第10回甲状腺検査評価部会 メモ

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りりべ @fukukittykobe

福島県の甲状腺検査対象者は『小児・若年者』ですので、こういう「成人」の場合の性質の異なるものを記載させようとするミスリードも、悪質極まりない行為です。高野・祖父江両氏が知識として知らないのでしたら、どこまで不勉強なのでしょう。

2018-08-24 23:02:28
りりべ @fukukittykobe

小児甲状腺癌は、大人と比べて発見時すでに進行性のことが多く、臨床的に特徴的なことはaggressiveで、発見時、すでに大きく、肺転移、リンパ節転移なども多くみられる” (病理と臨床2013 Vol.31)

2018-08-24 23:06:04
りりべ @fukukittykobe

検討委員会の中でも清水氏は、『小児甲状腺がんはアグレッシブで発育速度が速い』と発言していますし、

2018-08-24 23:08:10
りりべ @fukukittykobe

今回の吉田氏提出資料の資料4-2も同様の内容を示唆しています。また記者会見中にも吉田氏は『非常に小児の甲状腺癌は早いですので』ともおっしゃっていて、基本中の基本になります。ただしこれも、被曝歴のない場合では、いう注意は必要かと思います。

2018-08-24 23:09:47
りりべ @fukukittykobe

以前あった、新潟県原子力発電所事故による健康と生活への影響に関する検証委員会 第2回健康分科会での中での、関連するTWは以下の3つになります。木村氏の発言が元です。

2018-08-24 23:12:04
りりべ @fukukittykobe

twitter.com/fukukittykobe/…  twitter.com/fukukittykobe/…  twitter.com/fukukittykobe/…

2018-08-24 23:16:51
りりべ @fukukittykobe

木村氏:まず、話の根本からして、予後がいいとか、速度が遅いとか、その進行の速度が遅いとかっていうのは、一般の甲状腺癌の話ですよね。事故由来の、原発事故由来の放射線による影響っていうものは、まるっきり違うというふうに認識しております。

2018-02-12 22:21:09
りりべ @fukukittykobe

▲That's right ! 「進行が遅い」とうのは【放射線被曝歴のない成人の場合】であり、また放射線被曝歴がつくとリスク因子が増えるため、(成人であっても)進行を早くする可能性がでる。

2018-02-12 22:24:17
りりべ @fukukittykobe

▲教科書に載っている小児・若年者の甲状腺癌の性質は「アグレッシブで進行する」。福島県の小児・若年者の甲状腺検査での(手術)結果は、アグレッシブであり、すべて進行しているものと鈴木眞一氏が述べている。手術期間を考えると、進行速度は速い。

2018-02-12 22:33:36
りりべ @fukukittykobe

資料4-3 甲状腺微小乳頭癌における超音波検査の有用性(PDF):pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac…  Revisiting Low-Risk Thyroid Papillary Microcarcinomas Resected Without Observation: Was Immediate Surgery Necessary?:ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26243564

2018-09-01 20:47:23
りりべ @fukukittykobe

(関連) 非手術積極的経過観察の適応と注意点(PDF):jstage.jst.go.jp/article/jaesjs…

2018-09-01 20:53:50

資料以外では

りりべ @fukukittykobe

それと、最近第10回甲状腺検査評価部会の視聴を少しずつ始めていますけど、ちょこちょこ引用TWがRTされていた原因が分かりました(^^) 加藤氏がチェルノブイリ事故後に出た甲状腺癌の組織型を説明していたからなのですね。 twitter.com/fukukittykobe/…

2018-08-06 21:09:53
りりべ @fukukittykobe

ちなみに今の所の福島県の甲状腺検査。鈴木眞一氏のスライドを甲状腺癌取り扱い規約第7版を受けた正しいものに訂正しますと、「チェルノブイリの原発事故で増えたとされる「充実型」」が2例出ています。 【第5回福島国際専門家会議】pic.twitter.com/XvehwaKj81

2016-12-07 22:04:00
りりべ @fukukittykobe

ただ気をつけないといけないのは、組織型や遺伝子変異型等は人種等に影響を受けると山下氏や木村氏はおっしゃっていますので、そのままチェルノブイリ事故時のときとデータが異なっているからと言って、被曝影響がないと安易に結論をだすことはできないことです。

