歴史と刀(金曜深夜の雑談より)

金曜の夜何気なく流れ始めた @thorn_the_socrs 氏と @tsukasafumio 氏のつぶやきが、やがて混ざり合い、そして @bakagane 氏のつぶやきをきっかけに、剣や刀をめぐる歴史話へと広がっていきました。twitterならではの「会話が変化していく様子」をお楽しみください。
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銅大 @bakagane

本当に日常品でしたか! RT @thorn_the_socrs: 17世紀の歩兵の官品の剣はペラペラの量産品が多く、小銃兵も白兵戦時には銃の台尻を振り回すのが普通でした(今と同じ)。兵器と言うより、チーズやパンを切るのにいちばん便利に使われていたと思います。

2011-04-16 01:59:02
司史生@減量中 @tsukasafumio

そういや鎌倉裁許状の中に、訴人は相手のところに問状御教書を持ってったらブチ切れた被告人から半殺しにされたという記録がありまして。裁判当事者原理は、夢もキボーもありゃしない。

2011-04-16 02:01:27
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs

@bakagane 18世紀半ば以降の騎兵のサーベルについてはヘイソーンスウェイトさんが詳しく書いておられますが、要するに設計思想が「刺突派」と「斬割派」に分かれて、最終的には戦訓を通じて刺突派が勝ったと。

2011-04-16 02:03:34
司史生@減量中 @tsukasafumio

どっかの博物館で見てトホホとなった記憶がおぼろげに。 RT @bakagane @thorn_the_socrs 本当に日常品でしたか!

2011-04-16 02:03:44
Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

@bakagane 日本刀は大量生産の束刀が一番ステキ。ヨーロッパの剣は回転式の砥石でガリガリ研いじゃうようなところがかっこいい、と常々主張しているのですがあまり同志がいません。

2011-04-16 02:05:12
銅大 @bakagane

ゲーマーですと特に「プラスの大きい武器」が大好きですからねー RT @RASENJIN: 日本刀は大量生産の束刀が一番ステキ。ヨーロッパの剣は回転式の砥石でガリガリ研いじゃうようなところがかっこいい、と常々主張しているのですがあまり同志がいません。

2011-04-16 02:06:17
司史生@減量中 @tsukasafumio

日本刀については「数打ち物」は本当に存在したのかという話をしてた愛刀家がいましたね。量産品というより一度使用してくたれたものを足軽に支給したんじゃないかと。

2011-04-16 02:08:18
銅大 @bakagane

おお、最初からお仕着せで生産したのはなく、ユーズド品をいったん集めて支給ですか RT @tsukasafumio: 日本刀については「数打ち物」は本当に存在したのかという話をしてた愛刀家がいましたね。量産品というより一度使用してくたれたものを足軽に支給したんじゃないかと。

2011-04-16 02:11:26
司史生@減量中 @tsukasafumio

どうも日本刀ってのは零戦みたいなもので、使い手と初心者の差が非常に大きくて、サーベルとかとは概念の異なるものだという印象。

2011-04-16 02:11:29
司史生@減量中 @tsukasafumio

まあ手工業の鍛造における「量産」とは何かということもありますね。まあ消耗したものは残存しないので、現在まで大事に保管されてきた刀からの推測は難しいかもしれません。 RT @bakagane おお、最初からお仕着せで生産したのはなく、ユーズド品をいったん集めて支給ですか

2011-04-16 02:15:24
Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

@tsukasafumio 輸出品としても沢山作られてますしねえ。

2011-04-16 02:16:33
銅大 @bakagane

.@tsukasafumio 手工業ですので、需要が伸びた=即生産とはいきませんからね。なるほど、需要が伸びた分は中古市場でまかなわれた、というのはちょっと蒙を啓かれる気分です。

