#Blindfold demon (ミカン)

しえ @syerryloves8

1 二十歳の誕生日に祝ってもらえる家族や恋人、友達が居ない私は会社に内緒でアルバイトを始めた お金も理由の一つだが孤独に生きてきた自分に嫌でも人と繋がることでどう変われるか、試したくなったのだ 《じゃあ、今日からって事で大丈夫？》 「はい」 文字通り人と繋がるのだ #Blindfold demon

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2 《今日はここのホテルにお客様が居るから》 一通りの説明を受けてメモを受け取る 《うちは上流階級しか相手にしてないから、変なお客様は居ないけどワケ有りが多いから秘密厳守でね》 「大丈夫です」 秘密の多い客…大企業の社長だったり、有名人…妻子がいる客もいるらしい #Blindfold demon

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3 「ここかな…」 専用エレベーターで行き着いた先はスイートなのかフロアには一つしかドアが見当たらなかった ドアをノックすると中から声がした 『入る前にそこにおいてあるもん着けてくれへん？』 周りを見渡すと小さなテーブルの上の中にアイマスクが入っていた #Blindfold demon

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4 （顔を見られちゃマズい客なのかな…？） 秘密厳守なはずなのに用心深い相手だと思った アイマスクをつけて再びドアをノックするとドアが開く音がして手を掴まれると優しく中へ招かれた 『ごめんな？…怖いことはせえへんから安心して…？』 握った手を優しく握られた #Blindfold demon

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5 関西訛りの初めての客は私をソファに座らせると優しく肩を抱き寄せた 『ちゃんと君も気持ちよおするから、善かったら言うてな…？』 髪を撫でていた指が唇をなぞると口付けられた 「ん…っ」 初めてのキスを顔も見えない相手に捧げるとは…なんて考えていたら唇を啄まれた #Blindfold demon

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6 濡れた舌が唇を舐めたかと思うと唇を割って口内をはい、舌を絡め取ってゆるく吸われるとゾクゾクとした感覚が首筋を通り、体が震えた 『ええ反応やね…』 さらに深く口付けられて息が苦しくなってくると腕を掴まれて首に回すように促された 『顔見せてあげれなくてゴメンな？』 #Blindfold demon

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7 『…好きな男の顔でも浮かべててええで？』 「そんなの…」 『いたらこんな仕事してへんか…じゃあ好きな有名人とか…好みの顔とか…あるやろ？』 「有名人…」 有名人の顔もあんまり知らなかったので、あんまり考えないようにした #Blindfold demon

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8 顔をスルリと撫でられると、服のボタンを外していく手を感じた 「それじゃあなたが楽しめないんじゃ…？」 『女の子喜ばすのも好きやからね…俺』 （お名前は…？） そう聞きそうになって客に名前を聞くのはご法度だと思い出した 「そういえば…なんてお呼びしたら…？」 #Blindfold demon

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9 ボタンを外す手が一瞬止まり、再び動き出すと服を脱がされて下着の姿のまま抱きしめられる 相手の唇が頬に当たったかと思うと耳元で囁かれた 『そうやな…ユウって呼んで？』 急に低めの声で吹き込まれるように言われて体が震える 一瞬思い浮かんだ人を思考から追い出した #Blindfold demon

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10 ユウが首筋にキスを落としていく 『なんか…あんまり慣れてへんのやね？』 「あ、はい…今日初めてで…」 『そうなんや…でもこの仕事処女は雇えへんからそういうわけでは無いんやろ？』 「…はい…でも…久しぶりなので…」 本当は処女だが、採用の時に嘘をついた #Blindfold demon

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11 （バレるわけないし…） 『じゃあゆっくり慣らさんとな…？』 ソファに押し倒された身体を開かれ、下着の上から秘部の突起を舐められた 「ひぅ…！」 いきなりの事に変な声が出てしまい、アイマスクで見えない相手に向かって謝った 「ごめんなさい…びっくりして…」 #Blindfold demon

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12 『ゴメン、俺がなんも言わへんかったからやな、次からちゃんと言うな？』 「はい…」 『…君のココ…舐めて尖らせて…ええ？』 （それはそれで恥ずかしい…//） おそらく脚の間で顔を埋めている彼がこちらを向いて秘部の先を下着の上からなぞった 甘い痺れが腰に伝う #Blindfold demon

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13 『返事は…？』 「はい…//」 『なんや顔赤くして…俺も恥ずいんやから我慢してや…？』 下着の上から先端を舌先で転がされ、唾液で溢れた液で濡れてくると優しくジュっと吸われた 「あぁ…っ」 視覚を奪われてるせいか、はぁ…っと息を吐く自分の声でも感じてしまう #Blindfold demon

