.岩上「2014年のレポートでは足りないだろうと、2016年、トップセールスマンがやって来た、ジョージ・W・ブッシュ元大統領。子宮頸がんワクチン『ガーダシル』の製造販売元である米メルク社の日本法人MSD株式会社主催のシンポジウム「女性のための予防医療」のためだけに来日」@iwakamiyasumi

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46.岩上「2016年4月4日、山本太郎議員が参院で『TPPが発効すればISDS条項で訴えられるじゃないか』と質問、日本政府がそれを認めた。当時の塩崎恭久厚労相は、2010年2月26日自民党本部で設立総会が開かれた自民党のワクチン推進政策に関する議員連盟『自民党ワクチン議連』の幹事長」@iwakamiyasumi

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47.岩上「WHOって、ほんとに絶対信頼できるんですか？」。横田氏「ぼくの聞いているところでは、かなりセクションが分かれていて、ワクチンセクションは、確かめたわけではないんですけど、MSDとかGSKのある種天下り機関だという話を弁護士の先生から聞きました」@iwakamiyasumi

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48.横田氏「（村中璃子さんは）私のことも著書で書かれてますが、取材など一切ありませんでした。また、医師として活躍するのに必要な『医籍登録』もされていないと聞いていますので、ジャーナリストとしても医師としても疑問符がつきますので、私はおつき合いをしていません」@iwakamiyasumi

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49.横田氏「統計をとったことがありまして、接種直後に症状が出る方も多いのですが、ほとんどの方が接種後半年以内。ですから『10代でワクチンを打った少女が60代で』という議論自体がおかしい」。岩上「これ自体が極論ですよね。それでは、あなたはそういう例を見つけてきたのと」@iwakamiyasumi

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50.横田氏「（村中氏の）この文章を読んだ時に、最初に思ったことはこの人は臨床を一回もやっていないということでした。臨床医とは、目の前の患者さんに責任を持つこと。患者さんは病気を治してほしいと来られるわけで、HANSのお子さんたちはまだ病気のメカニズムもわかっていない」@iwakamiyasumi