【分割版】抗不安薬に関するまとめ
- yomiyomixxx
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ベンゾ系薬剤の中止は、医者・患者共に、労力と忍耐を要する。以上のような方法をとっても、上手く中止できない症例もある。そのため、最初から医者が中止するときのことを考えた上で処方することや、服用の際に副作用も含めて患者に詳細に説明しておくことが重要となる。
2018-05-22 12:18:53抗不安薬については、あとは具体例について軽く説明して終わりにします。取り扱う予定のものはこんな感じ(○印)。他にも知りたい薬がありましたら、遠慮なくどうぞ! pic.twitter.com/HYDsMm8e5p
2018-05-25 16:00:00アルプラゾラム(コンスタン、ソラナックス):ベンゾ系 半減期は約14時間の中時間作用型。ベンゾ系の中でも頓服として選択されることが多い。1日量0.4~2.4mg。
2018-05-31 21:18:09エチゾラム(デパス):ベンゾ系 正確にはベンゾ系ではないが、作用や注意すべき点はベンゾ系と同等。睡眠薬としても作用する。半減期は約6時間の短時間作用型。日常的に使用されていることが多いが、依存性が強く安易な処方は避けるべき。1日量0.5~3mg。
2018-05-31 21:18:26ジアゼパム(セルシン、ホリゾン):ベンゾ系 半減期は約50時間、活性代謝物の半減期は約90時間であり、長時間型である。注射剤が存在し、精神運動興奮や緊張病、てんかん、アルコール離脱等に用いられる。抗てんかん薬として処方される際には処方日数が90日までの制限となる。経口薬は1日量2~15mg。
2018-05-31 21:18:52ロフラゼプ酸エチル(メイラックス):ベンゾ系 日本で最後に登場したベンゾ系抗不安薬。半減期は約122時間と非常に長い長時間作用型であり、依存により漸減や中止が困難となっている他の抗不安薬から置換するのにも有用。筋弛緩作用が弱い点でも比較的安全に使用できる。1日量1~2mg 分1~2。
2018-05-31 21:19:21ロラゼパム(ユーパン、ワイパックス):ベンゾ系 半減期は約12時間であり、中時間型。CYP(酵素)による代謝を受けずにグルクロン酸抱合を受けるため、薬物相互作用や肝酵素の個人差が比較的小さい点では安全性がより高いといえる。1日量0.5~3mg。
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