三鷹の財政が赤信号なのに、なぜ200億円を軽く超えてしまう多摩青果跡地再開発事業が、たった1日で議会を通過してしまったのか?
- HandaNobuaki
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三鷹市は、「借入金の返済にあたる公債費は、今後、順次減少していく傾向にあります。」として、将来負担に問題がないという表現をよくする事がある。本当にそうだろうか?借入金の返済とは、返済元金と支払利息の合計を指す。 #mitaka
2011-04-16 22:35:47つまり、公債費が減少という表現には、返済元金の減少が大きいのか、それとも支払利息の減少が大きいのかで意味は全然異なってくる。つまり、借金はあくまで、返済「元金」で比較しないといけないのだ。利息はいくら支払っても返済元金が減らなければ意味がない。 #mitaka
2011-04-16 22:36:15そこで、決算ベースで、返済「元金」と新規借金額を比べてみた。20年度までは返済元金の枠内で新規借金を抑えていたが、なんと21年度逆転しているのだ。返済元金が51億円、新規借金は62億円。返した以上に借りてしまっているのである。これが健全な状態といえるだろうか? #mitaka
2011-04-16 22:36:45さらに、新規借金額と市税収入の割合を見てみよう。新規借金額を分子、市税収入額を分母で計算すると、20年度までは10%以内で治まっていたのが、21年度に17.71%と急増しているのだ。 #mitaka
2011-04-16 22:37:06元銀行員半田が気にすることは、「三鷹市の毎年の借金額は売上(市税収入)の何割か?」である。売上が減れば、手元流動性が枯渇する。銀行側としてはいわば黒字倒産的な危険を避けることを考える。民間の常識だ。 #mitaka
2011-04-16 22:38:3821年度決算から新規借金の市税収入に占める割合が飛躍的に伸びている。たった1年経過しただけで倍近くに数字が跳ね上がっていることは看過できない事実だ。それだけ借金への依存度が急激に高まっていることの証拠になるからだ。 #mitaka
2011-04-16 22:39:20元銀行員半田は、民間のケースなら次のように言っていただろう。「社長、売上に対する借金の依存度が危険水域ですので、新規借金額を落とさなければなりません。大規模なリストラをするか、もしくは有利子負債を発生させている固定資産を大胆に処分することをお勧めします。」 #mitaka
2011-04-16 22:41:33「このままだと、数年後には金利支払の為に借金をするという最悪の事態になりかねません。」三鷹市は全く逆を行っているのだ。大規模な公務員リストラをするわけでもなく、また総額200億円以上はかかるであろう大事業に突入しようとしている。あの多摩青果跡地再開発事業だ。 #mitaka
2011-04-16 22:42:48多摩青果跡地再開発事業につき、議会運営委員会委員長判断という前代未聞?の事態が発生し(民主党の谷口敏也氏が委員長)たった1日で片付けることになった責任を問うべきである。この議運委員長判断は悪しき汚点を三鷹市議会史に残すことになってしまったと考えるのは半田だけか? #mitaka
2011-04-16 22:44:15民間の常識に反する行動がなぜ官だと許されるのか?ここには壮大な甘えとチェック不能が見え隠れする。残念ながらこの大事業は、議案上程後じっくりと委員会で審議されることなく、1日で議会審議がクリアーされ重い扉を開けてしまったのだ。 #mitaka
2011-04-16 22:44:47古くなったから建替えるのが当たり前なのではない。そもそも三鷹市の規模で必要不可欠な固定資産は何かを市民的合意のもと進めていくべきだったのだ。防災の威を借りる体育館新設事業が実態のこの事業。半田は引き続き粘り強くこの大事業の見直しを主張し続ける。誓う。 #mitaka
2011-04-16 22:46:10