
85歳の昭和天皇が「戦争責任について言われるのがつらい」と言ったら侍従は「一部の者が言ってるだけですから」となぐさめた?だから侍従とかダメなんだ。「つらく反省していることだけでもテレビで国民に告げた方がよろしいですよ」と進言するのが侍従でしょ。
2018-08-23 20:56:11
【戦争責任のことを「言われるからつらい」】 昭和天皇にとって戦争責任とは「人に言われること」であり、「自分のこととして向き合い、自ら考えること」ではなかったことがよく分かります。 nikkei.com/article/DGXMZO…
2018-08-23 22:12:22
昭和天皇の「つらい」発言、まあつらいのはわかるけど天皇の名のもとに死ぬまで戦わされた兵士たちはつらかった上に飢えたり病んだりして死んだわけなので昭和天皇はまだマシだったのではないか。 #ss954
2018-08-23 22:25:07
たとえば吉川弘文館あたりの本を読めば、昭和天皇が大元帥としてかなり能動的にふるまったことはちゃんと書いてあるのだよな
2018-08-24 00:04:11
先日の報道を受けて、改めて保守派の間で語られている昭和天皇のエピソード。昭和天皇はマッカーサーに対して、「自分はどうなってもいいから国民を救ってほしい」と懇願。マッカーサーは感銘を受ける。この話の真偽は知らないが、しかし一方で、1947年9月19日宮内府御用掛の寺崎英成は、
2018-08-24 07:15:02
昭和天皇は、沖縄を反共戦略のためにアメリカに差し出していた、といえる内容をGHQ外交顧問のシーボルトに伝えていた。(山田朗「大元帥 昭和天皇」、307ページ)
2018-08-24 07:18:16
もちろん戦後の日本国憲法において、このような「天皇外交」は認められていなかった。だが、誰もが知っている憲法と実態のずれでいえば、自衛隊があるだろう。「憲法上、天皇はヨーロッパ型の立憲君主だった」という人は、「憲法上、自衛隊は軍隊ではない」とでもいえるのか?
2018-08-24 07:19:07
戦時中の昭和天皇の言動は、総じて不安定である。張作霖爆殺事件の時は、真相を隠そうとする田中義一首相に激怒して、田中内閣が倒壊した。軍部の独断で行われた満州事変や熱河侵攻作戦も、当初は怒りをあらわにしたが、作戦が成功して占領地が拡大すると、事後承認や称賛に転じた。
2018-08-24 07:44:03
対米開戦の際にも、最初は慎重論だったのに、主戦派の軍部が側近を通して懸命に説得を試みると、最終的に承認した。(東条英機も裁判で認めたように、天皇の承認と詔勅がなければ戦争はできない。)
2018-08-24 07:44:26
この方針の転換は、歴史家によって解釈やニュアンスが違うが、昭和天皇に確固たる平和への意志や思想があったわけではないことは、はっきりしている。
2018-08-24 07:44:55
これらの事実は、天皇の戦争責任を追及する者たちがよく確認することだが、その歴史的事実を認めたうえで、一歩引いた立場の評価もある。
2018-08-24 07:46:09
「絶対平和は、思想家や宗教家の信条である。帝国主義指導者は、平和を願うとしても、国益の増大と防衛のために、権謀術数を忘れることはない。天皇がその例外であるはずがない」
2018-08-24 07:46:26
つまり、戦前の日本という時代的限界や地域的限界に照らせば、昭和天皇がガンディーやマンデラのごとき非暴力主義の聖人君子であったという方が、おかしいというわけだ。
2018-08-24 07:46:54
チャーチルもイギリス植民地の維持に固執し、インドで差別的な政策を断固として行った帝国主義者だった。イギリス王室にも、一時期ナチ寄りだったという汚点があり、王室のタブーになっている。そんな中で、昭和天皇が「例外」的な平和主義者であったか…、というと、ないだろうな。
2018-08-24 07:49:20
ちなみに、1975年アメリカ訪問から帰国した後の記者会見で、昭和天皇は原爆について聞かれて、「この原子爆弾が投下されたことに対しては遺憾には思っていますが、こういう戦争中であることですから、どうも、広島市民に対しては気の毒であるが、やむを得ないことと私は思っています」と答えた。
2018-08-24 08:59:02
(ハーバート・ビックス「昭和天皇」文庫版、389ページ)この発言は、保守・右翼が強調する「自分の身を犠牲にしてでも国民を守ろうとした昭和天皇」像とはじゃっかんのズレがある。
2018-08-24 08:59:41
ところで、保守派の歴史学者・秦郁彦氏は、著書「陰謀史観」でビックス「昭和天皇」を批判していた。本のテーマと関係ないのにあそこまで言及していたのは、どうしてもけなしたかったからに違いない。
2018-08-24 09:26:07
しかし、具体的には「昭和天皇を酒好き、麻雀好きのだらしない人間に描いている」といった程度で、ピュリッツァー賞を受賞した歴史書に対してそれくらいしか言えないということは、「他の事実は固いのかな」とかえって記述への信頼感が(私の中で)増した。
2018-08-24 09:26:27
(秦郁彦氏は実証面よりも、イデオロギー的な違いで論争したがる傾向がある。昭和天皇の戦争責任を手厳しく追及するビックス本が、保守派に不快感を与えたのはありそうなことだ。)
2018-08-24 09:26:59追加
チャーチルの植民地主義に関連して

サルベージ。 一番の原因はだれか。 - 犬沼トラノオ日記 inunohibi.hatenablog.com/entry/2018/05/…
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