第10回甲状腺検査評価部会 メモ

りりべ @fukukittykobe

・USPSTFは、【無症状の「成人」】における甲状腺がんに対するスクリーニングを推奨しない（D推奨）。

りりべ @fukukittykobe

◎しかしこれが適用されない方として一部抜き出しすると、 ◆電離放射線（例えば医療的治療や放射性降下物）の被ばく歴があり、甲状腺がんのリスクが増加した人、…

りりべ @fukukittykobe

つまり福島県では放射性降下物の被曝歴があるため、無症状の「成人」の場合であっても、このＤ推奨は適用されない。従って、福島県の無症状の「成人」の場合であっても、このレポート（参考文献）を持ってくるのは無意味で不適切なのである。

りりべ @fukukittykobe

また今後、福島県の『小児・若年者』が年齢を重ねて「成人」になったとしても、放射性降下物の被ばく歴があるため、このＤ推奨は適用されないことも付け加えて述べておきます。

りりべ @fukukittykobe

さらに加えてこの勧告を、＜米国全体のもの＞・＜子どもも含めた無症状のスクリーニングに対する勧告＞・＜被ばく歴等があってもＤ推奨＞と、言ってもいない内容にミスリードをするのは悪質極まりない行為です。

りりべ @fukukittykobe

このあたりについては、ネット上で悪質なミスリードが行われていましたので、以前 togetter にまとめを作成しておりました。 ＞甲状腺検査に対してUSPSTFを使い、”無症状がー”とミスリードしている件について：togetter.com/li/1205370

りりべ @fukukittykobe

端的に言いますと、福島県のような放射性降下物の被曝歴がある場合、USPSTF勧告は、無症状の「成人」であってもエビデンスとしては効力がないということです。

りりべ @fukukittykobe

それを放射性降下物の被曝歴のある福島県の『小児・若年者』にまで使おうとするのがどれだけ無意味で不適切か、御理解頂けるかと思います。

りりべ @fukukittykobe

上記で述べたような出鱈目・いい加減・ミスリードなことを主張しているのが、高野・祖父江氏の提出資料。 福島県のような放射性降下物の被曝歴がある場合、両者が主張の根拠としてあげたエビデンスの効力もないですし、従って主張そのものが間違いである。

りりべ @fukukittykobe

問題点：③【根拠となるエビデンス】 1) 成人に対する有害性　として、 ここでも上記でずっと述べていたUSPTF勧告のエビデンスレポートの1つ（JAMA　317:1888-903,2017 参考文献）を根拠にあげていますが、

りりべ @fukukittykobe

福島県のような放射性降下物の被曝歴がある場合には（無症状の成人であっても）エビデンスの効力が無効になりますので、高野・祖父江氏両氏の主張は間違いであり、こんな記述を入れる必要は全くない。

りりべ @fukukittykobe

2) 未成年に対する有害性　として、 ここに記載されている内容は、不勉強すぎるにつきますね。記者会見で岩波「科学」の田中氏が高野氏を問い詰めていましたけど（笑）。

りりべ @fukukittykobe

UNSCEARとIAEAの報告書、日本学術会議臨床医学委員会放射線防護・リスクマネージメント分科会報告書、県の中間とりまとめ。これらはすべて先行検査についてのみの報告です。

りりべ @fukukittykobe

本格検査を含めた評価は公式的には何もない中、本格検査を含めた甲状腺検査の文面・評価の中に、先行検査では言えるだろうことを本格検査を含めた中でも言えるようにミスリードするのも、悪質極まりない行為です。こういう文面を入れようとすることこそが、不誠実の極みでしょう。

りりべ @fukukittykobe

私が追っている中では、本格検査1回目（甲状腺検査検査2巡目）を考察しているポスターセッションはありますが、差はでています。twitter.com/fukukittykobe/…

りりべ @fukukittykobe

２巡目の考察。差が出ていますね。 pic.twitter.com/tD5CsolsdJ

2018-04-12 21:15:24

りりべ @fukukittykobe

がん患者と見なされることの不利益の部分について。 差別がーとか、生命保険がーとか、社会的・経済的不利益がーとか。

りりべ @fukukittykobe

こういう主張は一見、子ども達のことを考えているようには見えますが、差別されるから甲状腺癌を見つけないほうがいい、だから黙っていたほうがいいというように捉えられかねない主張であり、これこそ呪いの類。本末転倒ですよね。

りりべ @fukukittykobe

生命保険については甲状腺癌に限った話ではないですし、癌と診断せず、治療もしないで酷くなる不利益は全く考えておられませんよね。こういう文句は保険会社や原発事故をおこした東電に対して言うべきことでしょう。

りりべ @fukukittykobe

結婚等。だから差別を受けないように、周りが差別をしない教育が必要なんです。そして社会的不利益を被らないように、社会的仕組みを構築していくことが必要です。これも甲状腺癌に限った話ではありません。

りりべ @fukukittykobe

子どもの人権がー（学校健診が人権侵害だというのが高野氏の主張（笑））と騒ぐわりに、病気や障害をもっている方々への社会的偏見・差別を追認するだけの姿勢では、なんの問題解決にもならない。声高にいう“人権”という言葉の薄っぺらさを感じますね。

りりべ @fukukittykobe

社会的・経済的な支援として、福島県の「甲状腺検査サポート事業」があります。これをもっと対象を広げる（県民健康調査の甲状腺検査を受けていないと申請できないとか、甲状腺疾患は対象外とか、非常に使い勝手が悪いのが欠点）ことで、少し改善するでしょう。

りりべ @fukukittykobe

というか、こういった文言を入れようとするのが最初から間違っているのですよね（呆）。

りりべ @fukukittykobe

早期発見・早期治療をしないことで、QOLを下げることや合併症にも繋がりますし。以前、清水氏がチェルノブイリで経験したこととして話していたことが参考になるのではないかと思います（第9回あり方会議）。

りりべ @fukukittykobe

2.インフォームドコンセントで記載する内容 ②超音波検査を受けることによる利益 【文例】 について、

りりべ @fukukittykobe

“甲状腺がんは進行が遅く経過が良好である” となっていますが、 これは「被曝歴のない成人」の場合。加えて乳頭癌の場合ですね。乳頭癌の場合でも組織型によっては経過が良好でない場合もあります。