Carlos Rodrigues(@fever7777)による「戦後政治史」【第五章】三角大福・前期(1972~76)田中内閣から三木内閣まで

【参考】「戦後政治史」【第一章】http://togetter.com/li/108740 【参考】「戦後政治史」【第二章】http://togetter.com/li/109443 【参考】「戦後政治史」【第三章】http://togetter.com/li/113219 【参考】「戦後政治史」【第四章】http://togetter.com/li/113959 【参考】「戦後政治史」【補足】(東日本大震災被災者へのメッセージ)http://togetter.com/li/114372 続きを読む
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fever7777 @fever7777

22. しかし当時は、ロッキード事件は大スキャンダルとされていた。この事件をきっかけに、第一次三木おろしが始まる。ただ田中角栄は三木おろしには加わっておらず、角抜きの大福主導の企てであった。しかしマスコミの「ロッキード隠し」との批判で、じきに鎮静化してしまう。

2011-04-13 20:02:34
fever7777 @fever7777

23. やがて東京地検特捜部は田中の逮捕を決定する。三木はこれを許可したが、ここで第二次三木おろしが再燃した。党内では主流派は三木派と中曽根派のみで、非主流派・中間派の7割の議員が三木おろしに加わった。しかし三木は巧みにこれらの動きを凌いで行く。

2011-04-13 20:03:03
fever7777 @fever7777

24. しかし1976年の総選挙により、自民党は単独過半数を割り大敗を記す。これによって、三木は敗北の責任から内閣総辞職を決意した。三木の退陣により、さらに三角大福の怨念は別の様相を呈してくることになる。

2011-04-13 20:03:34
fever7777 @fever7777

25. ロッキード事件がなかったら、おそらく日本の戦後史は大きく変わっていたかもしれない。ロッキード事件がなければ、2人のプロの政治家は激しい権力闘争に巻き込まれなかったかもしれない。そして「闇将軍」も「バルカン政治家」の愛称もなかっただろう。(この章終了)

2011-04-13 20:04:05