天原誠氏の『まどか☆マギカ』最終話までの感想Tweet
- crowserpent
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まどかの奇跡は、それ「以後」を解放する救済のエポックメイキングとしてではなく、「メシア的な時間のかけらがまじらえられている<いま―Jetztzeit>としての現在の概念」を刻印付けるものとしてとらえるべき。
2011-04-22 19:25:31「魔法少女たちの悲惨が、いかにキモヲタたちの心に慰みを与え…ようとも、それは…克服されるべきものなのであって、そのときが訪れるやいなや、すべての魔法少女は救済されるとともに、まるでティプトリーの小説のごとく、かれらは取り残されるのである。」どうやらこっちの予言も成就したようだ。
2011-04-22 19:33:36まあ、まどマギはプレモダンなキモヲタを救うのかといえば救わないと思うので、そこでキモヲタがあの結末の賛美に本能的な危機感を抱くのは正しいんじゃねえかな。
2011-04-22 22:11:58まああれだ、ナウシカはあくまで自己犠牲ではなく自己実現のためにあのような行動に出たのであって、そのような行為と「特攻」を一緒にするなんていうのは、勝手に自己犠牲を見出したいキモオタの考えることだってか?(と、また、 書いてないことを勝手に読み取るマン参上)
2011-04-22 22:28:17という訳で酒買ってきたので今夜はとことん愚痴る。真面目にまとめた記事は今後僕が魔女化したら書くということで、今回はとことん支離滅裂かつ情緒不安定にまどマギに対する怒り・憎しみをぶつけて、とことんソウルジェムをにごらせることにするよ。俺のソウルジェムを濁らせる権利は誰にも譲らねぇ!
2011-04-22 23:21:09TLのみなさーん、「一流の漫画読み様」こと天原誠が、「作品をダシにして自分に注目を集め」、「他人の見解をパッチワークして立ち位置ゲームするだけ」の「ひどい厨二病」批評をしますよー。見世物を見て笑いたい人間は集まれー!見たくない人間も見て嫌な思いして手首でも〇〇しやがれー!!!
2011-04-22 23:26:46まあ後になるにつれぐだぐだになっていくことは分かりきっているので、最初は真面目っぽい話題を始めようか。僕がマギカ最終回でまず気に入らなかったこと!それは安易にリアルの歴史を引用して、それをまどかが救うなんていう風なシナリオの流れですよ。
2011-04-22 23:30:39そりゃまあ、こういうお話にすれば誰からも支持を受けられる政治的に正しい話になるんでしょうねぇ。繰り返しになるけど、ウヨクからすれば特攻隊的自己犠牲だし、サヨクからすればそれこそ「過去に対する責任」を認め、その贖罪をする、ああなんて心地の良いお話なんでしょう。そう、実に正しく倫理的
2011-04-22 23:33:48それを批判するということは、すなわち特攻隊的自己犠牲を否定することにもなるし、過去に対して責任を感じそれを償おうとする姿勢をも否定してしまうということになる。まぁ前者なんて別に僕は屁でも思わないんですが、問題は後者だ。これを言うと、きっともうサヨクではいられないんだろうけど
2011-04-22 23:36:06それを避け、ずっと僕は自分自身を騙してきた。けど、それをダシにしてまどかのアレを賞賛しているサヨク共を見ていたら、もー我慢できねぇ、はっきり言う。死んだ人間なんてもう存在しない人間なんだから、そんなやつのために生きている俺達が何かしてやる必要なんてねぇよ!
