編集部イチオシ

「世界祖語」から再現した人類10万年の移動の歴史

「ボレア大語族」「世界祖語」といった言語学の仮説から、荒唐無稽なようにも見える「人類集団の移動と交流の歴史」を再現しました。日本語「うみ」(海)のルーツや、中国語「柿」のルーツをたどると、海の無い場所で東アジア原産のカキとは異なるフルーツを食べていたご先祖様の姿が見えてきます。ただし、この学説は成立しない可能性が高いともされるので、「創作」、作り話として提示します。
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本記事の読み方

「ボレア大語族」「世界祖語」といった仮説は、ここでは「幻想」として扱います。
読み終わったところで、「やっぱり、この説は成立しないな…」となる可能性は高いです。
ツイートは2017年の当時のもので、現在は同じように考えている訳ではありませんが、そのままにしておきます。
言語学は素人なので何も分からないのですが、中国語「柿」という言葉は、人類の出アフリカ時から存在していた(漢字ではなく、発音の方の語源)といった、荒唐無稽かもしれないけど、「人類集団の移動と交流の歴史」を想像する上で思考の実験になる機会だと思いました。カキは東アジアと北米で栽培された果物だとされるので、出アフリカ時にフルーツを指していた言葉が、東アジアに到着後、「柿」を指すようになったという出来事が想像できます。

創作として考えると、これほど面白い話は無いけど、歴史だと考えると、本当かどうか分からないので、全くの作り話だと思って読んでください。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

starling.rinet.ru/cgi-bin/respon… これは、たぶん「世界祖語」と呼ばれる、全世界の言語の共通祖先の言葉のデータベースみたいです。 世界祖語は、成り立つとする説と、成り立たない、とする説があるそうですが。 日本語は、欧州アジア北方グループの一員です。

2017-06-24 16:04:48
巫俊(ふしゅん) @fushunia

というか、中国語が「Sino-Caucasian」(シナ・コーカサス語)の一員になっていて、シナ・チベット祖語(中国語とチベット語の先祖)は、コーカサス地方の言語と共通の言語的祖先があるということなのでしょうか?

2017-06-24 16:08:00
巫俊(ふしゅん) @fushunia

どうやら、そういう学説があるようです。たしかにこのサイトに出てくる比較を見ると、中国語上古音とロシアのダゲスタン共和国などの少数民族の言葉は似ていますね

2017-06-24 16:17:33
巫俊(ふしゅん) @fushunia

はぁー、言語学者が提唱した「ボレア大語族」説だと、北アフリカとユーラシア大陸・新大陸の諸言語ほぼすべてを、出アフリカ時の言語「ボレア語」に戻すことができるそうです。 ここまで戻すと、中国語と日本語も同系統だということになる(早い段階で分離している)ので、興味深いです

2017-06-24 21:46:24
巫俊(ふしゅん) @fushunia

膨大な各言語のリストの中に、中国語と日本語も出てくるので、それだけ拾い出すと、 先古典古中国語 蜚 *pǝjʔ 日本祖語 *pìrû が同系統だとか。 蜚(ひ)は虫のことで、日本祖語ピルは、今のヒルのことです。

2017-06-24 21:53:42
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ユーラシア語族 *ṗäri アルタイ語族*p`i̯ári→日本祖語*pìrû ・ラル語族*perkV (*perkkV) ・ラヴィダ語族*puṛ-

2017-06-24 22:04:56
巫俊(ふしゅん) @fushunia

シナ・コーカサス語族 *ɦaṗárV ( ~ -b-) 北コーカサス語族*ɦabarV ・シナ・チベット語族*p(j)VrH ( ~ *b-)→中国語 蜚*pǝjʔ ・バスク語 *ha[m](a)r̄

2017-06-24 22:09:50
巫俊(ふしゅん) @fushunia

アメリカ大陸(先史時代)でも、「ピル」*piru(蛇、虫)と発音していたとあります。 これらの諸言語の「虫」を元の「ボレア語」に戻すと、「PVRV」()に戻るとあります。 大文字のVは何と発音したか分からないけど、何かの母音(日本語ならアイウエオ)が入るという意味だそうです。

2018-06-04 00:57:55
やかた @yakata22

@fushunia 出アフリカ時の言語!! そこまで遡れば、世界中が皆兄弟レベルって気もしてきますw

2017-06-24 22:22:21
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@yakata22 地味に、ヨーロッパ最古の言語と言われるバスク語が、中国語と同系統だと書いてあって、驚いています。 よく分からないですが、バスク語やコーカサス語、中国語、チベット語などが属する「シナ・コーカサス語」は、旧石器時代には欧州アジアに広く分布していたのかもしれないですね。

2017-06-24 22:31:12
hamatyu1161 @ogasuk

@fushunia @99mina_jeju @yakata22 いくらなんでもバスクと中国語は違うだろう。何に書いてあったのですかね?

