【書き起こし】『新潮45』で話題の自民党・杉田水脈議員。イベントに登壇して何を語ったのか？荻上チキが取材・レポート▼2018年9月19日（水）放送分（TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」）#ss954

橋本 至 @kid75

【書き起こし】『新潮45』で話題の自民党・杉田水脈議員。イベントに登壇して何を語ったのか？荻上チキが取材・レポート▼2018年9月19日（水）放送分（TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」）#ss954　tbsradio.jp/294804 ※一部ケバ取り･整文あり これより連投。

橋本 至 @kid75

荻上チキさん：きょう夕方ごろから、とあるイベントが都内某所でありまして、そのイベントのタイトルが『外務省目覚めよ！南京事件はなかった　その2』。ちょっと聞き覚えのあるイベントタイトルじゃないですか？ 南部広美さん：ええ。以前稲田朋美さんが登壇なさって。

橋本 至 @kid75

荻：そうですね。『外務省目覚めよ！南京事件はなかった　その1』が1年ほど前に行われた際には、稲田朋美さんが登壇をしていたわけですね。稲田さんが「自分も防衛大臣としていろいろなことがあったけれども、これから私の本懐である歴史問題について取り組んでいきます」みたいなことを

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発言していましたね。それから時が経ち、きょうその2が開かれたんですけれども、このイベントのトップバッターが杉田水脈議員なんですね。 南：そうでしたか。

橋本 至 @kid75

荻：もともと予定されていたんですが、その後に新潮45の問題があり、そして昨日新潮45の更なる恥の上塗りバージョンが発売されてしまったと、ある意味2.0なんですけれども。そういう状況があった中でさすがに杉田議員はきょうは出てこないのかなとと思ったのですが、登壇してましたね。

橋本 至 @kid75

で、このイベントは南京戦の真実を追求する会が行っているもので、今回は第何弾かにあたるのですが、議員の方々をたくさん招いての大きなイベントとしては第2弾になるわけですね。そこでは杉田水脈議員とか中山成彬議員とか原田義昭議員などが登壇して、

橋本 至 @kid75

「南京事件はなかったんだ。決着はとっくについているにもかかわらず、まだ世界中が騒いでいる」という認識の下で、特に「南京事件なかったよね」というファン層や読者層に向けて「これだけ私たちは頑張ります」と主張する場だったのです。

橋本 至 @kid75

私はこの会場に見に行ってみたのですが、チラシや資料などが配られているのですが、入口の所で補足資料のようなものが付いていまして、それがね、これなんですよ。 南：補足資料……。あれ？これ新潮45のコピーですね。『LGBT支援の度が過ぎる』という。

橋本 至 @kid75

荻：そうなんです。杉田水脈議員が出るということで、南京について語るということだから「触れないかなー」と思いつつこのあたりについてはスルーするのかな、と思いきや、入り口で受付の方が配っているんですね。『LGBT支援の度が過ぎる』というこのペーパーを。

橋本 至 @kid75

南：はい。寄稿文ですよね。杉田さんの。 荻：寄稿文ですね。「このチラシは新潮45の読者が自身の同誌8月号より抜粋･コピーして作成したものです」と書かれていて、ん？どういう立場なんだ？と。読者がコピーして作成したものをこうやって配るっていうのは……。

橋本 至 @kid75

じゃあ誰がこれを配った責任を負うのかというのがいまいちよく分からない、曖昧なポジションということですが。個人的に気になったのは、僕はいろんな立場の議員のイベントがあると行って、発言に注目して、特に立場の違う方の発言とか、

橋本 至 @kid75

どんな発言をするのか予測がつかないような方への所へも行ってみたりするのですが、きょう杉田議員が新潮45の件について触れるかなーと思ってたんですけども、直接的には触れなかったですね。 南：そうでしたか。

橋本 至 @kid75

荻：うん。何かあの件で今問題があって、この件には実はこういった思いで……と説明するようなことはなく。 南：なかった。 荻：はい。だから今のところ説明がない状態がずっと続いていて、それに対して安倍総理は総裁選の中で問われたけれども、「説明をすべきだ」といったことは言わずに

橋本 至 @kid75

「私も妻も生産性と言われると悲しいんだ」みたいなことを言いつつ、でも「若いんだから頑張ってほしい」という擁護をするというスタンスだったのです。このイベントなんですが、番組の方で音声を入手しましたので、杉田議員がどういった発言をしていたのか。実は直接は触れなかったけれども、

橋本 至 @kid75

遠回しにこの件について触れるような発言があったのですね。今回の新潮45そうだー！について触れた部分など、少しお聞きください。

橋本 至 @kid75

（イベント音声） 杉田水脈：先日ですね、広島の方に講演にまいりまして、広島といえば、まだあの西日本豪雨の爪痕がたくさん残っているということで、会場の皆さまに「皆さん、大丈夫ですか？」というふうに最初に問いかけますと「いやいやあなたが大丈夫ですか」というような（杉田･会場とも笑）

橋本 至 @kid75

お返事を頂いたんですけれども。大変ご心配をおかけしておりますけれども、見ての通り、私大丈夫でございますので。（拍手）どうもありがとうございます。（音声略）とはいえ、私は今もしっかりと真実を皆さんに発信させていただくということの姿勢には、今までと変わりはありません。

橋本 至 @kid75

今回も8月16・17とジュネーブの国連の方に行ってまいりました。こういった歴史戦の最前線のお話とか、また今はちょっとSNSでの発信ができないので書けないんですけれども、あ、今月発売の『Hanada』にはそのことは詳しく書かせていただいております。（拍手）ありがとうございます。

橋本 至 @kid75

あの、こういった形でまたいろいろ皆さんの前でお話をさせていただける場におきましては、しっかりと情報発信をしてまいりたいと思いますので。やっぱりこれは日本人が自分たちで解決するんだという思いにならないとできません。

橋本 至 @kid75

それから反日の人たちの方が、本当に先ほども言いました9条の会とかを見ていただいてもそうなんですけども、本当にあの手ごわいです。もうね、しっかりと皆さんが真実を踏まえた上で、一緒に戦っていただきたいというふうに思っております。

橋本 至 @kid75

というところでそろそろ私の時間が終わりとなってまいりました。ご清聴どうもありがとうございました。（拍手） （イベント音声ここまで）

橋本 至 @kid75

荻：はい。といったような雰囲気のイベントだったわけですね。これを見て杉田議員が、例えば反省をしているであるとかこの問題に真摯に向き合っているというふうに思えるかどうか。まあ映像ではなくて音声なんですけれども、聞いた印象、南部さんいかがですか？

橋本 至 @kid75

南：いや、そんなふうにはちょっと受け止めづらいですね。 荻：そうですね。あくまで内輪の問題として「『叩かれてるけれども、杉田さん大丈夫？』ってよく言われるんですけれども、心配いりません。私は大丈夫です」。会場で起きる拍手、というような格好であるとか、

橋本 至 @kid75

最後の方でも「SNSの発信は今はできないんですが」というところで会場にクスリと笑いが起きて、要は「今は叩かれているから、ネットで発信できないのかな？」ということを、そこに来ている人たちと一瞬共有して、「まあ面倒くさいよね」という雰囲気も共有して、「あ、『Hanada』には書いてます」と。

橋本 至 @kid75

そういう雑誌があるんですね。特定のメンバーの人たちが順繰りで発言していく雑誌があるんですけど、そうしたところでは書いてますということで、基本的には「南京事件なかったよね」っていう方々が来ているイベントなので、価値観を共有している。