【実例】話術が巧みな人の話ほど舌禍に作り替えやすい話【解説】 #舌禍は作れる
少なく見積もってここ10年くらいの「失言」「舌禍事件」とされたものの検証をやったことがあるんだけど、それらは 1)本当に落ち度 2)一部抽出 3)誤解誤読 があり、(2)(3)が圧倒的に多い。しかも、誤読誤解でなく、「分かっててわざとやってる」が昨今増えすぎてる。
2018-05-11 19:09:49@azukiglg @otapediatrician 興味深い検証ですね。是非拝見したいのですが…
2018-05-13 05:21:30残念ながらもう残ってないんですよ。ちゃんととっときゃよかったと後悔してます。 QT @d0bd0b_: @azukiglg @otapediatrician 興味深い検証ですね。是非拝見したいのですが…
2018-05-13 05:54:23ただし、 togetter.com/li/1226009 でも紹介している、2013年の「麻生ナチス発言」とされる舌禍の原文検証はブログにデータが残ってますので、そちらをご覧頂けます。 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:22:09誤解を呼ぶパラグラフの分け方で書かれた例
麻生発言の朝日の書き起こし(私家版との対照比較) d.hatena.ne.jp/azuki-glg/2013… 麻生発言についてのポリティカル・コンパス d.hatena.ne.jp/azuki-glg/2013… 上は朝日新聞が公開した「全文書き起こし」とされるものについて、段落整理を行ったもの。 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:24:31下は「麻生発言に対する意見(批判)を整理して、どういった観点から批判をしている意見が何系統存在するか」を検討したもの。 関連して、 【耳で聞く】 麻生発言~情報を耳目のどちらで処理したかで解釈が変わるのはなぜか 【目で読む】 togetter.com/li/545180 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:26:05最初のツイでは、赤字で示された部分が二つのツイに分かれてしまい、「上」「下」がそれぞれ何を指しているか曖昧になってしまった。
同じ内容を誤解を避けるように書き直した例
1) 麻生発言の朝日の書き起こし(私家版との対照比較) d.hatena.ne.jp/azuki-glg/2013… 2) 麻生発言についてのポリティカル・コンパス d.hatena.ne.jp/azuki-glg/2013… @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:40:071)は朝日新聞が公開した「全文書き起こし」とされるものについて、段落整理を行ったもの。 2)は「麻生発言に対する意見(批判)を整理して、どういった観点から批判をしている意見が何系統存在するか」を検討したもの。 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:40:46関連して、 【耳で聞く】 麻生発言~情報を耳目のどちらで処理したかで解釈が変わるのはなぜか 【目で読む】 togetter.com/li/545180 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:41:19これだと、たぶん最初の「上は~下は~」より、意味がちゃんと通じやすい。 麻生ナチス発言と呼ばれたものは、今のように「どこで段落を区切るか」「代名詞、例えはどの単語に掛かるか、口頭にはない句読点の位置をどこに設定するか」で作られた舌禍でもあります。 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:43:18やり直しツイでは、青字部分に合番を振り、解説部分(赤字)をひとつのツイにまとめてそれぞれ番号を指定し、関連した補足(緑字)を別ツイに分けた。
これによって、分割されていた赤字部分が誤読されにくくなった。
舌禍の構造について
大抵の舌禍とされるものは、 「口頭の演説、講演、会見」 をベースにしていて、そこから全体の一部分を抽出して問題視するとか、音声で語られた内容を文字起こしして問題視するとか、そういう形で作られています。 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:44:22そこらへんは、 togetter.com/li/545180 このまとめでも触れていますが、「息継ぎ以外で句読点がない音声」の、どこに句読点を打つかで言葉の意味は変えてしまうことができるので、文章起こしされた「全文書き起こし」は、その時点で書き起こした作業者の主観が入ります @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:46:21また、同じまとめでも触れてますが、人は「長い話をされたとき、直近の内容は覚えているが、冒頭でした話は覚えてない」という。これは、人間が短期記憶をそんなにたくさんストックしてはおけない、という生物の能力的限界の話らしいです。 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:47:41また講演や会見などでは「その場で何についての話をしているか」という前提が蓄積されるので、話者が主語や目的語を都度都度に省略しても、聴衆は話者の意図を汲み取ることができます。そのため、長い話になるほど主語・目的語が減って代名詞や「それ」「あれ」が増えます @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:49:16麻生大臣に限りませんが、舌禍にされた事例は、「例え話」と「皮肉」が含まれるものがかなり多いようです。 @d0bd0b_ @otapediatrician
2018-05-13 06:50:53