2017-06-25 05:18:22
済州島みかん @99mina_jeju

@ogasuk @fushunia @yakata22 デネ・コーカサス大語族という言語学の仮説だそうですよ。どうやら夏殷時代くらいまで遡ると、幾つかの単語で中国語とバスク語の共通性が見られるようです。現代中国語は過去に基底言語が複数あったようですから、可能性はゼロではないでしょうね。 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87…

2017-06-25 05:53:41
巫俊(ふしゅん) @fushunia

うーん、昨日に続いて興味深い発見が… 「あくどい」とか「悪しき」「あく(あきる)」は、漢字の「悪」と関係がある訳では無いのですが、旧石器時代くらいまで遡ると、同一語源らしく、 【悪い】 インドヨーロッパ語「アグ」 ウラル語「アガ」 ドラヴィダ語「アガヅ」 アルタイ語「エカ

2017-06-25 15:04:31
巫俊(ふしゅん) @fushunia

先古典古中国語「悪アーク」(周代『詩経』の「古典古中国語」より古い) チベット語「アグポ」 などが、系統的な関係にあるそうです。 だから、日本語「アシキ」は、同一語源の中国語「悪」から漢字を借用して、「悪しき」と表記してたのでしたか! ゲルマン語「アキ」とも同じだとありますね

2017-06-25 15:17:47
巫俊(ふしゅん) @fushunia

帰宅して、またリストを読み始めました。「a k. of fruit」の項目があり、略語がよく分からないんですが、「果物の総称」という意味かな? 出エジプト時に食べていた?数万年前の果物の名前が、中国語では「柿」になったとか書かれていて、「ええっー」ってなってます。

2017-06-25 23:41:27
巫俊(ふしゅん) @fushunia

凄いの出てきちゃった…数万年前、人類がアフリカを出たときの「クランメンバー」(氏族の一員)の呼び名が、 ユーラシア語族「アー」*ʔarV アフロアジア語族「アーリー」*ʔary- シナ・コーカサス語族「アウェリ」*ʡwǝ̆hri ( ~ -e) で、漢字にもなってるそうです。

2017-06-26 12:21:20
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ユーラシア語族「アー」*ʔarV ・インドヨーロッパ祖語「アリー」*ar(y)-:マスター ・アルタイ祖語「アーリ」*ā́ri :男 ・ウラル祖語「アー」:母方の親戚、弟の母 「アリー」由来の古インド語「アーリヤ」(マスター、君主)は、あの「アーリア人」で知られる言葉です

2017-06-26 12:37:58
巫俊(ふしゅん) @fushunia

うーん、「日本語 海」の成り立ちが興味深いです・アフロアジア語族「ハム」*ham水(北アフリカのベルベルやチャド等) ・ドラヴィダ語族「アム」*am-水 ・東南アジアの諸語族「アアム」 *ʔVm水́ ・アルタイ語族「アム」*ā̀mu川、谷 とあり、元は「水」だったのですが

2017-06-26 23:30:42
巫俊(ふしゅん) @fushunia

海の無い「北アジア」から、寒冷な土地を東に進んだアルタイ語族には「海」という言葉が無かったそうです。 草原にいたとき、水源を「アム」(川、谷)と呼んでいたのですが、大きな湖や海に出会うと、それも「アム」と呼んだ。 その海の先に日本列島があり、日本語のウミ*ùmí海になった

2017-06-26 23:41:15
巫俊(ふしゅん) @fushunia

極東ロシアと日本の先の海には、アリューシャン列島や北米アラスカがありますが、その「エスキモー・アリュート語」でも、海は「イマ」*imaと呼ばれていています。 似た例だと、内陸を移動してきたギリシア語に「海」は元々無かったとか、中央アジアではサーモンが「魚」の総称になったりとか。

