「平均への回帰」は昔の教科書でよくない説明がされていることがあるので注意

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misaki* @maa_gos

平均への回帰「集団全体として特性が極端な値から平均値に近づこうとすること」 日本語で躓いて前へ進めません。

2014-07-31 18:34:52
ταυτολογία @TwitIsTwit

@maa_gos 脇から失礼します。例えばサイコロを100個振れば平均の期待値は3.5になりますが、3以下が出たサイコロだけを集めてまた振っても次の期待値はまた3.5、4以上だけ集めても同じことで、次の試行ではまた平均3.5に戻るという話です。

2014-07-31 22:07:42
ταυτολογία @TwitIsTwit

@maa_gos これが、例えば何かのテストで偶然成績が良かった上半分/下半分を集めて2回目のテストをやると、見た目上どんなサンプルでも平均に近付くように見えます。これをを平均への回帰と言います。平均への回帰が生じているときに特別な原因を推測するな、計り方が悪いという話です。

2014-07-31 22:11:34
ταυτολογία @TwitIsTwit

偏ったサンプル(高いものだけや低いものだけをピックした場合)に起こる見た目の「平均への回帰」は、トレーニング効果の測定をしたりする場合にもやらかしがちな罠なので要注意。

2014-07-31 18:15:30
ταυτολογία @TwitIsTwit

体罰でも、「悪くなった時だけ体罰」をやっているとランダムな変化なのに「体罰によって改善した」と錯覚する例があるので、体罰有効と考えている人はお気を付けを ―― 体罰の有効性の錯覚は「平均への回帰」が理由 jcer.or.jp/column/otake/i… @augustoparty

2014-07-31 18:05:06

「平均への回帰」はこの説明の通り、偶然による変動がある母集団で、「下半分/上半分だけ集める」といった偏った選抜を行うと、選抜法のバイアスで次のテスト時にそれが平均方向に近づくように見える効果のことで、偏った選抜をするだけで何もしなくても(サイコロでも)成績が良くなる/悪くなるのでこれを教育効果などと誤認してはならない、という話です。

「集団全体として特性が極端な値から平均値に近づこうとすること」だと相当間違った理解を与えると思うんですが、元ツイの方の経歴から推測するに看護学などの教科書でこういう説明がされて要るっぽいんですよね……