山姥切国広と本作長義、刀工国広関連の話

つるぎの屋@日本刀買取専門店 ‏ @tsuruginoyaさんが山姥切国広と本作長義とその関連のあるお話をしたまとめ
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「本作長義」の茎の表裏 以前から気になっていたのですが、大磨上ながら茎尻における棒樋の形状が表裏で極く僅か異なっています。 指表(左)は僅かに掻き流し 指裏(右)は掻き通し。 pic.twitter.com/H7HmuFocsQ

2018-07-16 22:37:19
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「本作長義」の茎の表裏 指表(左)は僅かに掻き流し 指裏(右)は掻き通し (赤線)鎬筋の線 (緑線)茎尻 (紫線)指表:棒樋の掻き流し部分の推測末端 ※指裏:棒樋は掻き通しの為に末端は推測不能 (青)棒樋部分 (黄)棒樋の掻き流し部分の余白 pic.twitter.com/fIObDnrqM3

2018-07-16 23:08:11
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画像だと刀身の表裏というのは光源によって異なってもみえることもあります。 画像よりも押形の方が鎬筋の線や棒樋の具合がよく分かるのですが。 展示で拝見できる機会があったらよく確認してみたいと思います。

2018-07-16 23:15:37
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古刀でも平安・鎌倉時代や南北朝時代を遡る刀剣というのは棒樋などの樋の末端部分が表裏で揃わないものもみられます。 これは長い太刀のみでなく、平造の短刀・脇指でも同様となります。 また、古刀を磨上げ・大磨上にしたものにも樋の末端が表裏で異なるものもみられます。

2018-07-16 23:24:55
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「本作長義」の大磨上となる以前の、生ぶの大太刀であった頃の姿の全長を推測してみたいと思いますが。 棒樋の末端部分の具合からのみの情報で推測するのは非常に難しくもあります。 反りの具合についても刀身の下部にある踏張りが完全に抜けてしまっています。

2018-07-16 23:39:45
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大太刀というのは非常に長寸なので、時代に拘わらず例外を除けば反りは中心となる中反りとなります。

2018-07-16 23:39:45
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