2017-06-26 23:49:29
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@p_pakira 世界各地の神話に系統的な関係があるらしい、と言われるように、何だか、イマジネーションを刺激される話だったということ、でしょうか(^^; 私もそんな、こういう関係だったら歴史的に成り立つかも、というチョイスをしてみました。(ボレア大語族の紹介)

2017-06-27 00:50:42
腐れマーズ三等星 @p_pakira

@fushunia 言語っていつごろ生まれたのでしょう。出エジプトの時にはもうあったんでしょうか

2017-06-27 00:54:19
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コメント

naruto,tousen @narutousen 2018年6月4日
「英語起源日本語説」が清水義範の小説『序文』で語られていますが、「穴」と「ホール」は違うのではなく「いや、穴を掘っているヒトが自分の行動を「掘る」と言ったのを、掘った穴を「ホール」と理解したせい」と説明するところで笑いが止まらなくなりました。
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古川 賢太郎 @Kenta6 2018年6月4日
昔、清水義範の本で似たような短編があった記憶が。
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NTB006 @NTB006 2018年6月4日
日本語の起源を調べようとして言葉を比べると、借用語だろ。で、終わってしまって進まないという。
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巫俊(ふしゅん) @fushunia 2018年6月4日
「世界祖語」仮説でも、日本語「名」と英語「name」は系統的に論じられているようです。ただし、元の発音はL音だったと想定されていて、ヨーロッパや日本では、それぞれ別個にN音に変化してると見られるそうです。ヒッタイト語ではlamanといった発音で、ヒッタイト語以外の現存のインドヨーロッパ語族系統の言語はN音などになってるとか。[c5038328]
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巫俊(ふしゅん) @fushunia 2018年6月4日
言語学に詳しい方からのご教示によると、本記事で参照した「世界祖語」のサイトの記述(の元のモスクワ学派の記述)は、既に古くなった情報だとのことでした。
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雨月 @ugetzu666 2018年6月4日
非常に面白い話だとは思うのですが、個人的には人類の発声器官や顎関節が大体同じような構造をしているので、物理的な発声・発音の限界から言葉のバリエーションが絞られていった事からの淘汰に起因するのではないかと思っています。 似た様な物を似たような言葉で表現する人々同士が、意思疎通のために集団を形成し、それを母集団として狩猟採集生活の過程で住みよい単位・住みよい環境に細分化して広がって行く事で似たような言語が世界中で使われるようになったんじゃないかと。 まぁ、浪漫を求めただけの妄想ですが。
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釣本直紀 @turimotonaoki 2018年6月5日
ブーバキキ効果みたいな?赤ん坊の喃語に由来して、父、母、ご飯あたりの単語はどの国も共通しそう。寒い地方では口を大きく開けない方言が生まれるという理屈も働いているかも。
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カエサル(安部譲二を許銘傑) @caesar_SPQR 2018年6月5日
世界祖語か。通説だとアルタイ語族も存在しない扱いになっているようなので、相当に無茶な仮説のようだ。
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azerty @azerty95834384 2018年6月5日
人類のアフリカ起源説が正しいなら世界祖語があってもおかしくないかもね。世界祖語はむしろアフリカ人の言語に痕跡が残ってると考えるのが妥当
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伍長 @gotyou_H 2018年6月5日
[c5038328] 5年だか10年だかぐらい前に「沖縄のなんとかって単語は似たような単語が韓国にもあるから沖縄の起源は韓国で、だから韓国領土であるべき」とかほざいてた馬鹿がいた覚えがある
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伍長 @gotyou_H 2018年6月5日
caesar_SPQR tea(茶)の存在が祖語の存在をほのめかしているのではないか
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釣本直紀 @turimotonaoki 2018年6月6日
gotyou_H 20年くらい前には「万葉集は朝鮮語で読める」なんて本が日本人からも韓国人からも書かれたり。
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Nagatsuki@martial arts topics @i_dnt_need_u 2018年6月8日
こういうの文字にしちゃうと似てるように思えてしまうけど解析された音素レベルでは全く違う単語だからね。まあ、記号学や音韻学で既に否定されているけどフィクションとか疑似科学ファンタジーとしては厨二心を刺激する素材なんだよなあ。むかし山本七平とか居たよね。
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