宗介HAPPY BIRTHDAY2017

隣人宗遙bot @Sohdearharuka

遙「本当にどこにも寄らなくていいのか？泳いだだけだぞ」 宗「充分楽しかったからいい」 遙「お前がいいならいいが…昼も食べてないし、なんか途中で食べるか？」 宗「夜はお前が作ってくれるんだろ？」 遙「お前がそれでいいなら」

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宗「でもまぁそうだな。小腹だけ満たしとくか。少し寄り道してこうぜ」 遙「ああ。どこ行くんだ？」 宗「途中にでかいパーキングエリアあっただろ。あそこ寄ってみるか」 遙「ああ」

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遙「おい！宗介！」 宗「なんだ？珍しく声張りあげて…げっ」 遙「サバゼリーだ！」 宗「また変なもん見つけやがって…」 遙「チーズとヨーグルトと鯖を混ぜてるのか…確かに美味しそうだ」 宗「いやいやどこが？そこに鯖が入ってんだろ？」 遙「これを一つくれ」

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宗「腹壊しても知らねぇぞ」 遙「そういうならお前も食べろ。ホラ」 宗「……っ」 遙「宗介？顔が赤いぞ」 宗「アーンに騙されるな鯖だぞ鯖ゼリーだぞブツブツブツ」

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遙「ブツブツ何言ってるんだ？変だぞ。ホラ、口あけろ」 宗「～～～。あー……ん」 遙「どうだ？甘酸っぱくて美味しいだろ」 宗「美味い…ってほどじゃねぇが、不味くはねぇな」

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宗「お前もこれ食うか？」 遙「さつま揚げ？」 宗「ああ。ゼリー食って腹冷やしてんだろ。少しは温めろ。半分やるから」 遙「わかった」 宗「ホラ」 遙「…っ」

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宗「どうしたんだ？」 遙「いや…」 宗「あ？もしかして俺の手から食べんのが恥ずかしいのか？！」 遙「……」

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宗「さっきお前も俺に同じことしただろ？」 遙「自分がするのは平気だ」 宗「まぁ俺と同じ気持ち味わえ」 遙「……あ…ん」 宗「相変わらずお前の口は小せぇな」

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宗「どうだ？明太子さつま揚げ、美味いだろ？」 遙「味がしない。………緊張して」 宗「…………」 遙「やっぱり、残りも一人で食べろっ」 (思わず真顔になる宗介)

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表情だけじゃなくて言動までいちいち可愛いな！俺までさつま揚げの味がわかんなくなってきた…(宗介)

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宗「よし。じゃあ帰るか」 遙「ああ、家に着く前にスーパー寄ってくれ」 宗「冷蔵庫ん中なんもなかったか？」 遙「サバと豚肉はある」 宗「そこはお互い切らさないようにしてるからな

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遙「メインはトンカツでいいか？」 宗「ああ。むしろそれだけでいい」 遙「今日はいつもより特別なトンカツにしてやる」 宗「特別？まぁ、お前に限ってサバ以外の変な料理は出てこねぇからなんでもいいが」 遙「サバ料理は変じゃない」 宗「お前の中じゃな」

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宗「ただいまー」 遙「ただいま」 宗「なんだ？もう一緒に住んでるって思ってくれてんのか？」 遙「練習だ。いつまでもお邪魔しますと言ってたら、半年後もそのままだろ」 宗「ふっ、真面目だな」

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宗「腹減った」 遙「もう少し待て。まだ15分しか経ってない。しかもさっきさつま揚げ食べたばかりだろう」 宗「腹減ったもんは減ったんだよ。お前がこの前漬けてた漬物食っていいか？」 遙「あれはまだ漬けたばかりだからダメだ」 宗「お前の漬物うまいよな」 遙「祖母に教えてもらったからな」

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遙「できたぞ」 宗「相変わらずすげぇな。俺とお前の2人で食べるのが勿体ねぇ」 遙「余ったら明日真琴と貴澄に持っていく」 宗「俺のために作ったんだろ？残っても明日食べる」 遙「好きにしろ」

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宗「んっ！これ！」 遙「ミルフィーユトンカツだ。以前作った時に、気に入ってただろ」 宗「わかってたのか」 遙「お前の顔は仏頂面のわりに分かりやすいからな」 宗「お前に言われたくねぇよ」 遙「たくさん作ったからおかわりがいるなら揚げるぞ」 宗「ああ」

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遙「ご飯のおかわりはいるか？」 宗「頼む」 遙「いつもより食べるな」 宗「いつもより腕によりをかけてくれたんだろ？いつも以上にうめぇ」 遙「そのあたりのオカズは昨夜仕込んでおいたからな」 宗「昨夜？」 遙「ああ。お前が寝てから」

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宗「あ！昨日お前が毛むくじゃらの夢見たんだが…」 遙「ああ、貴澄がお前に似てるからってゲームセンターで取ってきた大きい可愛いゴリラのぬいぐるみを身代わりに置いていた」 宗「俺が抱きしめてのはあいつかよ！！」

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宗「おい、洗い物終わったか？」 遙「……」 宗「ハル？」 遙「っ！あ、ああ。なんだ？」 宗「どうしたんだ？ボーッとして」 遙「別に」 宗「お前の誕生日にお前が言ったよな？言いたい事思ってる事なんでも言うって」 遙「そうだったな」

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遙「お前が俺の誕生日に、来年の4月から一緒に住もうって言ってから２ヶ月経って思ったんだが…」 宗「なんだ？やっぱり嫌か？」 遙「嫌じゃないっ。そうじゃなくて…」 宗「？」 遙「今まではたまにだったが、毎日こうやってお互い同じ場所で飯作って一緒に食べてって考えたら…」 宗「ああ」

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遙「……幸せだなって」 宗「あ？！」 遙「こうやってお前と過ごせる日は心がポカポカして落ち着くんだ。それが毎日なのかって思ったら」 宗「待て待て待て！なんだ？今日俺が誕生日だからってリップサービスしてくれてんのか？もしくはサバゼリーがあたったのか？」

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遙「違うっ、ただ、今日はいつも以上に自分の気持ちに素直になろうと…お前誕生日だし」 宗「おまえっ…」 洗い物をしている遙を自分の方に向かせ、ギュッと抱きしめる。 遙「宗介？」 宗「はぁぁぁぁぁ誕生日最高かよ」

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宗「俺もお前と同じ気持ちだ」 遙「お前も幸せか？」 宗「ああ。一生お前を大事にして幸せにする覚悟ができた」 遙「なんだそれ」 宗「……急に恥ずかしくなってきた」 遙「ぷっ、そろそろ風呂のお湯も溜まってるんじゃないか？一緒に入ろう」 宗「いいのか！？」 遙「誕生日だからな」

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遙「なんか良い匂いするな」 宗「ああ。昨日貴澄にもらったレモン入れてる」 遙「レモン？食用じゃないのか？」 宗「さあ？風呂に入れろって言われたぞ。血液の循環を良くするらしい」

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遙「ふぅ…温まる」 宗「……」 遙「…なんだ、くすぐったい」 宗「お前の首から爽やかな匂いがする」 遙「当たり前だろ。レモン風呂だからな」 宗「お前の体から匂ってるみてぇだな」 遙「それを言うならお前からも良い匂いがする」 宗「ハル…」