日本陸軍の酷暑向けの献立の一例

あずLOVE@晴れの国で戦史研究！ @nakachandaisuki

暑いので、今日は日本陸軍の酷暑向け献立の一例を「作戦給養作業ノ参考（乙）」よりご紹介いたします・・・

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酷暑向けの主食の一例として、「脂めし」、「酢炊きおぼろ握リ」、「焼握めし」の3つが挙げられています。

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「脂めし」は、胚芽米200グラム、落花生脂10ミリリットル、水300ミリリットルを一食分の分量とし、米が沸騰した後に落花生脂を入れて炊き込みました。この「脂めし」の副食には酢の物または南蛮酢かけがよいとしました。

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「酢炊きおぼろ握リ」は、胚芽米200グラム、酢酸0.1ミリリットル、食塩1グラムを使用し、普通に炊飯。できあがったら2個の握り飯とします。これに細かく刻んだおぼろ昆布30グラムを外側にかぶせ、干し海苔1枚をさらに上から包みました。

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「焼握りめし」は、胚芽米200グラム、食塩3グラム、黒ごま1グラムを使用。普通に炊飯し2個くらいの三角握り飯にし、表面を焼き上げました。焼き上げについては、鉄板（ブリキ板）を用いることがよいとされていました。

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副食の一例としては、「豚煮豆」、「金平煮」、「酢味噌和へ」、「豆麹三杯酢」の4種類があります。

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「豚煮豆」は、豚肉100グラム、豆類50グラム、根菜150グラム、食塩5グラム、砂糖5グラムをドロドロになるまで煮込みます。

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「金平煮」は、豚肉60グラム、ゴボウ250グラム、脂油10グラム、醤油30ミリリットル、砂糖10グラム、唐辛子0.1グラムを汁気が無くなるまで煮ます。

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「酢味噌和へ」は、豚肉70グラム、長ネギ150グラム、こんにゃく150グラム、味噌60グラム、酢15ミリリットル、砂糖10グラムを使用します（長ネギとこんにゃくは使用しなくても可）。一度煮込むのがよいとしました。

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「豆麹三杯酢」は、豆麹100グラム、長ネギ50グラム、焼麩10グラム、生姜5グラム、醤油10ミリリットル、砂糖10グラム、酢30ミリリットル、食塩2グラムを使用します。