2011-04-16 02:17:30
Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

@tsukasafumio @bakagane 手工業品といえば衣料の感覚がすごく違うと思うんですよ。現代は多様で品質のいい服がおそろしく安価で手に入りますから。わずか数十年前で全然違うし、もっと昔になれば着物剥ぎ取るのが稼ぎになるし。

2011-04-16 02:20:37
司史生@減量中 @tsukasafumio

あと古刀の素材が砂鉄を原料とする玉鋼だというのも、実は伝説らしいのです。数少ないサンプルを分析したところでは鉄鉱石らしく、輸入鉄材とおぼしきものもあった。 RT @RASENJIN 輸出品としても沢山作られてますしねえ。

2011-04-16 02:21:31
銅大 @bakagane

生産数は一定。んで、何かあって需要が伸びると、日本刀のような保存がきくものは倉にある中古品がどんどら出てくる。一度中古として支給したら、それが回収されてまた使われて、大事にされないものだからへたったのばかり現代まで残る……かしら

2011-04-16 02:21:41
銅大 @bakagane

足軽が支給品の刀を手にして戦争(出入り)をしていた戦国時代。戦場から戻ってきた刀を何度も応急修理でばかすか叩いては使ってを繰り返せば、それは確かに大事にしまわれて手入れされた刀とは違ってきそうであります。

2011-04-16 02:26:52
司史生@減量中 @tsukasafumio

@bakagane かりに生産規模を上げて量を増やす方向で考えると、材料の入手は輸入鉄材で補うとして(しかし輸入材が低質廉価なのかは疑問の余地がある)、刀工の増員と工程の簡易化。しかし増員(=育成)と工程簡易化は、果たして目に見える違いとなるのか。鍛冶に詳しい人の情報求む。

2011-04-16 02:31:06
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs

@tsukasafumio @tsukasafumio ちなみに西欧の軍隊で「標準化された量産品」が今と同じ意味を持つようになるのは、やはり太陽王(とコルベールとル・テリエ父子)からでしょう。例えば制服というものが定められて、敵味方の区別がそれで簡単にできるようになる。

2011-04-16 02:32:58
司史生@減量中 @tsukasafumio

@bakagane 叩くというか研ぎなおしですね。切っ先が欠けたら捨てるしかないけど、根元から折れちゃったのは磨りあげて脇差にする。刀工よりも研ぎ師の腕と数になるかと。

2011-04-16 02:33:46
銅大 @bakagane

.@tsukasafumio ですね。増産はどのくらいだったのか。中古市場はどうだったのか。経済にしても、現代のように「日本刀の先物取引が」とか「関の刀鍛冶に出資すれば年12%の高利回りが」とかですぐにファンドで金を集めてどうこうではないわけですし。

2011-04-16 02:34:58
司史生@減量中 @tsukasafumio

@thorn_the_socrs そうですよね。戦国時代の鉄砲足軽だって、実際には一丁ずつ違う鉄砲を担いでたわけで。百人並べて同時に発射しても、玉が同じ距離まで飛ぶ計算はなりたたないわけですよね。

2011-04-16 02:39:33
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs

@tsukasafumio 東工大の永田和宏先生の実験によれば、ケラの生産にはそれこそ途方もない量の砂鉄と木炭が必要なので、それら原料の供給、輸送から生産、技術者の育成等々含めたインフラ全体の整備を考えると背筋が…

2011-04-16 02:46:09
司史生@減量中 @tsukasafumio

会長の孫が社長になってたり愛人が経理やってたりするのですよね。 RT @RASENJIN @atsuginohito 効率化を図ったつもりでそれぞれを別会社として民営化したらもっとひどいことになったり

2011-04-16 02:47:43
司史生@減量中 @tsukasafumio

@thorn_the_socrs 新日鉄あたりの分析ではズクも利用していた可能性が指摘されていたかと。

2011-04-16 02:51:18
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs

@tsukasafumio あ、ズクも使っていたんですか。それは確かに合理的だ。

2011-04-16 02:53:28