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14 『気持ちええ？』 「うん…っ」 気持ちよさで途端に甘えた声がでる自分に驚いた 相手を見ないとこんなに解放されるのかと思い、今まで人と関わらなかった自分という器に交わりたいという欲求が満たされていくようだった 「もっと触って…」 『急に甘えたやな…ええよ』 #Blindfold demon

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15 早く早くと胸が焦り、手探りで彼の顔を探し当てると、抱き寄せて自分からキスを求めた 「ん…っ//…ふ…」 彼の少し硬めの指が濡れた下着の隙間から入り込み、硬く尖ったソレをなぞるように転がした 濡れてダイレクトな刺激が背中を伝い、腰が震えた 「…あぁ…ンッ…」 #Blindfold demon

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16 『…気持ちいい声…可愛ええな？』 「ぁ…ん…」 『ナカ…入れるで…？』 中指が秘部の割れ目をなぞるように往復し、徐々に中へ中へと入ったり出たりを繰り返し、クチュっと音が部屋に響く キスは首筋から鎖骨を這ってブラが外されると胸の飾りを吸われた 「んぁ…ッ//」 #Blindfold demon

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17 「…ユウ…もっと」 視界を奪われて見えない相手へ懇願した 何も言わずに胸の飾りを舌で転がし、時折キツく吸われて背中が反った 「ぁあッ‼︎」 『…めっちゃビクビクしてるで…ココん中…』 埋まったままの彼の指がクリッと浅いところを突くとキュっと締め付けた #Blindfold demon

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18 胸への愛撫と同時に長い指が奥へを入り込み、奥の壁をノックした 「はぁ…ンッ」 『もっと…気持ち良くしたるで…？』 胸から唇が離れたかと思うと脚の間で身体が当たる お腹に柔らかい髪が当たったかと思うと 中の指がクルリと壁をなぞり、秘部の先端を濡れた唇に吸われた #Blindfold demon

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19 吸い上げながらナカをかき回されて身体が跳ねる いつのまにか増えた指がバラバラに動いて卑猥な音が響いた 『だいぶ慣れてきた？』 「ンぅ…はい…」 『…めっちゃ反応ええから俺ももう我慢できへんわ…入れるで？』 頷くと熱いモノが入口に当てられ、ゆっくりと入ってきた #Blindfold demon

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20 指より太いそれに息を詰めていると髪を撫でられ、唇に相手の息がかかったかと思うと深く口付けられた 「ンンっ…」 『見えへんから声で誘導するな…？ゆっくり呼吸してみ…？いち…に…そう続けてて』 彼の声に合わせて息をするとゆっくりとナカが擦られていく 「ぁあッ」 #Blindfold demon

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21 『ホンマに久しぶりなんやな…めっちゃキツ…はぁ…でも…めっちゃええ…』 アイマスクで奪われた真っ黒な視界のせいか、耳元で聞こえる彼の荒い息にゾクゾクして無意識にナカを締め付けた 『ッ！』 すぐそばで息を詰めた声がしてもう一度締め付けた 『…それワザとなん？』 #Blindfold demon

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22 「え？」 少しイラ付いた声がしてキョトンとしていると耳たぶを舐められた 「はぅ//」 『…ちょっと俺余裕ないから…我慢してや…？』 そう耳元で言われると舐めていた耳たぶを噛まれ、奥を築き上げられた 「ああっ！…あっ…ああッ！」 そのまま果てるまで攻め立てられた #Blindfold demon

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23 目を覚ますとまだ視界は覆われたままで、指先に少し湿ったシーツが絡まった （落ちちゃってたのかな） 相手が腕の中で身体を震わせて達したのを何度も感じたのを思い出し、よくわからない幸福感を感じていた （こんな私でも求めてもらえる…） ガチャっと音がして振り返った #Blindfold demon

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24 『起きた？ゴメンな？久しぶりやってゆうてたのに激しくしてもうて…少しシーツに血ついてもうたわ…身体平気？シャワー浴びれる？』 「はい…」 そう言って身体を起こすと奥がズクンと痛んだ 「っ」 思わず反応してしまい、心配そうな声がかけられた 『ゴメン』 #Blindfold demon

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25 「お客様は謝らないでください」 『ユウって名前教えたやろ？』 腰を抱き抱えられると、そのまま抱き抱えられてお風呂場に運ばれた あったかい湯船に入れられると、バスローブを脱ぐ衣擦れの音がして、ユウも湯船に入ってきた 『気持ちよかったで特別に洗ったるわ』 #Blindfold demon