2011-04-22 23:39:02そんなの、無視しちまえばいい!まぁ、死者の思いを受け継ぐ生者のためってことで、別に戦後責任をすべて否定するつもりはない。けど、死んじゃってもう存在しない人間にだよ、いくら頭のいい人が「応答責任」とか言ても、そいつらのことを思って生者が犠牲を被らなきゃ理由なんて、やっぱりおかしい
2011-04-22 23:42:42こういう例えをすると、また怒りと侮蔑と嘲笑を買うんだろうけど、マギカにおける「過去への責任のとり方」って、よーするに餓死者も出るようなA国が、豊かな国B国に対し、過去にB国に対し侵略を行い、虐殺も行ったからって、国民への福祉を犠牲にしてB国に賠償を行うようなもんなんですよ。
2011-04-22 23:45:57まぁそれは確かに「正義」なんでしょうねぇ。過去と対話しなければならないとする立場からは。でもね、例えそれが本当に正義だとしても、僕はそれを認める気はないよ。まずてめぇが生きろ!例えどんなに不正義で、無責任で、ずるいと言われようが。
2011-04-22 23:53:04更に言っていくなら、やっぱり例えどんなにマギカ肯定派がそれを否定したとしても、あれは「尊い自己犠牲」を描き、それを賞賛する、最悪の物語なんだよ。別にまどかは死んだわけじゃなく、ただよりメタ的な存在になった?はぁ、まぁその論理で言うならこの世の中に死者なんていないんでしょうねぇ。
2011-04-22 23:56:28だってみんな死んだら「千の風」になってあなたのそばにいるんでしょ?だからお前もいますぐ死んで千の風になれよ、別にそれは死んだことじゃないんでしょ?出来るか?それをやって、周りの人間が納得してくれると思うか?
2011-04-22 23:58:59「記憶に残っている限りあなたのそばにいる」、そうやって君たちは死をごまかし、そして死を自他に強制する。でも違う、人はいつか忘れるし、忘れなくても好き勝手に改ざんされて、そこにもうオリジナルの「私」はいない。人間が風になっちまったらそれはもう人間ではない。まずその当たり前を見ろ!
2011-04-23 00:01:24「死」は絶対的な無。なーんにもない。だからそれをとことん恐れろ!尊い自己犠牲とかでごまかすな。例え六十億人の命と引換えにしたって、「私」の命は絶対に吊り合わない。世界がなんと言おうとさ。
2011-04-23 00:04:22ここからは、ちょっと過去の自分に対する説教にもなってしまうんだけどさ、自分が生きることによって大勢の人間が死んでいる。そのことがとても苦しくて、耐えられない、いっそ英雄として殉死して、自分を犠牲にして多くの人間を救えればとか、そういうこと思う時期って、誰にでもあるわけよ。
2011-04-23 00:07:19そしてそういうヒロイズムを飯の種にして生きている奴らっていうのは、この世の中に大勢いるわけだ。キュウベェなんてまだ甘いほうだよ。過労死、デスマーチ、パワハラ(ex,旅館でのビンタ)、みんな結局、そういうヒロイズムを利用しているからこそなくならない。
2011-04-23 00:10:59マギカはそういうのを否定するために自分を犠牲にした?それこそがまさに敵の思う壺何だよ!「お前で最後だから。お前が犠牲になればみんな幸せになるから」まさに自己犠牲の常套文句。そして、この世の中で最も醜い嘘。誰かひとりが犠牲になって幸せなんていうものは、必ず将来また同じことを繰り返す
2011-04-23 00:14:19犠牲を止めるためにも、まずなにより、誰も犠牲にしない、特に自分は絶対犠牲にならない、そういう心構えこそがまさしく重要なんだよ。大体、世界と自分なんてどーしたって釣り合いはとれるわけがない。価値基準は場合によって変わる。自分にとって、自分の存在は世界なんかよりずっと大事なもんだし
2011-04-23 00:18:01逆に世界にとってみれば自分なんて、例えどんなに「特異点」だなんだ褒めそやされそうが、結局ちっぽけな存在だよ。大体、メタな場所に行けばさらにそれを上回るメタメタなものが出てくるなんて、80年代以降誰もが知っている理屈じゃないか。超越者なんてものは存在しない。
2011-04-23 00:21:15