Blockchain EXE Legal #1 ブロックチェーンの社会実装と法規制 まとめ

Blockchain EXE | ブロックチェーン エグゼ @BlockchainEXE

本日、Blockchain EXE Legal #1 開催です！技術コミュニティであるはずの Blockchain EXE が主催する、ブロックチェーンの社会実装と法規制にフォーカスしたセッション、ぜひお楽しみください！ peatix.com/event/377507?l…

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Blockchain EXE Legal #1 でご登壇いただく皆さまです #bcexe_legal pic.twitter.com/jodLjlewjm

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一つ目のセッションは、片岡総合法律事務所の片岡さまによる「ブロックチェーンを用いて事業を行う際の法規制・法的問題点の概要」です！ #bcexe_legal pic.twitter.com/1Buwd271yS

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片岡総合法律事務所では、2015年に金融庁が Fintech 元年を押し出すよりも前から、銀行・信託・証券・保険・貸金・電子マネー等を取り扱ってきた #bcexe_legal

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ブロックチェーンや分散台帳という技術自体には何の法規制もない。法規制がかかるのは、対象とする取引・業者 #bcexe_legal

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ブロックチェーンは、中央管理者の有無と記録修正等の可否で分類がされる。パブリックは中央管理者がなく多数決でハードフォーク可。コンソーシアムは中央管理者複数で規約等に基づき修正可。プライベートは一つの中央管理者で単独修正可 #bcexe_legal

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仮想通貨は所有していることになるか？法定通貨は原則として、占有即所有であり、物理的に持っていれば所有となる。仮想通貨は記録即権利か？ #bcexe_legal

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パブリックでは、記録による権利の確定効と善意取得を認める。コンソーシアムでは、一定の法的効果、すなわち検知推定あるいは権利移転推定を認める。プライベートでは法的効果なし #bcexe_legal

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次の条件を満たすものがブロックチェーンの利用に適する: - 不特定物的なもの - 没個性的な数量単位であるもの - 多数の者が取引をするもの - 大量に存在するもの - 転々流通して取引されるもの - 単純なもの #bcexe_legal

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ブロックチェーンに適する条件と社会実装例との対応 #bcexe_legal pic.twitter.com/7Q533SCojf

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ブロックチェーンの社会実装について、通貨以外での用途でプライベートの利用は考えづらい。法定通貨として利用する例は海外にあり、日銀も検討。ただし、一般流通は民間銀行の信用創造機能を害することになるため、日銀と民間銀行間での利用に限っている #bcexe_legal

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地域通貨はプライベートないしコンソーシアム。法律上は前払い式支払手段、換金可能であれば資金移動業となる。不特定のもので利用できるもの・転々流通するものは、紙幣類似証券取締法等の問題がある #bcexe_legal

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ICO の取扱について。ICO 商品設計後、配当約束があれば金融商品取引業となる。配当がなく、約無提供等約束があれば前払式支払手段となる。それらがなく、仮想通貨払込・換金があれば仮想通貨交換業になる。いずれもない場合は、法理論上は規制なし、行政上は仮想通貨交換業となる #bcexe_legal

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ICO の今後の規制の方向性として。多数の者からの資金調達である以上、金融商品取引法的規制は必至と見られる。来年にも法規制がなされる可能性 #bcexe_legal

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金融規制法の全体像。日銀が発行する法定通貨は、通貨偽造罪(刑法)や紙幣類似証券取締法で守っている。これを銀行に預けると預金(出資法)となり、預金を貸付ると貸金業(貸金業法)になる。為替を行うと資金移動業(資金決済法)になる #bcexe_legal

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さまざまな関連法があるため、これら法律と照らし合わせながら商品設計をする必要がある #bcexe_legal pic.twitter.com/FMwg2RG7Xg

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秘密鍵を知っている人が、その財産的価値を支配している。この考え方は、物権法の考え方が適用されるのではないか #bcexe_legal

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二つ目のセッションは、早稲田リーガルコモンズ法律事務所の三枝さま、コンプス情報技術研究社の西村さまによる「リーガル x エンジニア: ブロックチェーンの技術特性を踏まえた法的論点整理」です！ #bcexe_legal pic.twitter.com/1paTK0YcGl

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仮想通貨を持っているとはどういうことなのか？仮想通貨とブロックチェーンを切り離して語る風潮もあるが、パブリックブロックチェーンにおいてはインセンティブとして仮想通貨が重要 #bcexe_legal

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Code の原義は法律。技術的実装はプログラムによるコーディング、社会的実装は法律や契約によるコーディングということができる。両面から語ることが重要 #bcexe_legal

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仮想通貨を持っているとはどういうことか。まずアドレスの仕組みについて。価値や権利を保持する主体に割り振られる識別子をアカウントやアドレスと呼ぶ #bcexe_legal

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アドレスはどのようにして作成されるのか？「アドレスをください」といえば作って渡してもらえるものか？ブロックチェーンではそうではない #bcexe_legal

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ブロックチェーンでは、予め2の160乗個の箱が用意されており、その内の一つを選ぶ。箱には秘密鍵と公開鍵のペアが入っていて、秘密鍵は箱の中の資金を移動できる鍵、公開鍵は箱の中の資金を見ることができる鍵 #bcexe_legal

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秘密鍵があると資金が移動できてしまうので厳重に管理する。公開鍵は公開しても良いが、それがあるとすべての資金の移動が見れてしまうので、公開鍵から生成するアドレスを公開することが多い #bcexe_legal

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自分で秘密鍵をランダムに生成することで、自分のアドレスを生成する。無数にある (地球上に存在する原子の数と同じくらい) ため、他の人と衝突する可能性は限りなく低いが、ゼロではない #bcexe_legal