伝説の職人の伝説

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DaDa @dadakomachi

戦地から戻った祖父は廃人になっていた。感情がない。会話をする家族は僕だけ。縁側でプラモを作る僕、接着剤をつけまくった。すると「もっと部品たちとお話してごらん、ちゃんと気持ちを伝えてくれるよ」祖父は戦前の日本で、溶点の異なる銅とアルミを溶接してしまう凄腕の職人だった。戦争は怖い。

2018-08-06 20:16:34
DaDa @dadakomachi

行ったが最後、もと通りでは帰って来ない。

2018-08-06 20:34:01
DaDa @dadakomachi

DTMの小森さんにその話をしたら、「日産時代に先輩からその溶接の話は聞いたことがある。秦野にとんでもない職人がいるって。アンタはその人の末裔かいな」 祖父が亡くなって20年以上後の事だったけど。嬉しかった。

2018-08-07 02:28:51
DaDa @dadakomachi

@rikunoinjya1878 ありがとうございます。 氷と熱伝導のための治具を使い、それぞれの素材の温度調節をしていたと聞いています。祖父は溶接のことは何もしなくなっていましたが、時折凄い技術を持つ職人さんが溶接した作品を見せに来ていました。

2018-08-08 15:45:59
DaDa @dadakomachi

当時、小学生だった僕は祖父から専門的な知識は何も教わっていない。 でも、「微細な素材の声を聞き、対話しながらものづくりをしなさい」という教えに感謝しています。 何より、これは家系とか血縁関係なく、第三者に伝えやすい。 たふん、そうしろという事だと思う。

2018-08-07 03:00:19