2018-08-06 21:18:30

(下記の※等も参照できる)

りりべ @fukukittykobe

また吉田氏が、小児甲状腺癌について説明(甲状腺専門病院のデータ)をして下さっていますが、きちんと福島県の甲状腺検査について考察するためには、第5回福島国際専門家会議から積み上がっている約40例のデータと再発データを出さないと(原病死の方はさすがにいないと思う)話の解決には向かわない

2018-08-06 21:25:56
りりべ @fukukittykobe

福島県のデータは、今回の甲状腺専門病院のデータとは違って、原発事故後のデータですので、この点も留意しないといけない。 これらのことが抜けてしまうと、ミスリードの結論になってしまいますので注意が必要です。

2018-08-06 21:59:27
りりべ @fukukittykobe

<メモ>第10回甲状腺検査評価部会、記者会見にて。 Q:参考資料で、先行検査でB判定で、その後の本格検査でA判定というふうになっている方。縮小したとか小さくなったとみられている人の中に、実はその間に手術を受けられて、その後も県民健康調査を受けてA判定を受けられている方が

2018-08-16 22:51:19
りりべ @fukukittykobe

混ざっているようなんですが、そういった事実っていうのは確認されてますでしょうか?(by NHK) A:いえ、確認はしておりません。それは県立医大の方でもう一回チェックしてもらいます。(by 鈴木元氏)

2018-08-16 22:57:42

<論文 上記の※について>

Masato Ida, PhD @miakiza20100906

論文(有料): 被ばく由来と自然発生の甲状腺乳頭がんの組織病理学的比較 liebertpub.com/doi/abs/10.108…  2018年、Bogdanova(ウクライナ)ら。被ばく由来の乳頭がんの方が組織病理学上の悪性度が高い、という評価結果。また、被ばく由来・自然発生ともに、発症年齢が低い方が悪性度が高い、という結果。

2018-07-12 07:32:06
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

この論文は、原発事故の前と後に生まれたウクライナ人患者の比較。発症年齢が低い方が悪性度が高い、というのは従来から知られている通り。被ばく由来の方が悪性度が高い、というのはベラルーシの結果( twitter.com/miakiza2010090… twitter.com/miakiza2010090… )と同じ。

2018-07-12 07:39:15
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

論文(有料): ベラルーシ第1-3回スクリーニング(1997-2008年)で発見された甲状腺がんの病理所見 onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cn…  2014年、Zablotska(カリフォルニア大)ら。I-131 による甲状腺被ばく量と組織学的特徴・悪性度の関連について。

2014-11-01 23:02:43
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

チェルノブイリ後の甲状腺乳頭がんについての調査。甲状腺被ばく量が高いほど 充実型 や びまん性硬化型 になりやすく、また、リンパ浸潤などを伴う悪性度の高いものになりやすい、という結論。 @miakiza20100906

2014-11-17 18:23:57
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

Bogdanova らのウクライナの論文は現在は有料だけれど、著者らがそのうち無料公開してくれるかもしれない → researchgate.net/profile/Tetian… ベラルーシの論文は現在は無料 → 2015年、Zablotska ら onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.100…

2018-07-12 07:43:04
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

メモ: ベラルーシのものも、ウクライナのものも、被ばく由来と自然発生の比較の仕方に若干の疑問を覚える   くわえて、Bogdanova が長崎大を兼務するようになったからか、今回の論文には 山下俊一 氏も入っている。

2018-07-12 08:28:18
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

論文(無料): 日本とウクライナの自然発生の甲状腺乳頭がんの比較  ・小児 2017年、Bogdanova ら jstage.jst.go.jp/article/endocr… ・成人 2014年、Ito ら jstage.jst.go.jp/article/endocr… 自然発生の症例のみの比較でも、日本とウクライナでは癌組織の特徴などが異なる、という結論。長崎大などによる報告。

2018-07-15 12:31:41
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

これはつまり、チェルノブイリの経験を単純に日本に当てはめようとすると、大きな誤解を生み得る、ということ。おそらく、遺伝子変異や進行速度、転移の具合などについても、日本とウクライナでは大小の違いが有るだろう。

2018-07-15 12:36:16