安倍政権を滅ぼす麻生財務相の舌禍語録 「セクハラ」から「ナチス」まであるわ、あるわ… dot.asahi.com/dot/2018050900… あるわあるわじゃなく、過去の舌禍事件な殆どが「マスコミ側解釈」で作られた舌禍なんだよな。
2018-05-10 03:15:25「森友のほうがTPP11より重大だと考えてるのが日本の新聞のレベル」>これ舌禍じゃないよね。 「終末期患者をチューブの人間」と表現し「さっさと死ねるようにしてもらわないと」>これ、後半は「自分(麻生議員自身)が寝たきりになったときは」という、自分の処遇に対する要望なんだよね。
2018-05-10 03:18:12「ナチス政権の手口に学んだらどうか」>これは2013年の所謂「麻生ナチス発言」事件で、 d.hatena.ne.jp/azuki-glg/2013… にまとめたように、パラグラフをきちんと整理していくと、マスコミによる二重三重の誤読が明らかになってた。舌禍に「した」のがマスコミ側なんだよなあ。
2018-05-10 03:19:51読売新聞が約900万、朝日が600万、毎日と日経が300万、産経が160万として、合計で2300万弱、実際には重複があるのでもう少し少ない。国民の声の代弁というには足りなすぎる少なさ QT @Necologie:国民の声という威を借りた最高権力様にかかれば、 Ass Hole財務相ごとき口の悪いクソジジイ、っことですな
2018-05-10 03:22:54舌禍事件の作り方を解析していくと、実は発言側に「落ち度や無理解」があるからそうなるわけではなく、「落ち度や無理解がある」と非難する側が指摘することで、直前までの発言が「落ち度や無理解に【される】」というものであることが分かる感じ。
2018-05-10 03:27:36非難に同調する人も、最初に誰かが「落ち度や無理解がある」と言い出さないうちは、何も言わないんだよ。 「それは落ち度だ」「それは無理解だ」「まったくもってけしからん」と、新聞が書く。そうすると、「そうか落ち度か。無理解があるのか。けしからんのか」ってなる。
2018-05-10 03:28:15で、「落ち度や無理解があることに気付かないなんて論外ですよ!」と、尻馬に乗る便乗者が高らかに言う。この時点で、「認識される前には落ち度でも無理解でもなかったことが、落ち度や無理解に【なって】しまう」という。 なので、舌禍事件は作れる。
2018-05-10 03:29:21ちなみにテレビコメンテーターや、識者のコメントとして紹介される、「落ち度があり無理解満載な発言」は、それを誰かが論って非難しそれに多くの人が便乗しないうちはどう呼ばれているかというと、【毒舌】【舌鋒鋭い】【素人の心の内を代弁してくれた】って言われてる。
2018-05-10 03:30:43結局、それを「どういうニュアンスで解釈して報じるか」「発言者のことを報じる人間が好きか嫌いか」で、それは【舌禍】にも【毒舌】にもなり得てしまうwけで、「セクハラは被害者の主観で加害者を自由に作ることもできる」と似た話になる気はする。
2018-05-10 03:34:09麻生発言に限らず「舌禍は作れる」という主張をすると、「盲目的な政権擁護」っていう批判をされがちなんだけど、「読者の認識を、執筆者の解釈で誘導する技術」についての興味と研究ってほうが強い。 「意図するとそういうことはできてしまう」っていう。
2018-05-10 03:45:07昔は「解釈、加工される前の一次ソース」を検証する機会そのものがなかったから、「報道による観測と解釈(実は二次ソース)」は正確であり信頼できるという前提に【立たざるを得なかった】。 けど、今は未加工の一次ソース(報道が解釈する以前の情報)を検証する機会が広く得られるようになった。
2018-05-10 03:47:10その結果、原文に当たると報道の解釈が歪んでいたり、或いは時には逆だったりすることが検証できるようになってきた。それで「昔に比べて報道の能力は低下した」という批判が起きて報道の信頼性が下がった……みたいな感じだけど、実際には昔から報道の正確性は大して高くなかったのでは、と疑っている
2018-05-10 03:48:40ここらへん、過去にも繰り返してきたお題だけど、「読者の知的水準が上がると、報道に求める話題の範囲と深度は一層広く・深く・専門的になる」けど、記者の全てが万能で詳しいわけじゃないから、記者は読者の求める水準に届かなくなってくる。 togetter.com/li/492370
2018-05-10 03:51:15読者Aは政治に詳しい。 読者Bは料理に詳しい。 読者Cはアニメに詳しい。 読者Dは歴史に詳しい。 記者ZがA~Dの全てにおいて読者より詳しい、というようなことが常にキープできるかというと、まあまず無理なんだよね。 詳しくなるには学ぶ時間(と金)が必要で、記者は無尽蔵の時間を使えるわけじゃない
2018-05-10 03:53:09加えて、「長文の口語文(口頭の発言を書き起こしたもの)は、推敲を加えて練られた文章と異なる」ので、同じ事を何度も繰り返していたり、助詞が抜けていたり、噛んだり、主語が省略されていたりで、文字だけを掻い摘まんで読むと非常に分かりにくい。
2018-05-10 03:55:05「念頭に置かれて前提とされているが、皆が共有しているという想定に基づくのでそれは省略されている」みたいなものっていうのは、書き起こし文からは読み取れないことがかなりある。 ここらへん、取材とかしてると痛感する。(逆もある)
2018-05-10 03:56:17基礎知識、素養というものは、勉強しないと身に付かないが、勉強するには時間も金も掛かる。インプットに勤しんでいる間は収入に転換できるアウトプットができないわけだから、勉強というのは「金が出て行くばかり」ではある。
2018-05-10 03:57:54震災直後に、「科学的見地からのコメント」を求められた科学者が、質問する側の科学的素養のなさに辟易してた、ってのはよく見かけた。 ノーベル賞受賞者へのインタビューが、業績と無関係なプライベートに関することばかりだったりとかもよく見かけた。
2018-05-10 03:59:02あれなんかは、「記者(質問者)に十分な素養がないと、取材相手の意図を汲み取ることが根幹の部分でできない」ということを分かりやすく晒した事例だったんじゃないかという気がする。
2018-05-10 04:00:04このように、「発言者(取材対象者)」と「記者(取材者)」の知的レベル、または基礎的素養が最低でも同程度ないと、発言者の趣旨を記者は正確に解釈できない。 仮に発言者と記者が同程度だったとして、今度は記者と読者の間に「素養の乖離」がある。
2018-05-10 04:01:27だから記者は「読者の素養が記者に及んでいない」という前提で、取材対象者と記者の間で一致した解釈を、読者に噛んで含めて分からせる、という解説能力が必要になる。本来は。
2018-05-10 04:02:16