【GGI／GGGI】２：フェミニスト勝部元気さんの意見(随時更新)

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【目次】
用語確認／ジェンダーギャップ指数の基本／勝部元気さんとは／発言を随時更新

紫：勝部さんの意見
緑：紫に対する反論
黒：事例・読みにくいときの対処
赤：個人的に重要と思うところ

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用語確認

●ジェンダー(gender)
https://www.weblio.jp/content/ジェンダー
社会的・文化的に形成された性別。「女とは・男とはこういうものだ」という通念を基盤にした男女の区別で、生物学的な性別であるセックスとは区別して用いられる。
「女は家事・育児、やさしい、こまやか」「男性は仕事、強い、責任感がある」などの見方は、「自然な特性」に基づいていると思われがち。こうした通念や性別役割分担にとらわれた見方をジェンダーバイアスと言う。

●ミソジニー 【misogyny】
女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視の事。女嫌い、女性嫌悪、女性蔑視などともいう。
それらを嫌悪する人物をミソジニスト（misogynist）と呼ぶ。
https://www.weblio.jp/content/ミソジニー

●ミサンドリー（英: misandry）
男性への嫌悪あるいは憎悪。男嫌い・男性嫌悪・男性憎悪などともいう。
それらを嫌悪する人物をミソジニストと呼ぶ。
https://www.weblio.jp/content/ミサンドリー

●ポジティブ・アクション(アファーマティブ・アクション)
http://www.gender.go.jp/policy/positive_act/index.html
一般的には、社会的・構造的な差別によって不利益を被っている者に対して、一定の範囲で特別の機会を提供することなどにより、実質的な機会均等を実現することを目的として講じる暫定的な措置のこと

●フェミニズム 【feminism】
https://www.weblio.jp/content/フェミニズム
男女同権と性差別のない社会をめざし、女性の社会的・政治的・経済的地位の向上と性差別の払拭を主張する論。
一九世紀から二〇世紀初頭の欧米諸国を中心とする女性参政権運動の盛り上がりを第一波、1960年代以後のウーマン-リブに代表される動きを第二波と区別することが多い。

※フェミニズムは「一人一派」と言われ、派閥も主張も様々です。レッテル貼りをしてひとくくりに批判するのはお勧めしません。

●マスキュリズム（英: masculism）
https://ja.wikipedia.org/wiki/マスキュリズム
直訳すると「男性主義」であり、かつての欧米では男尊女卑という意味で使われていた言葉だが、この思想の主唱者であるワレン・ファレルがフェミニズムの対置概念として提唱してからは現在の意味で使われるようになった。
マスキュリズムの推進者や同調者をマスキュリストと呼ぶ。

●ワレン・ファレル
https://ja.wikipedia.org/wiki/ワレン・ファレル
アメリカ合衆国の社会学者、著述家。専門はジェンダー論、男性学。マスキュリズムの主唱者。
フェミニズム用語である「ガラスの天井」（Glass ceiling）に対して、「ガラスの地下室」（Glass Cellar）という用語を提唱し、男性差別の実態を説明している。

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ジェンダーギャップ指数(GGI／GGGI)の基本

※山口 智美　https://researchmap.jp/yamtom/
モンタナ州立大学の社会学・人類学部の准教授。

この政治指標を除いて非加重平均して新たに指標を作ってやると、日本の順位は44に上昇します。（なぜか一位がモンゴルになってびっくりするのですが...。）カナダやアメリカも大幅に順位が上昇します。
政治指標を軽視するわけにはいかないでしょうが、各サブ指標のばらつきに応じて加重平均した方がいいという考え方もあるかもしれません。

以上のように、ジェンダー関連指標は独自の特性が無視できませんので、それに応じて活用する必要があることが分かります。

※上記のブログ主：筒井 淳也
http://research-db.ritsumei.ac.jp/Profiles/30/0002979/profile.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/筒井淳也
社会学者。専門は計量社会学、家族社会学。トロント大学社会学部客員教授等を経て、立命館大学産業社会学部教授。不動産協会賞、社会調査協会賞受賞。

GII（ジェンダー不平等指数） by公益財団法人 日本女性学習財団

http://www.jawe2011.jp/cgi/keyword/keyword.cgi?num=n000191&mode=detail&catlist=1&onlist=1&shlist=1

GIIは女性の健康や教育水準を評価項目に加えている。
これは人間開発の目的が「選択肢の拡大と自由の達成」であるという基本理念に立ち、女性から人間開発の可能性を奪うものとして、教育格差や妊産婦の死亡率、若年女性の出産率など、貧困問題に関係の深い基礎的な部分を重視したためである。
開発の進んだ先進国が優位となる傾向があり、日本の国際ランキングは138ヵ国中12位だった。

多様な分野でのジェンダー不平等のすべてを単一の指数で表すことはできないという理解が前提となるが、GIIとGGGIのランクの差が、国の開発レベルに比べ男女平等の進まない日本の現状を浮き彫りにしている。（2011.2）