- WATERMAN1996
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内田樹の最近の文春オンラインの記事を読んで思うのは、そこまで言うあなたはなぜ自ら政治をやろうとしないのか、ということで、ここに日本のリベラルのガンの一点があるんだよな。 togetter.com/li/766380#c495… 「【フェアな再分配について・内田樹】」togetter.com/li/766380 にコメントしました。
2018-05-12 06:48:15内田樹が経済を理解していないことが分かる良い記事。経済は人間的成熟なんて前提にしていない。経済は、個人それぞれが自分の幸福を追求すると全体としてうまくいく、という考え方をする。 / “内田樹が語る高齢者問題――「いい年してガキ」…” htn.to/wFYALt
2018-05-12 06:59:23「自衛隊に反対する人でも区別なく助けるのが自衛隊の使命」という話があるが、それは組織から個人性を除き機能のみを提供できるからなんだよね。互助の仕組みは個人性を除去できるのか? / “内田樹が語る貧困問題――貧困解決には「持ちだし…” htn.to/cnmDrq
2018-05-12 07:07:06以前にもつぶやいたのだが、アメリカの富裕層が寄付に熱心なのは、自分の好みの団体に寄付したい、例えば自分の金を黒人に使ってもらいたくないとか、宗教的に相反する人に使ってもらいたくないといった、まさに個人性、好き嫌いの現れなんだよね。それを越えられたのは赤十字くらいだろう。
2018-05-12 07:12:15@Lkpi8dEIKmF7bi1 差別の方法というか、貧困救済団体より母校や研究団体に寄付したいとか、自分が世話になっている宗教団体に寄付したいとか、そういうことですね。自分の寄付が有効に使われる団体に寄付したいということなんです。
2018-05-12 07:33:55@Lkpi8dEIKmF7bi1 最も公共性公平性が高い税金の使途ですら常に無駄遣い論がつきまとうんです(というかアメリカの富裕層は基本的に自由主義ですからその認識が一層強いでしょう)。寄付となるとその傾向がことさら強くなるのは当然ですよね。
2018-05-12 07:45:40リベラル文化人が内田樹みたいな経済理解をしてしまう例について、触れられていたので、一部を抜粋する/そろそろ左派は〈経済〉を語ろう――レフト3.0の政治経済学 amazon.co.jp/dp/4750515442/
2018-05-12 09:37:32@ito_haru @hyaku_oyaji 経済の(というか経済学の)基本的な考え方として、ですよ。例外はたくさんあり、ケインズ経済学も、理論では上手く行くはずなのになぜという部分を埋めているわけです。誰かが収奪の犠牲にならなければいけないとか、参加者が道徳的でなければ成り立たないということではない、ということです。
2018-05-12 10:49:48@ito_haru @hyaku_oyaji つまり、私が言いたかったのは、経済に人間の人格練磨の機能を期待するのは誤っているということなんです。人間は幸せになりたいから経済活動をするのであって、その経済活動は道徳的に誤りであると言うのはおかしいという話なんですね。人は皆幸せになろうとする、から出発しないと議論ができない。
2018-05-12 11:10:54@ito_haru @hyaku_oyaji 他者の正当な取り分を侵害して行われる経済活動は永続性がない、収奪を経済の枠組みの基本セットにしても長い目で見れば崩壊する、ということです。ただ、現代はまさにそれが問題となっているのですが、それが問題だと言及できるのは、社会全体で見れば不利益になるから、ということです。
2018-05-13 01:25:10@ito_haru @hyaku_oyaji ワタミが従業員に与えるべき報酬を与えないことは道徳に反している、というより、それによって従業員から報酬を奪い、競合他社との競争にズルをしており、更に従業員を酷使することで彼が健康を害せば社会全体の不利益となる、ということです。
2018-05-13 01:32:34@ito_haru @hyaku_oyaji 誰にも損をさせずに全員が幸せになる方法はある、という前提で考えるのが経済学的な考え方です。道徳的なというのが危ういのは、道徳は人によって内容が変わるので、それこそワタミを批判できなくなる。つまり、怠けは許されず努力はするべきである、というワタミ的道徳を批判できないんです。
2018-05-13 01:53:25@ito_haru @hyaku_oyaji 例えば高校野球で、生徒に身体を壊すほど練習させ連日連投させても、若者の修練の場である、努力を惜しまない若者の姿である、と言われてしまいます。人権侵害だと言っても、彼もそれを望んでいるのだとまで言われる。道徳は相対化されやすく、持ち込むのは危険が伴うと思います。
2018-05-13 01:59:08内田「経済活動というのは、恒常的な交換のサイクルを創り出し、それを維持することを通じて、人間の成熟を支援するための仕組みです。交換活動を安定的に行うためにはまず市場、交通路、通信網を整備し、~」 bunshun.jp/articles/-/715…
2018-05-13 08:19:04内田「共通の言語・通貨・度量衡・商道徳などを作り出さなければなりません。交換活動の安定的で信頼できるプレイヤーとして認められるためには、約束を守る、嘘をつかない、利益を独占しないといった人間的資質を具えている必要がある。」 bunshun.jp/articles/-/715…
2018-05-13 08:19:04内田「でも、高度経済成長期以後、日本では金儲けの能力と人間的成熟の間のリンケージは切れてしまった。子どもでも嘘つきでもエゴイストでも、勢いに乗れば経済的に成功できた。」 bunshun.jp/articles/-/715…
2018-05-13 08:19:05内田「でも、プレイヤーに市民的成熟を要求しない経済活動というのは、人類学的には経済活動ではないんです。無意味だから。そんなのはただの時間潰しのゲームに過ぎない。そんなゲームは人類が生き延びてゆく上では何の意味もない。」 bunshun.jp/articles/-/715…
2018-05-13 08:19:05私が思うに、後段については内田樹氏の思想を述べているだけであり、しかも後段を補強するために前段で経済学の考え方を曲げている。 経済における契約、信頼の関係、協力関係というのは、そうすることで参加者本人の得になるからと考える。信頼関係や協力関係を破ることで活動から排除されるより~
2018-05-13 08:19:05契約を守り信頼を守り他者と協力することで経済活動に参加した方が本人にとって得になる、だからそれらを守るのであるということ。 しかしながら内田氏は後段で、戦後日本の経済活動は子供でも嘘つきでも参加できる未熟で近視眼的な児戯だと主張しており、その意見を補強するために~
2018-05-13 08:19:06